スノーボードのハウツー

スノーボードトリック07 : BS360(バックサイドスリーシックスティー)

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16,670 views 2019-2-6 UPDATE

前回の記事では、BS180を解説したが、今回は応用編のBS360(バックサイドスリーシックスティー)を解説していこうと思う。

このトリックは、BS180と同じサイズのキッカーや地形でメイクすることが出来るトリックで、着地地点をしっかりと確認できるトリックでもあるのでフリースタイル初級者に特におすすめできるトリックだ。

着地地点をしっかりと確認でき、スイッチ着地ではない。という利点もあり、転倒のリスクが少ないトリックでもあるので、是非ともチャレンジしてマスターしてみてほしい。

このHOW TO企画はWOOT Snowboard Park Schoolにご協力頂いております。

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ポイント1:ゲレンデの斜面やウェーブ、コブなどを使って練習する

BS180と同様に、まずはフラットな斜面で練習して頂きたい。
基本的な動きはBS180と同じなのだが、より長い滞空時間が必要になる。
そのため、強くオーリーをするか、コースが交わった箇所のような飛びやすい地形を選ぶ必要が
ある。
先行動作はBS180と同じで真っ直ぐ進み目線を回したい方向に向ける。
BS180と違うのは、空中で足元を見たのに対して、BS360では肩越しに着地地点を確認するという事だ。
飛び出してから、目線と上半身を常に行きたい方向にヒネり続ければ簡単に回すことができるので、
何度も練習してコツをつかんで頂きたい。

ポイント2:飛び出したいリップの対角線上からスタート

真っ直ぐ滑る → ヒールエッジ → トゥエッジ の順でコントロールして
キッカーに侵入する。
リップをぬける前では、胸を進行方向に向けるような姿勢でタメを作るように意識しよう。

ポイント3:ピーク(板が90度まわった状態)で着地地点をみる

ピークを過ぎたタイミングで着地地点を確認するのだが、その時に軸をブラさないよう
自分の肩越しに着地地点を見るようにしてみてほしい。

ポイント4:グラブするのはピークから後半

ピーク地点でグラブするように意識して頂きたい。
リップを抜けた直後にグラブしようとすると軸がずれたり、まくられたりする可能性があるので
注意して頂きたい。

西村大輔プロ・加賀大貴プロのQ&A

Q , どうしても回りきりません。

加賀大貴プロ Answer

S_8142377849753まず上半身と下半身の動きがバラバラになっている可能性があります。
回しにいこうとしすぎる方に多い傾向になります。
回しに行くタイミングを十分に待ち、飛びに行くタイミングに合わせていきましょう。
動画内で回す時の強さや、先行動作、タイミングなどをしっかり参考にしてみましょう。

Q , ヒールが引っかかるのが怖いです。

加賀大貴プロ Answer

S_8142377849753こちらも焦って早く回してしまう場合が多いので、 なるべくボードをまっすぐにして飛び出しましょう。
また、リップを登って行く時に前足に乗りすぎたり、頭が下がっていると引っかかりやすくなりますので、姿勢に気をつけ、両足均等から後ろ足気味に登っていきましょう。

西村大輔プロ Answer

S_8195081365190こちらも焦って早く回してしまう場合が多いです。
バックサイドスピンを行う時は、進行方向に対して腰を閉じていきますよね?
人間の骨格上、腰を閉じるという動きは、後ろ足がカカトに乗りやすくなります。
スノーボードは、楽な動作=×、窮屈な動作=◯、とはよく言ったもので、腰を閉じる=後ろ足がカカト、は楽な動きですが、テイクオフの動作の(腰を閉じる)時に、後ろ足のカカトが地面に付かないように意識してみてください。
という事で、早く回しに行ってしまうということは、キッカーを登りながら後ろ足のカカトが下がってきてしまい、そこからリップで更に回そうと思うと後ろ足のカカトが引っかかって飛んでしまうということですね。

 

WOOT Snowboard Park School監修 HOW TO DVD

Writer
乾 海老雄
乾 海老雄 チーフライター

元スノーボードインストラクターのIT系Webライター

長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。

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