スノーボード

2017-2018 製品レビュー:板 KONAYUKI 『ZERO G 0 Gravity 52』『融合 -yougo60-』

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444 views 2018-4-13 UPDATE

プロライダーとして世界を転戦し、現在は川場スキー場でスキー・スノーボードスクールを運営する牛山基樹氏プロデュースのスノーボードブランドがKONAYUKI Snowboardsだ。
厳選された素材を使い、確かな技術を持った国内の工場にて限られた本数のみ製造するため、あまり市場に出回らないレアなスノーボードとして一部のコアなファンに支持されている。
大量生産・大量販売することで利益を生み出すような方針ではなく、『納得してライディングをしてくれる人にだけ販売できれば良い』という利益より満足感と機能性を重視した贅沢なプロダクトを世に出し続けている。
製品はどれも贅沢な仕様で、大手メーカーでは見ることができない拘りの逸品ばかり。メーカー側も『ここまで贅沢で高性能なアイテムを作るのは、半分道楽ですねw』というほどだ。

大量生産するメーカーのスノーボードとは値段が倍近く違ってしまうが、その価格に見合った性能と乗り心地を感じていただけることだろう。

ZERO G 0 Gravity 52試乗レポート

ZERO-G-52

『フリーライドを楽しみたいなら、この板一本あれば良い』と納得できるモデルが、このZERO G 0 Gravityシリーズだ。
サイズは145cmと152cmの2種類を展開している。(今回試乗したモデルは152cm)

通常、私は150~152cmの板に乗るので、通常時と同じサイズを試乗したことになるのだが、普段使うディレクショナルモデルやツインチップモデルの板とは全く違う乗り味に驚いた。

まず、取り回しの良さ。
テールが短く、幅が広い設計になっているため、安定感がありつつもクイックなターンが可能となっている。
また、適度なフレックスを残しているので、高速ターンや大き目のターン中でもしっかりと雪面に食らいついてくれる。

取り回しの良さもさることながら、他の形状もフリーランを快適に滑るための工夫が随所にみられる。
大きく、若干のコンベックス(船底のような形状)が入っているノーズは斜面や雪質を問わず安定感のあるライディングを手助けしてくれ、浅めのサイドカーブは踏み込む力加減でターン弧を自由に調整させることが可能だ。

フリーランを気持ちよく滑るために専用設計されたモデルなので、ピステン・オフピステンも、整地・不整地もどこでも気持ちよいライディングをたのしむことが出来る。中でも、不整地やツリーランなどクイックなターンが求められる場所では性能を発揮できるだろう。

芯材には、ポプラなどの比較的安価で軽い素材ではなく、檜と竹という高価な材質を採用している。
それは、前者の材質に比べ、より高い反発力を作りだせるためで、他のメーカーでこのような高級材料を使用することはなかなか無い。
一般的には、コスト髙につながる高級素材の使用は避け、他の補強材(FRPやカーボンなど)で強度やフレックスを調整する手法が多くみられるが、KONAYUKI Snowboardsでは高級木材をあえて使用し、板の各所で厚みを調整することで、より自然なたわみを作り出すことに成功している。
正直、『ここまではやりすぎ』と思えるほどの拘りを詰め込んだ贅沢ボードなのだが、メーカーとしては『商売も大事だけど、自分たちが乗りたい板を作りたい』という姿勢と拘りを持っているようだ。

スノーボードを知りつくし、どっぷりとフリーランに染まった生粋のスノーボーダーが作る拘りの板。
プライドとノウハウが詰まった板は一度乗ればその滑らしさをお分りいただけるはずだ。

 

ZERO G 0 Gravity 52はこんな方にオススメ

フリーランを中心にゲレンデを縦横無尽に滑りつくす方にお勧めしたい。
152cmは成人男性がバックカントリーでも使用できるサイズ(女性は145cm)となっている。

意外にも、リバースターンやグランドトリックなどでも遊べるし、テールが短いのでテールブロックなどで遊んでも面白い。
1本でなんでもできるマルチな板をお探しの方には満足頂けるだろう。

 

融合 yougo60試乗レポート

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KONAYUKI Snowboardsの中で中核という位置付けのモデル。
全てのラインナップを見てみると、通常のメーカーのサイズより5cm~10cm位長く設計されており、この融合も例外ではない。

今回は160cmを試乗したのだが、普段152cmを乗る私でも簡単に操作することができた。
流石に、通常乗る板よりも10cm近く長い板だとモッサリした感覚になるかと思われたが、第一印象は『えっ?これ本当に160cm?』だった。
重量は確かに重いのだが、取り回しが非常に楽で、コブ斜面や不整地でも安定して滑ってくれた。
無論、高速カービングで大きめにターンをしている時の爽快感と安定感は抜群で、粘りと強い反発力を感じることができる。

融合も先に紹介したZERO G 0 Gravity同様、フリーランを前提にオールラウンドに設計されたモデルとなっており、どのようなシチュエーションでも満足したフリーランを楽しむことができるだろう。

 

融合 yougo60はこんな方にオススメ

取り回しが良く、素直な感覚で操作できるため、アグレッシブに攻める方からゆっくりとリラックスして滑りたい方まで幅広い層におススメできる。
フリーランが好きなコアなファンから強い支持をうけるブランド品質を体感できる一本をお試しあれ。

 

兎に角、高品質で高性能なKONAYUKI Snowboardsなのだが、1点だけ弱点がある。
それは、情報の少なさだ。
そもそもユーザーが少なく、試乗レビューや口コミなどがほぼ無い。
川場スキー場のインストラクターが実際に使用しているので、直接感想を聞いてみるのが良いかもしれない。
JSBA公認 牛山基樹プロ スノーボードスクール 川場校公式Webサイト

 

毎年少数のみ生産しているので、シーズン初めには売り切れてしまう事もある。
気になる方は早めの購入がおススメだ。
SHOP KONAYUKI 公式webサイト

参考記事

自分に合ったスノーボード板を探す3つの要点と有名ボードブランド

#スノーボードで使う道具
 

Writer

元スノーボードインストラクターのIT系Webライター

長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。

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