「スノーボード板の長さってどうやって決めるの?」
「自分に合ったスノボー板の選び方が知りたい」
そんなお悩みのある方向けに、本記事では以下の内容を解説します。
- スノーボードの板の長さの選び方
- スタイルごとのスノーボードの板とおすすめの長さ
- スノーボードの板をお得に購入できるタイミング
本記事を読むことで、自分にぴったりのスノーボード板を見つけられるうえ、どのシーズンに購入するのが1番お得かも分かります。
Contents
スノーボードの板の長さの選び方
スノーボードの板の長さの選び方は、以下の3つです。
- 身長と体重、足のサイズに基づいて長さを決める
- 板を地面に垂直に立てる
- 身長から約15cmを引いた長さの板を選ぶ
身長と体重、足のサイズに基づいて長さを決める
スノーボードの板は、身長や体重、足のサイズを考慮して設計されているため、これらの要素にもとづいて適切なサイズを選ぶことが重要です。
もし適切な長さのスノーボード板を選べれば、初心者は滑走の安定性と上達効率が高くなります。
スノーボード板の長さを身長や体重、足のサイズに基づいて選ぶ際の目安を以下にまとめます。
上記の軽めや標準、重めは、身長範囲内での一般的な体重区分を、また小さめや標準、大きめは足のサイズに関する一般的な区分を指しています。
ただし最終的には、これらの目安も滑走スタイルや快適性によって調整が必要になります。
また体重によってボードの硬さも考慮する必要があり、軽い体重の人は柔らかめのボードを、重い体重の人は硬めのボードがおすすめです。
板を地面に垂直に立てる
板を地面に垂直に立ててみて、その先端が自分の顎から鼻の間に来る長さの板を選ぶのも1つの方法です。
これは最適な板の長さを選ぶためのガイドラインとなりますが、あくまでも目安であり、人によって合う合わないがあります。
その理由として、人間の骨格や体の動かし方には微妙な違いがあるため、この目安に従っても違和感を感じる場合があるからです。
そのような場合は、別の板を試すか、スタンスやバインディングの角度を調整して、違和感を減らすことを検討しましょう。
また、スノーボードの購入が店舗での場合、売り場には身長に対する板の長さの目安が示されていることも多いので、参考にして選ぶとよいでしょう。
身長から約15cmを引いた長さの板を選ぶ
初心者がスノーボードの板の長さを選ぶ際、身長から約15cmを引いた長さの板を選ぶ方法もあります。
ただし一概に最適とは限らないため、まずは身長から15cmを引いた長さの板を基準とし、滑り心地を確認することが重要です。
確認の際の注意点としては、短すぎると高速滑走時の安定性が低下するため、どのような滑り方をしたいかによります。
とはいえ、一般的には板の長さを少し短めにしておくことで、初心者はターンや板の操作が容易になるため、スキルアップにつながります。
もしある程度スキルが身についたら、もう少し長い板で安定感を高めることが可能です。
スノーボードの板の太さ(ウエスト幅)の選び方
スノーボードの板の選び方において、長さと同様に重要なのが板の太さ(ウエスト幅)です。
太い板と細い板の特徴を下記にまとめました。
また足の大きさによっても、最適な太さは変わります。
ブーツのサイズから1cm程度狭くするのが一般的な目安となりますが、体格や好みに応じて調整するのが理想です。
ボードの太さによって滑り方やコントロール性が変わるため、自分の足のサイズや滑りたいスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
スノーボード板の硬さの選び方
スノーボード板の硬さ(フレックス)は、しなりやすさ(フレックス)とねじれやすさ(トーション)に関係しており、滑り方や操作性に大きく影響します。
スノーボード板の硬さを選ぶうえでの参考として、柔らかい板と固い板の特徴を下記にまとめました。
スノーボード板の硬さは、スノーボーダーの技術レベルや体重、滑るスタイルに応じて選ぶ必要があります。
初心者は柔らかめの板を選び、経験を積んだ後に硬めの板にチャレンジするのが一般的です。
スノーボード板の長さによるメリットとデメリット
長い板のメリットとデメリット
長いスノーボードの板のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
デメリット
結論として、長いスノーボードは高速で滑走する際に有利ですが、細かいトリックを出しにくく、小回りが効きにくいという特性があります。
短い板のメリットとデメリット
短いスノーボードの板のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
デメリット
結論として、短いスノーボードは軽快な操作やトリックに向いていますが、高速での滑走やパウダーでの浮力、カービングターンではデメリットがあります。
これらの特徴を踏まえて、スキルレベルや滑走スタイルに合わせてボードの長さを選びましょう。
スタイルごとのスノーボードの板とおすすめの長さ
フリースタイル
まずフリースタイルとは、スノーボードのなかでも特に自由度が高く、ジャンプやトリック、グラインド(滑る)、スピンなどの技を組み合わせるスタイルです。
フリースタイル用のボードは、スノーボードの基本形ともいえ、多様なスタイルに対応する汎用性が特徴なため、初心者におすすめです。
一般的には、身長に対して適正サイズとされる長さの板を選択し、スノーボードに慣れることが推奨されます。
下記で、フリースタイルボード用のスノーボードの板の選び方をまとめました。
フリースタイル用の板
スノーボードに慣れてきたら、他のスタイルに合った板への買い替えも検討することで、さらに上達へと繋がります。
したがって、フリースタイルボードはスノーボードの楽しみ方を広げるための、スタート地点となるでしょう。
アルペンボード
そもそもアルペンとは、スピードとカービング(曲がる技術)に重点を置いたスタイルです。
下記で、アルペンボード用のスノーボードの板の選び方をまとめました。
アルペン用の板
アルペンスノーボードを始めたばかりの頃は、より短いボードを選ぶのがおすすめです。
短いボードは乗りやすく、より細かい動きを容易に実現できます。
一方で滑りに慣れてきたら、より長いボードへの挑戦も考慮するとよいでしょう。
長いボードは安定感が増すため、アルペン特有の高速滑走をより楽しめます。
慣れていない場合は短いボードで基礎を固め、スキルアップに応じて長いボードへとステップアップしていくとよいでしょう。
ジブ・グランドトリック
ジブとは、スノーボードで障害物(レール、ボックス、他の構造物)を滑るスタイルで、グラトリ(グラウンドトリック)とはスピンやフリップをおこなうスタイルのことです。
下記で、ジブとグラトリ専用のスノーボードの板の選び方をまとめました。
ジブ用の板
グラトリ用の板
ジブとグラトリでは、板の短さや柔らかさが重要な要素となります。
しかし、安定感や反発力も考慮する必要があります。
これらの要素を考慮し、自分のスタイルに合った板を選ぶことが重要です。
また、初心者には扱いやすさを重視し、経験を積んでからよりテクニカルな板に挑戦するのがよいでしょう。
バックカントリー(パウダーボード)
バックカントリー(パウダーボード)は、深雪(パウダースノー)でのスノーボードを楽しむためのスタイルです。
下記に、バックカントリー用のスノーボードの板の選び方をまとめました。
バックカントリー用の板
バックカントリーの選択は、滑る場所の特性に合わせておこなうことが重要です。
広いパウダーバーンでは長めの板を、ツリーランでは短めの板を選択することで、それぞれの環境に適した滑りが可能になります。
また、オールラウンドボードはパウダーランでも使用可能ですが、より専門的なバックカントリーの方が効率的に滑走できます。
スノーボードの板をお得に購入できるタイミング
スノーボードの板を購入する際、値段の相場は商品によって大きく異なり、一概にはっきりと答えることが難しいです。
例えば、ブーツや板、ビンディングの3点セットで2万円程度のものもあれば、板単体で10万円する高価なものも存在します。
スノーボードはウィンタースポーツであるため、夏は関連商品の需要が下がるため、夏に安く購入できる可能性が高くなります。
そのため、スノーボード初心者は夏の購入がおすすめです。
旧モデルならば、半額近くに値下げされているケースもあり、コスパがよい傾向にあります。
ただし、スノーボード板購入の際は価格だけでなく、自分のスタイルやレベルに適した板を選ぶことが重要です。
コストパフォーマンスのよい購入タイミングを見計らいながら、自分に合った最適な板を見つけましょう。
まとめ
スノーボードの板の長さの選び方を解説しましたが、あくまで目安ですので最終的な選択は滑走スタイルや快適性にもとづいて調整することが重要です。
ただし板の長さを短くすることで、初心者はターンや操作が容易になり、スキルアップにつながるため、経験年数が浅い場合は短めの板を選んでもよいでしょう。
そして経験を積むにつれて、自分に合ったスタイルに応じた長さを選択する方が、楽しくかつ効率的に上達できるため、スノーボードライフを満喫できるといえるでしょう。
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