snowboard
Ride Snowboards(ライドスノーボード)
ORION
オリオン
2018-2019
スノーボードで使う道具
#snowboard tool
スノーボードをする際には様々な道具を使いますが、その道具の中で最も重要な道具と言われているのがブーツです。
自分の足形にあったブーツを選ばずにスノーボードをすると、足が痛くなってしまったり、力がボードに上手く伝わりません。
そのため各ブランドが近年リリースしているスノーボードブーツの技術で、熟成型インナーというものがありますが、これはスノーボーダー1人1人の足形を計測して、その足形にピッタリ合うインナーを制作するというもの。
その手間は既製品の考えと真逆に位置していますが、その需要があり続けているという事実からもブーツの重要性が分かるでしょう。
スノーボードの道具選びで一番慎重に行って欲しいのが、ブーツ選び。
今回の記事では、ブーツの種類から、ブーツの選び方、ブーツの保管方法に至るまでスノーボードのブーツに関する知識を網羅的に説明していきます。
Contents
ボアブーツの特徴は紐がワイヤーになっており、ブーツに装着されているダイヤルを回すだけで全体が締められていくというもの。
故にボアシステムブーツの最大の利点は着脱のスピード感。
この着脱の早さに惹かれてボアシステムブーツを選ぶ人が大半です。
デメリットとしては、締め具合の調節ができないという部分で、足首の部分が緩いなーと感じた時にピンポイントで締めることができないという点が挙げられます。
またボアシステムが壊れてしまうと、全く使い物にならなくなってしまうので、壊れやすいのもネックの1つ。
クイックレースというだけあって、ボアシステムにひけを取らない早さでブーツを締めることができます。
通常のクイックレースタイプは左右に引っ張る用の紐が出ており、その紐を上に引っ張るだけでブーツを締めることができます。
あまり力を使わずに締めることができるので女性に人気のモデルです。
ボアシステムブーツやクイックレースタイプなどの技術が開発される以前からずっとある、通常のモデル。
スノーボードを長くやっている人は結構ボアシステムブーツやクイックレースタイプではなく、この紐タイプを愛用していることが多いです。
やはり原点回帰ということなのでしょうか。紐をいちいち締めることの面倒臭さを除けば、部分部分の締め具合などを調節することができます。
だがデメリットもあり、ある程度の力がないとしっかりブーツを締めることができません。
女性の場合、力があまりないので紐タイプのブーツは向かないと思います。
このようなデメリットを補完する為に力をあまり要さず簡単に装着することのできるボアシステムブーツはクイックレースブーツが市場に出始めたのではと考えられます。
ブーツ選びで最も大事なことは
『フィッティングしてみること』
フィッティングをしてみないことには、自分の足とブーツが合っているのかどうか判断することができません。
ブーツに関しては一度ショップに足を運んでフィッティングしてみましょう。
以下にフィッティング時に注意して見るポイントを説明していくので、参考にして下さい。
※フィッティング時の注意すること
靴下は普段履いているものではなく、スノーボードをする時に履く厚手のものを持参すること。
ブーツを履いた時の感覚をできるだけスノーボードをする時の感覚に近づけるために欠かせません。
海外メーカーのブーツは基本的に外国人の足に合わせて作られています。(現在ではジャパンフィットという日本人の足向けのブーツがリリースされていますが)
1人1人で足の形は様々で、特に足の横幅は異なり、足の縦の長さは一緒でも、足の幅が広い人、幅が狭い人。様々です。
ある程度はスノーボードをしていれば自分の足に馴染んできますが、自分の足の幅で無理なくブーツのインナーに収まるかどうか見るのは大事なことです。
基本的にブーツは大きめに作られているため、普段履いている靴の大きさよりも0.5センチ小さいものをまずは履いてみましょう。
実際にブーツを履き、つま先を地面にトントン打ちつけてみて、ギリギリ当たらないくらいのものを選びましょう。
②でブーツのつま先を地面にトントンして、スノーボードのターンの時のようにつま先に加重してみて、そこでカカトが浮いてしまわないか確認しましょう。
カカトが浮いてしまっているということは、足にブーツがフィットしていないということで、実際にスノーボードをしたときに、余分なスペースができてしまう分、板の反応が遅れてしまいます。
ここはしっかりと見ていきましょう。
スノーボードを実際にしている時を想像してみて、できる範囲で動かしてみましょう(できれば10分程度履きましょう)。
ブーツに足が合っていない場合、足首や小指の付け根など色々な部分が痛くなるはずです。
そうしたら痛くなる原因を探して、締め方やインナーブーツをもう一度丁寧に履けば解決できるのか、それともそもそもブーツに足が合ってないのかを判断しましょう。
購入時にフィッティングして、ブーツとの相性をみたのに滑走中に足首や足のスネ周辺が痛くなることがあります。
これはほとんどの場合、ソックスがヨレてしまっていたり保温の為に履いているレッグインナーとソックスが重なっている部分が足を圧迫して痛くなっていることがほとんどです。
改善策としては『ソックスをピンと伸ばした状態でブーツを履くこと・レッグインナーとソックスが重なっている部分を作らない』で解消されます。
ブーツは基本的に2重構造になっており、中にインナーブーツというものが入っています。
現在様々な技術が開発されていて、スノーボードを快適にできるように日々進化し続けているパーツ。
ブーツの裏側の底の部分を指す。
衝撃吸収のためにクッション性のある素材が使用されていて、ジェルが入ったソールなどもリリースされています。
タンとは和訳すると舌。
足のスネとシューレスの間に位置しているクッションのようなもの。
シューレスを縛った時に、スネにフィットしてホールド力を高める役割を持ちます。
靴ひものこと。
ブーツの硬さを現す言葉で、ソフトフレックス(柔らかい)ハードフレックス(硬い)と表現します。
1日滑り終わった後のブーツって、モワモワで暖かくてちょっと臭う。。。。
こんな感じにちょっとした悪者になりがちで、車のトランクにボーンと放置してしまう人がほとんどなのではないでしょうか。
最近のブーツは長持ちするように作られているので、放置していても数シーズンは持ちますが、なるべく長持ちさせたい!という方は、まず滑り終わったらすぐにブーツのアウターからインナーを取り外しましょう。
自然乾燥させるのもありですが、オススメなのが、乾燥剤をブーツの中に入れること。
もっと手軽に湿気を取るための方法として、丸めた新聞紙をブーツの中に入れる方法もあるので、覚えておくと良いでしょう。
乾燥剤や新聞紙でも良いですが、長期間使えるように作られていないので何度も交換することが必要になります。
そこでスノーボードブーツの老舗ブランドとして地位を確立しつつあるDEELUXEがリリースしているブーツ専用の乾燥剤を買っておけば、B型シリカゲルという持続性のある特殊な乾燥剤を用いているので、何度でも使えて便利。
滑り終わってからの対処はこれで良いですが、日陰や室内でしっかりと自然乾燥させることも忘れずに。
このような一手間が、道具の長持ちに繋がります。
シーズンが終了したら、どこにブーツをしまっておけば良いのか迷ってしまう人いると思いますが、屋外に置いておくなんてことは決してやらないで下さい。
もっとも良いとされているのが、買った時の箱の中に入れておくというもので、紙で包んでおくと湿度にやられることなく保管しておくことができます。
保管方法や使用用途(フリーラインディングがメインなのか、パークがメインなのかなど)によっても寿命は前後しますが、もちろんブーツにも寿命があります。
一般的には
40回~50回ほど使用するとヘタってきてしまうと言われています。
例えば週に1回必ずスノーボードに出かけるという週末ボーダーさんの場合、月に4,5回使用して、12月~3月までシーズンを楽しむとすると、1年で20回程度の使用回数になるかと思います。
こう考えると、週末ボーダーさんで2シーズンに1回は買い替えたいところ。
年に2,3回くらいしか行かないよ。という方でも、経年劣化があるのあで3シーズンほど使用したら買い替えをオススメします。
「よしブーツ買い替えよ!」
となって、今まで使っていた愛着のあるブーツを捨てなくてはなりませんが、どのように捨てればいいのか。
シンプルに一般ごみとして処分してもらえます。
ちなみにスノーボードの板は粗大ごして出さないと受け取ってもらえないので注意が必要。
※ゴミ回収のルールは住んでいるエリアによって異なるので、詳細を知りたい方は市区町村に直接問い合わせた方がいいでしょう。
1992年にスノーボードの本場アメリカで産声を上げたブランドRIDE SNOWBOARDSは常にスノーボードに対する情熱を持ち続けているブランドであり、その熱がプロダクトからも伝わってくるブランドの一つだ。
ブーツというツールカテゴリーにおいても多分に漏れず、スノーボーダーの現場のリアルな声が反映されている。
DEELUXのブーツテクノロジーといえば、"THERMOINNER Technology"が有名で、繊細なボードコントロールには完璧にフィットしたインナーが必要不可欠であるという前提を元に
1人1人の足型に合わせてインナー成型のプロが熱成型し、世界で一つのブーツインナーを作り上げます。
右画像のブーツは堀井優作プロのシグニチャーモデル。
優作プロがシーズンごとに履き心地と機能面を追求し続ける上でアップグレードされ続けているモデルになります。
model : YUSAKU
price: ¥43,000 +tax
web : deeluxe-jp.com
板、ブーツ、ビンディング、グローブ、スノーボードケースなど、スノーボードアイテムをトータルでスノーボーダーに提供するNITROが製作するブーツは徹底的にスノーボーダー目線で作られている。
独自システムである、TLSテクノロジーはなるべく少ない力でブーツのホールド感を出すことができるテクノロジーで、男性だけではなく女性にも喜ばれるプロダクトとなっている。
スキーギアも手掛けるK2は対雪山の知見をスノーボードオンリーのブランドよりも多く所持している。
スノーボードのブーツに関しては、18-19モデルをご覧の通り、BOAと紐ブーツに特化しておりブーツ作りにもそのこだわりを垣間見ることができる。
THIRTYTWOのブーツといえば、軽量なことで有名で今までに感じたことのないブーツの履き心地を体験することができる。
またソフトフレックスなので初心者の方にもオススメ。
リニューアルされた、"ULTRALIGHT 2"(右写真)というモデルは今までにない軽さを実現したモデルで、ジブなどテクニカルなスノーボードスタイルを目指すボーダーにオススメのモデルとなっている。
model : Ultralight 2 Single Fast Track Snowboard Boot
price :$399.99
web : thirtytwo.com
スノーボードビッグカンパニーのBURTONはもちろんブーツも取り扱っている。
最先端のテクノロジーを駆使したブーツ作りは一度は履きたいクオリティを持つ。
ちなみにレースブーツに使用されている、レーシングは消防士やレスキュー隊が使用しているものと同一の"New England Ropes"というロープで、とても丈夫で切れる心配がほとんどない。
model : Ion Snowboard Boot
price :¥54,000(税込)
web : jp.burton.com
ブーツの入門編として、初めてスノーボードをやる人にオススメしたいのがsalomonブーツ。
とにかく商品のレパートリーが多く、初級者から上級者まで幅広いレベルに対応できるラインナップが特徴。
スタンダードモデルだけでなく、シーンの最先端をいくモデルもリリースし業界に革新をもたらしています。
model : MALAMUTE
price :¥50,670
web : www.salomon.co.jp
COBRA WORXの特徴は優れた防水性能にあり、春先のシャバついた雪質でも浸水することなく快適にスノーボーディングできる。
且つ全てのラインナップに防水ブーティーを装備しているので、COBRA WORXのどのモデルを購入しても圧倒的な防水性を感じることができる。
model : CWX-SP TRAD
price :¥43,000 +tax
web : www.hasco.co.jp/fs/hasco/c/cobraworx
【Question】
『あなたのお気に入りのスノーボードブーツブランドは?』
※その他を回答された方で差支えなければ、そのブランド名をコメントで教えて下さい!— R/ForA magazine (@rfora_m) 2016, 2月 1
投票してくれた人の半数がBURTONを選択する結果になりました。
TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。
編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column
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