ウインドサーフィンの道具を揃える中で、セイル購入はとても大切なステップです。
ボードへ原動力となる「風」のパワーを伝えるセイル。
この性能が低くなってしまうと、パワーや技術が発揮できません。
自分の乗り方によって種類が変わり、体格や遊ぶコンデションによってサイズも違うので、慎重に選ばなくてはならないのです。
今回はウインドサーフィンのセイル選びに悩むあなたへ、以下の7点についてご説明致します。
1.【値段】はいくらくらい?
2.どんな【種類】があるの?
3.【セイルサイズ】はどう選ぶ?
4.おすすめの【メーカー】は?
5.買うときの【注意点】は?
6.【寿命】は?
7.【枚数】はどのくらい必要?
8.【修理の仕方】は?
初心者の方も、ステップアップしていきたい方も参考にしてみてください!
Contents
1. ウインドサーフィンのセイルの【値段】はいくらくらい?
ウインドサーフィンのセイルを購入する際にまず気になるのは「値段」ですよね。
ウインドサーフィン初級者から中級者が使用する新品セイルの場合、
¥80,000~¥150,000
程になります。
メーカーによって違いますが、値段はセイルサイズが大きくなるごとに上がっていきます。
2. ウインドサーフィンのセイルはどんな【種類】があるの?
ウインドサーフィンのセイルは、メーカーによる性能の違いや大きさの違いだけではなく、走り方のスタイルによって「種類」が違います。
今回はビギナーと、ビギナーからステップアップした方におすすめしたいセイルの「種類」をご紹介していきます!
ビギナーが1枚目のセイルを買うなら
ウインドサーフィンのビギナーが買う1枚目のセイルにおすすめなのはオールラウンドのフリーライドセイルです。
プレーニング(水面を滑走する状態)や操作の基礎を覚えるためには、走り型の重いセイルやパフォーマンス型の軽いセイルでは不向きです。
自分のスタイルが決まるまでオールラウンドのフリーライドセイルを使いましょう!
今からウインドサーフィンを始める方は、風船のように空気で膨らませたエアーセイルもおすすめです。
セッティングの手間もなく、軽いので、ウインドサーフィンのコントロールに慣れるまで使ってみてください!
ステップアップに2枚目以降のセイルを買うなら
次はプレーニングを覚えだし、ネクストステップへ進みたい方への紹介です。
ウインドサーフィンで波のせをしながら走りたい方にはフリーウェイブセイルがおすすめです。
風が強いときでも使いやすく、走りはもちろんジャンプ等にも適しているので楽しみの幅が広がります!
また、走りを追求したい方はスラロームセイルがおすすめです。
基本的にサイズが大きく、バテン(セイルについている骨組み)の本数が多いため、少し風が弱くても走りの練習ができます!
3. ウインドサーフィンの【セイルサイズ】はどう選ぶ?
自分が買いたい種類やモデルが決まったら、次は「セイルサイズ」を選びます。
ウインドサーフィンでは、ボードだけでなくセイルもコンデションや遊び方によってサイズを変えましょう。
※ちなみにセイルサイズの単位は平方メートルで、「5.0」「6.5」のように単位を省略して表記します。
体重やパワーで選ぶ
ウインドサーフィン初心者でも中級者でもよく使う手持ち最大のセイルとしては
45㎏~55㎏:4.5~5.0
55㎏~65㎏:5.0~6.0
65㎏~75㎏:6.0~7.0
くらいが大まかな基準かと思います。
体重だけで決めると軽くて物足りなくなったり、重すぎてコントロールできいない場合もあります。
自分のコントロールパワーがどのくらいあるかを加味して考えましょう。
遊ぶコンデションに合わせて選ぶ
手持ち最大は技術が上がってくれば風速7m/s~9m/s程まで使えて、オーバーパワーが得意な人であれば10m/s程まで手持ち最大を使用します。
それよりも風が強くなっていくと、0.7~1.0くらいの間隔で小さいセイルサイズを揃えていきます。
ウインドサーフィン技術がアップしてきたら大体10m/s~15m/s、16m/s~20m/sごとにセイルサイズを下げましょう!
ボードに合わせて選ぶ
ウインドサーフィンではボードとセイルの相性も大切です。
ショートボードで走る場合、重めのボードに軽すぎるセイル、軽めのボードに重すぎるセイルではバランスが取れません。
人によってボードの種類や重さが違うため一概には言えないので、ボードに合うセイルサイズを把握しておきましょう!
4. ウインドサーフィンのセイルでおすすめの【メーカー】は?
次はウインドサーフィン初心者の方でも選びやすいように、おすすめの「セイルメーカー」をご紹介します。
メーカーによって得意分野やデザイン、価格帯が違うので、お好みのメーカーを見つけて自分に合ったセイルを使用しましょう!
「EZZY SAILS(イジーセイル)」
EZZY SAILS(イジーセイル)はコストとのバランスよりも常に品質に焦点を当てているメーカーです。
ウインドサーフィンのメッカ「マウイ」のセイルメーカーで、1枚1枚セッティングとセイリングテストしてから出荷されます。
始めて買っても安心して利用できますよ!
「GAASTRA(ガストラ)」
GAASTRA(ガストラ)は幅広いレベルのウインドサーファーに向けてレベルの高いセイルを供給しているメーカーです。
また誰でも手を出しやすい価格帯で販売しているため、ウインドサーフィン初心者でも購入しやすいセイルがあるところがポイントです!
「NEILPLYDE(ニールプライド)」
NEILPLYDE(ニールプライド)はウインドサーフィンのワールドカップでも多くのプレーヤーを勝利に導いた実績あるメーカーです。
独自の製法で紫外線による性能や外見の劣化を防ぐため、長くセイルを重宝したい方にはとてもおすすめです!
「SEVERNE(セバーン)」
SEVERNE(セバーン)はウインドサーフィン・ギアに特化したメーカーです。
軽くて強い高性能なセイルを作っているため、今後アクションやフリースタイル系の乗り方をしたい方に特におすすめです!
「GOYA(ゴヤ)」
GOYA(ゴヤ)はトータルのバランスを重視してセイルを製造しているメーカーです。
ナチュラルかつ乗り心地がスムーズなので、まだウインドサーフィンに慣れてない方でも使いやすいですよ!
5. ウインドサーフィンのセイルを買うときの【注意点】は?
次はウインドサーフィン初心者の人に特にお伝えしたいセイル購入時の「注意点」をご紹介します。
中古で買うなら「ショップ」で購入
これは他の道具に関してもそうですが、セイルは特に「ショップ」で買いましょう。
ウインドサーフィンのスタッフから説明を受けれますし、良心的なショップなら一度セッティングしてセイルの張り具合を確かめることができます。
中古セイルは破れる危険性も高くなるため安心して沖に出れません。傷みの程度もしっかり目視しておきましょう。
自分の「ゲレンデ」に合ったセイルを選ぼう
最初は価格帯とクオリティのバランスを気にしてしまいがちですが、「ゲレンデ(自分が遊ぶ海)」との相性も大切です。
ゲレンデによってどの程度風が吹くのか、どんなコンディションでどんな遊び方がしやすいのかが違います。
ウインドサーフィンをする上で自分のゲレンデが大体定まっている方は特に意識してセイルを購入しましょう。
「他の道具との相性」を加味して購入しよう
ウインドサーフィン初心者で今から一式揃える方も、セイル単体で考えず「他の道具との相性」を調べて買いましょう。
ボードのメーカーが推奨しているセイルを調べてみると、メーカーやサイズを絞れる場合もあるのでチェックしておきましょう。
6. ウインドサーフィンのセイルの【寿命】は?
ウインドサーフィンはコストのかかるスポーツですので、セイルの「寿命」も気になりますよね。
使う頻度やコンデションにもよりますが一番出す手持ち最大のようなセイルの場合でも、週末遊ぶくらいだと3~4年は持ちます。
基本的にどの道具も買い替えるより買い足すスタイルなので、コスパを重視しすぎない方が充実したウインドサーフィンを楽しめますよ!
7. ウインドサーフィンのセイルの【枚数】はどのくらい必要?
ウインドサーフィンをする中で、上達してくると遊ぶコンデションの幅も広がるために使うセイルの「枚数」も増えていきます。
中級程度になれば最終的に3~5枚は揃えることになると思います。
セイルがないと遊べるコンデションも狭まってしまうので、スキルアップに合わせて増やしていきましょう!
8. ウインドサーフィンのセイルの【修理の仕方】は?
ウインドサーフィン技術が向上していくにつれ、ハードコンディションでもセイルを使用するため「修理の仕方」が気になりますよね。
3~5cmの少し破れたところや傷だったらリペアテープでセルフケアができます。
それ以上に破れたりセルフケアでは安全性的に不安な方はリペア屋さんに依頼するのがおすすめですよ!
ウインドサーフィンを自分に合ったセイルで楽しもう!
いかがでしたか?ウインドサーフィンをする中でセイルは皆さんの技術向上に大きく関係する道具です。
選び方を間違えると思うようなパフォーマンスができません。
ウインドサーフィンをよりよく楽しみたい方は、この記事を読んで慎重にセイルを購入しましょう!
SUP、ウインドサーフィンのインストラクターをしています!
TAIVASを通して、まだ馴染みの少ないウインドサーフィンの魅力を中心にお伝えしていきたいと思います!
是非気になった方はチャレンジしてみてくださいね!
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