海外の有名なスケーター、オリンピック出場選手。最近テレビなどのメディアで取り上げられることの多いスケーターですが、コンテストには出場しないスケーターも数多くいます。
その中でも今回は、神奈川県茅ケ崎市出身のプロスケーター、三本木 心さんの魅力を徹底的に解説していきたいと思います。
Contents
地域柄が育んだスケートスタイル
百聞は一見に如かず。まずはこちらの動画をご覧ください。
いかがでしょうか。こちらのパートは、昨年アディダスから三本木心のシグネイチャーモデルが発売された際に公開になったものです。
大きな体を生かし、急斜面をものともせず豪快に滑る様はまるでサーフィンを見ているかのよう。
アジアのNo.1スケーターに贈られるAsia Skater of the yearにも選出されました。
このスタイルは彼の出身地、茅ケ崎の地域性が育んだと言っても過言ではありません。
サーファーの聖地・神奈川
湘南を始め、海岸沿いに数多くのサーフスポットがある神奈川県。茅ヶ崎もその一つです。
彼の父もサーファーで、彼自身もサーフィンの経験があります。プロサーファーの大橋海斗さんなどとも交流があることで有名。
小さいころからサーフィンに触れていたためか、バンクやウォール(壁)の使い方が尋常じゃなくうまいです。
バンクを登ったり、下ったりすることはある程度のスキルがあれば難なくこなせるのですが、彼はそこに高難易度のトリックを入れ込んできます。その魅せ方もとてもかっこよく、自然と見入ってしまうほどです。
世界的に見てもこれほどのスタイルを出せるスケーターは数少なく、トランジションからフラットまで、ここまでのクオリティでこなせるスケーターは彼くらいでしょう。
ここからは、彼の実績を認め、スポンサー契約をしているブランドを紹介していきます。彼のセットアップなども要注目です。
ブランドや会社が選手をサポートする理由
どの業界でも、プロにはスポンサーが付きます。そのプロは企業から契約金や物品の提供を受け、生活資金にしたり活動をするための資金源にします。シグネイチャーモデルは、売れた分、その名前の本人にインセンティブが入る仕組みになっているので、好きなスケーターがいる方はできるだけシグネイチャーを買って、応援してあげましょう。
もちろん企業側も与えているだけではメリットが無いので、広告活動としてメディアや大会に出てもらい、身に着けている物やステッカーなどで企業のアピールをします。プロがが活躍すればするほど、企業側のメリットになるわけです。
POLAR SKATE Co.
https://polarskateco.com/ より引用
北欧スウェーデン発祥のスケートブランド。近年はスケーター以外にも注目を集め、着実に人気を伸ばしています。BEAMSでも取り扱いがあることは意外と知らない方も多いのではないでしょうか。基本的に彼が身に纏うアパレルはPOLARになります。デッキももちろん。
先日開催されたオリンピックには、POLARのライダーであるオスキーこと、オスカー・ローゼンバーグが出場していました。
独特な世界観で世界を魅了するブランドです。気になる方はインスタグラムをフォローして、動向をチェックしてみてください。
adidas skateboarding
https://www.murasaki.co.jp/brand/ridelifemag-murasaki-sports/shop/matsumoto/bd6793ad-ddb6-46ad-8a60-1b181265e2e6/detailより引用
ほぼすべてのスポーツウェア、シューズを展開している世界的なブランドですが、実はスケボーの分野にも進出しています。三本木心もスケートチームの一員で、日本人初のシグネイチャーモデルが出たことも記憶に新しいです。
彼が履くシューズは全てadidasのもの。
個人的には日本人の足に合うスケボーに最適なシューズだと思っています。それだけデザイン性、機能性に優れていて、ブランドとしても確立している素晴らしい会社です。
Ace Trucks
https://store.shopping.yahoo.co.jp/sk8-sunabe/acetruck.html より引用
ACEは2007年に立ち上がった比較的新しいブランドです。もともとインディペンデントのトラック開発に携わっていたJoey Tershayが作りました。
そのため機能性はインディペンデントに似ている部分もあり、トランジション系のスケーターには特に気に入られています。日本人だと、テラスハウスにも出演して有名な中田海斗さんや、VHSMAGで露出の高い有馬昂希さんなどが所属しています。
三本木心のようなサーフスタイルのスケーターにはぴったりの機動性で、反発も強いため細かなラインが組みやすいです。
最近だと強度を70%上げ、アクセルナットにねじ切りを内蔵したAF1というモデルが出たことでも有名ですね。
KUKUNOCHI
POLARやALLTIMERS,MAGENTA,QUASIなどを取り扱う代理店で、横浜市にはLacquerという直営店を構えています。
現在はサポートしているか不明ですが、KUKUNOCHIとPOLARが密接な関係にあったことで、プロ昇格に近づいたのは間違いないでしょう。
センスあふれるブランドばかりを取り扱う代理店は、どこを探してもKUKUNOCHIしかありません。
気になる方は、HPをご覧になってください。
Oj Wheels
最後に紹介するのはもちろんこのブランド。先日三本木心のシグネイチャーモデルが発表されました。
1976年に誕生した老舗のウィールブランドです。なんとなくクルーザー用のソフトウィールのイメージが強い気もしますが、ストリート用のウィールも充実しています。
何といってもその滑り心地は最高で、素材もより良いものをと細かにアップデートしています。
そもそもこういったハードギア(デッキやトラック、ウィールなど)から名前入りのシグネイチャーを出すのはかなり難しい事です。それが海外のブランドになると更に難しく、向こうのトッププロでも一握りのスケーターしか名前は入れられません。
その一握りの中に入っている三本木心さん。さすがはアジアトップのスケーターです。
三本木心のセットアップ
ここで彼のスケートボードのセットアップを紹介します。
デッキ:POLAR 8.1~8.5 クルーザーは8.75~9インチ
トラック:ACE
ウィール:Oj Wheels 56~58mm
デッキは8.3インチ前後。ウィールは58mmなど、かなり大きめのものを使っているようです。参考になれば幸いです。
彼のシグネイチャーデッキのラインナップを見ても、8.125~8.5までのサイズが非常に多く、普段から太めの板に乗っていることがうかがえます。
また、P9シェイプというPOLARオリジナルの形があり、彼もこの形のデッキによく乗っています。サーフシェイプもクルーザーとして使用していることが分かりました。
ウィールが大きめなので板と干渉しやすいと思うのですが、ウィールウェルというくぼみをボトム面に施すデザインによってそれを回避しているようです。
近いうちに彼の新しいシグネイチャーモデルが出ると思うので、そちらも要チェックです。
まとめ
いかがでしょうか。この記事で彼の魅力が伝われば幸いです。
皆さんは彼のシグネイチャーモデルを買って、応援しましょう!!私もつい最近、三本木心モデルのP9シェイプデッキを購入しました。
今後も彼の活躍から目が離せませんね。これからの日本、世界のスケートシーンにどのように携わっていくのか、どのような動きをしていくのか要注目です。
定期的にSNSをチェックして、彼のパートやどのような活動をしているのかを見てみましょう!!
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