みなさんはサーフィンする時に腕時計をつけますか?
自然と触れ合うことのできる自由な時間だし、そんなときに時間を気にしたくない、デジタルフリーでいたい、という理由でつけないという方も多いかもしれません。
でも、帰宅してから家庭の用事があったり、一緒に行った誰かを待たせていたりすると、時計は必須になってきます。
ものごとに夢中になっているときには、人は時間の感覚なんて簡単に狂ってしまうので。
今回は、アップルウォッチ(Apple Watch)はサーフィン用腕時計として使えるのか。機能としてはどうなのかを解説します。
精密機械なので、海につけていいのか心配だとか、サーフィン時に何か使える機能があるのかが気になる方は、ぜひ読んでみてください。
まず結論からお伝えすると、アップルウォッチはサーフィンで使えます。
そして上達につながるような機能も付いています。
筆者としては非常におすすめな時計です。
Contents
解説の前に
筆者のアップルウォッチはApple Watch Series 5になります。常時画面オンで使用した状況での解説になります。またサーフィンでの使用は、筆者は問題なく1年以上使うことができていますが、メーカーは推奨しておりませんので、自己責任でお願い致します。
サーフィンにアップルウォッチは使えるのか。
まず一番に気になることが、アップルウォッチをつけたままそもそも海に入って良いのか?という疑問があるかと思います。
防水でないと海に入れないので、当然ではありますが、アップルウォッチには防水機能が付いています。メーカーの説明ではシリーズ1では水に浸すことは推奨されていませんが、シリーズ2以降は、プールや海で泳ぐなど浅い水深での利用に対応できるようになっています。
しかし、こうも記載があります。水圧が強い水にさらすことは避けてください。と。
また経年劣化で耐水性が損なわれる場合があるとの記載もあります。
サーフィンなんて波に撒かれた日には、水圧がすごいことになっているのでは?と若干心配ではありましたが、サーフィン専用アプリが存在しているぐらいなので大丈夫だろうと、私は使っています。使い始めて1年以上経ちましたが、今のところ何の問題も出ていません。
気をつけることとしては、海に入る前には必ず防水ボタンを押してから入ること。通常の防水機能付き腕時計と違って、都度設定をしないと防水になりません。アプリによっては起動した時点で、防水に自動的に設定されるので設定不要です。
念のため確認方法としては、画面の上に水滴マークが出ていれば設定完了です。
こんなマークです。
私はたまに設定を忘れて、ゲットアウトした後に気づいたりしたこともありましたが、意外に今のところ大丈夫です。ただし海上で防水ボタンを押すのは至難の技です。指に水滴がついていたり、海水で画面が濡れるのでなかなかボタンを押せません。その間にも海水がどんどんかかり…と、アップルウォッチにとって絶対に良いことではありませんので、入水前の防水チェックには本当に気をつけてください。
そして海から上がった時には、しっかり真水につけて洗った後、必ず防水機能を解除してください。解除は画面右横のダイヤルをくるくる回します。
回し続けると、心地よい解除音と同時に、本体横の穴から海水がピュッピュッと出ます。すごい!排出するんだ!という驚きと、え?中に水入っていたの?という驚きが味わえます。
アップルウォッチにはサーフィンに役立つどんな機能があるのか。
機能の解説の前に、大切なことがあります。
それはまず最初に、アップルウォッチにDawn Patrol(ダウンパトロール)というアプリを入れることです。有料プランもありますが、無料プランでも十分に遊べます。
正直、このアプリが無かったらアップルウォッチは、サーフィンではほぼ活用できません。せいぜいヘルスケア機能を起動させておいて、歩数をカウントするぐらい。3時間ぐらい入ったら8000歩ぐらいになりましたが…。
それではひとつずつ解説していきます。
ライディング距離を測ることができる
このDawn Patrolでできることの一つに、どれだけの距離をライディングできたのか測ることができます。海外のアプリなので表記がフィート(FT)ではありますが、ライディングごとに156フィートとか202フィートとか1フィート単位で計測してくれます。
ちなみに1フィートは30.48センチメートルです。上記の202フィートなら61メートルぐらい。
テイクオフしてライディング後、感覚的に長く乗れたなと思っても何メートルだったのかはなかなか分かりません。アップルウォッチだと乗り終えた直後に、距離が表記されるので今の感覚で何メートルかと分かります。
またどれくらいの時間ライディングしていたのかも、ライディング直後に画面を見ると表記してくれています。基本的にこれらのデータはiPhone に連動し、海から上がった後はiPhone の画面で全てのライディングの情報を見ることができます。
時々見返しては、安定してロングライディングできるようになってきたなとか、自分の進歩を客観的に見ることができます。
※無料版だと距離とスピードは後から見ることはできるけれど、何秒だったかというのは最初の1本目しか表示されません。
ライディングスピードを測ることができる
距離だけではなく、スピードも測ることができます。
表記はマイル表記のMPHが使われます。あまり聞きなれない単位ですが、メートル法を使用しない国での速度の単位となります。例えば10MPHだと時速16.09kmぐらいになります。
スピードは波の大きさによるところが大きいですが、体感的にものすごいスピードだったと思っても意外に30キロも出ていなかったり、有料版だと途中からスピードが上がったとか、1秒ごとのスピードが分かります。
いつ、何回、どのポイントでセッションした記録に残る
毎回アップルウォッチをつけて記録していくと、1年が終わった時に今年は何回海に入ったのか、どこのポイントによく行ったのか、いつ行ったのか等、全て記録に残ります。
普通にサーフィンをしていると、かなり波が良かったセッションは覚えていても、他のことはあまり思い出せないのが普通だと思います。
けれどこうやって記録に残しておくことで、あの時、こんな波だったなぁとか思い出しやすくなって、写真ではないけれどたまに見返して思い出にひたることができます。
毎週行っていたつもりだったけど、今年は年間で40回しか行けなかったとか、目標設定をしたり進捗を追うのにも便利です。
サーフィン時にアップルウォッチをおすすめする理由
バンドを交換することができる
サーフィン用腕時計がダメになるときはいつか?水が入ったときか、バンドが切れて失くしてしまったときが、多いのではないでしょうか。
最近の防水機能のしっかりした腕時計なら、浸水することはほぼ考えられず、筆者の周りではサーフィン中にバンドが切れてしまい、いつの間にか失くなっていたというパターンが一番多いようです。
アップルウォッチなら、劣化を感じてきたら変えることができます。
筆者はサーフィン時には、アップルウォッチ正規品のバンド、スポーツループを使っています。軽く通気性が高いため、すぐ乾くところも魅力です。
セルラーモデルなら海上で通話もできる
筆者のはGPSモデルですが、金銭的に余裕があるならセルラーモデルもいいかもしれません。セルラーモデルは月々500円ぐらいかかり、3大キャリア以外だと使用できないというネックがありますが。
ただセルラーモデルなら近くにiPhoneが無くても、例えば海上から、今から海上がるよとか、陸から海上にいる人に、もう待ちくたびれたとか連絡ができたりします。
ビジネスシーンでも活躍
通常のサーフウォッチだと、ちょっと堅めの職業では、仕事には使いにくいと思います。でもアップルウォッチならバンドを変えることで、ビジネスシーンでもなんの違和感もなく使うことができます。
特筆すべきこととして、バンドの取り替えが非常に簡単なこともありがたいです。10秒もあれば簡単に取り替えができます。
バンドを変えて、画面も変えれば一瞬でビジネス用腕時計に早変わり。
まとめ
今回の記事では、アップルウォッチはサーフィンに使えるのかということと、その機能について解説しました。
メーカーHPでは水圧がかかるシーンは避けてとありますが、防水機能はなかなかしっかりしており、サーフィンのような激しいスポーツでも問題なく使えています。
また専用のダウンパトロールというアプリを使うことで、ライディング距離やスピードや時間、どこのポイントで何回入ったかも記録として残すこともできます。
特にスピードとか、今まで感覚で掴んできたことが数値化されるのはなかなか楽しいものです。
バンドを交換して気分を変えることもできるし、ビジネスシーンでも使うことができます。
便利な道具を使うことで、サーフィンライフをより楽しんでいきましょう。
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