さて各地から続々スキー場からオープン便りが届きワクワクしているパパ、ママ、じじ、ばばも多いことと思います。
そこで今年子供をスノーボードデビューさせたい、もっと上達させて一緒に楽しみたいと考えているご家族にアドバイスします。
現在3人の孫たちとスノーボードライフをエンジョイしている私の経験から、たった3つのことを考えるだけで子供たちがより楽しくスノーボードをするでしょう。
それは下記の3つです。
1.スキー場選び
2.身につけるもの
3.教え方
それでは、それぞれ解説していきます。
Contents
1.スキー場選び
ここでの重要なポイントは、計画を立てる時どこにいくか?
子供たちや初心者にとって1番辛いのは悪天候です。行く時期や方面によっては吹雪が続いたり風が強かったり思い通りに遊べないことも多く、寒くて外には出たくないような日が重なるとやる気もなくなるでしょう。
パパやママの思い出のスキー場やアクティブティーの充実している所、ビッグゲレンデ、グルメなどで選びがちですが、ここはズバリ「晴天率」の高い所をまずは考えましょう。ここでの「晴天率」とは雪が降る確率が低いという意味です。
地域、時期から考えてみたスキー場選び
そこで関東甲信越から行きやすいスキー場を考えてみると、ハイシーズン(1月2月)は日本海側気候になる地域は避け、なるべく太平洋側気候の太陽が出やすい所を選びましょう。
具体的には次を参考にしてください。
上中下越(新潟) は、 残念ながら雪の日が多く2、3日続くことはザラです。
また北関東(群馬、栃木、福島の1部) は、冬型の気圧配置の時でも雪は降り続かず朝晩サラッと降って上がることが多いです。
晴天率が高い地域
蓼科、白樺高原、八ヶ岳周辺、北信と大町地区を除く長野県や福島県会津地方などです。
最近の天気予報は当たる確率が高いのでさらにウェザーアプリなどで2週間情報をチェックしてみてください。だいたいの天気傾向がわかります。そして晴天率が高くフィーリングにあったスキー場を選んでください。
2月の終わりから3月のスキー場選びのポイント
天候が安定してきたこの時期は、ハイシーズンがダメだった所が良いでしょう。それは、それまでにたっぷり降った雪でバーンが柔らかく転んでも平気で、逆に晴れが多かった所は昼夜の寒暖差が大きいので凍って堅いバーンになりやすく、転んだら痛いアイスバーンは子供にはチョット辛いでしょう。
そんなことを考えてスキー場を選んでください、最初は天気が良い事が大事です。
2.グローブの選び方
ここではグローブについて考えてみましょう。
大人だけでなく子供も1番最初に寒さや冷たさを感じるのは体の末端です。それで手指は特に防寒対策が大事です。そこで冷たくてボードが嫌にならないようにグローブについて少しアドバイスします。
ミトンがおすすめ
ウェアは体がすぐ大きくなるので経済性を考えて大きめのものを手に入れても大丈夫だけど、グローブは手の大きさに合ったジャストフィットか少しだけ余裕のあるものを選びましょう。そしてグローブと指の間の適度な空気層によって暖かいミトン型を選んでください。特にミトンはグローブの中で指がくっつくので(親指以外)温かいです。ここで忘れてはならないのが手首をおおう長さ、長いものの方が雪が入りにくく(手首に雪が入るとマジすごく冷たい)、マジックテープで止めるものは小さいお子さんでも自分で出来ます。1人ではめたり取ったりできるということはとても大事なことです。
アンダーグローブについて
忘れがちなアンダーグローブは、あったほうが温かいけれど小さいサイズはなかなかなく、フィットする大きさのものを見つけられたら即ゲットしてください。
そして出来たらグローブとアンダーグローブは高いものでなくて良いので2枚用意すると良いでしょう。
細かい事だけど最近のグローブの締める紐が長いものがあり、それがリフトやビンディングなどに引っかかるケースがあるので注意してほしく、もし長いなと感じたら短くする工夫をし、安全にも気を配って下さい。
3.教え方の基本
行く場所も温かい格好も手に入れたら最後はボードが嫌いにならない教え方について考えてみます。
場所選び
これはスキー場選びにも関係するけれど、晴天率が高く、短いリフトがありすいているローカルスキー場を選んで下さい。
第3セクターや地方企業が運営しているローカルスキー場は、生き残りをかけリピーターを増やすのに力を入れています。またスタッフが優しく郷土色豊かなゲレ食もあり、なによりリフト券が安いです。有名スキー場は初心者ゲレンデがあっても混んでいて、いろいろなレベルのスキーヤーやボーダーがいるので子供がのびのびと練習することが難しく、また練習に適したバーンはスクールに占領されていることが多いと思います。
ちゃんと止まれたり曲がれない子供には自然に止まることができるバーンは強い味方です。そんな所を調べて下さい。
マナーも教えて
そしてもちろん技術は大切だけど、最初に基本的なマナーを教えてほしいです。たとえば滑っている途中コースの真ん中で休まない、つぼ足でコースの中を歩かない(歩く時ははじを)、リーシュコードは必ずつける、など約束事はきちんと教えて下さい。
またいよいよ実際に教える時は、怪我をさせない為に子供が集中できる時間は短いという事を頭に入れて準備運動、各関節のストレッチは必ずする習慣を教えて下さい。
またいつもと違う環境や寒さなのでトイレには気をつかってくださいね。子どもは楽しいと限界まで我慢しがちです、替えの下着も持っていると安心です。
自分が初めてボードをつけた時や初心者の時を思い出してください、その時困ったことは子供も思っているはずです。一緒に解決してあげてほしいです。最初はうまくいかず大変なことでもそれを乗り越えた時の喜びや感動を与えましょう。
スノーボードは科学
滑って、曲がって、飛んで、止まる。すべて理にかなった動きをすれば安全かつダイナミックなパフォーマンスが出来るでしょう。
さまざまなレベルのご両親、ご家族が子供を教えることになるでしょう。そこで安全に教える前に1度自分たちのおさらいをして下さい。
現在、教育機関として3つのスノーボード団体があります。それはSAJ全日本スキー連盟、JSBA日本スノーボード協会、SIA日本プロスキー教師協会です。
それぞれ特徴がありますが、魅力がいっぱいあるスノースポーツを安全に楽しんで普及させたいという理念は一緒です。
JSBA 日本スノーボード協会
私が所属しているJSBAでは、教則本とDVDを出しています、それは「JSBAスノーボード教程」いわゆるインストラクターの教科書です。一般の方にも販売していますのでぜひ手に入れてください、書店サイトで検索してみて下さい。
そしてこの本の内容を理解することでパパ、ママの技術は上がり自分たちのスキルアップだけでなく子供たちに安全に教えることができるでしょう。
またある程度滑れるまで子供たちをスクールに入れるのもいいでしょう、その間自分たちの時間が作れます。
キッズ専門ではないけど子供の教え方に定評のあるスクールもあります、調べてみて下さい。
まとめ
1.子供たちに教える時のスキー場の選び方 晴天率の高いところ。
2.身につけるもの グローブについて。
3.教え方について プロの教え方を知ろう。
この3つを押さえて子供に教えられれば、子供たちはスノーボード嫌いにはならないでしょう。
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