ゲレンデで注意するべき10の事

チェックリスト

冬になるとスノーボーダーが雪山へと向かう理由は、誰もが思い切りスノーボードを楽しみたいから!……というのは言うまでもありません。
ただでさえ限られた時季にしか楽しめず、日常とはかけ離れたいわば夢のような空間へ行くわけですから、嬉しくてテンションが上がったり、舞い上がってしまうのは当然です。
たとえどれだけオフシーズンに室内で滑り込んでいたととしても、ゲレンデは別もの!ゲレンデランキングなどを参考に、すでに行きたいゲレンデリストができ上がっている人もいるのでは?

しかし、あまり浮かれすぎて最低限のことに気を配れなければ、イタイ目にあったり大失敗してしまう可能性がそこには潜んでいます。
ということで、100%スノーボードをエンジョイするためにも、忘れちゃいけないゲレンデで注意したい10のことを、シーズンオフのうちに再確認してアタマに叩き込でおきましょう。

目次

※リンクをクリックすると知りたい事柄にスムーズに飛べます。

ギア&着こなしチェック
ケガを未然に防ぐ準備運動
落とし物に注意!
コース上に座り込まない
リフトの乗り降り油断禁物
コースを把握する
スピード出し過ぎは危険!
適度な休憩を
あなたのボードも狙われてる!?
雪道運転を甘く見ない

ad

R/ForAの公式YOUTUBE Channel絶賛運用中!
動画コンテンツでR/ForA MAGAZINEを楽しみたい方は、チャンネル登録。

ギア&着こなしチェック

snowboard 購入

ゲレンデで滑りはじめる前段階でのことですが、使用するギアの確認は毎回必ず行いましょう
スノーボードのエッジに不具合がないか、負荷をかけたら割れてしまいそうな切れ目はないか。
バインディングの各パーツのビスが緩んでいないかや、ブーツのレースが切れそうになっていないかなどなど。万が一、滑走中に突然ビスが飛んだりでもしたらただ事ではありません。

ウェアのチェックも大切!

また、身につけているウェアやアクセサリー類の着こなしも大切です。
例えば、パンツのすそがブーツに入っていたり、ジャケットの袖口とグローブの間に隙間があれば、そこからすぐに雪が侵入して一瞬で残りの1日が不快になってしまいます。
ゴーグルとビーニーを正しく身に付けていなければ、レンズがすぐに曇ってしまって最適な視界を確保できません。また、装着しているゴーグルレンズが、その日の天候にマッチしているかも重要です。
一日中快適にライディングするためには、一日のはじまりにギアと身につけるものの状態を、完璧にしておきましょう。

ケガを未然に防ぐ準備運動

冬準備運動
リフト券をゲットして、ギアや着こなしを完璧にしたら、一目さんにリフトへと急ぎたい気持ちはよーく分かります。
しかし、事前の準備体操やストレッチを忘れないでください! シーズン頭や滑る頻度が少ない人の場合には特に力を入れるべきです。
ほんの5分間ストレッチするだけで、体が温まってよく動くようになると同時に、万が一のケガも防いでくれます。

更に、一日の途中で体が疲労しすぎてギブアップということも減らせるはずです。
我先にと準備運動もおろそかにリフトへ飛び乗って滑り出したはいいものの、途中で足がつったりしてろくに滑れなくなっては元も子もありませんよね。
まさに急がば回れではないですが、大切な一日をより長くいい状態で楽しむためには、ギアだけでなく自分の体の状態も万全にしておくことです

落とし物に注意!

スノーボード 忘れ物

アナウンスで携帯電話や貴重品などの落とし物の呼び出しをされているのを聞いたことがあると思いますが、ゲレンデで毎冬出る落とし物の数は相当数。
運が良ければすぐに気付いて探したり、誰かに拾われて手元に返ってきますが、広大なゲレンデ内で、ましてや視界不良の日やパウダーでなくしてしまってははかなり致命的です。
ただでさえ厚着をしてグローブなども装着しているので、何かを落としても気付きづらい状態にあります。
しかし、そのことを意識しておけば、落とし物は減らせるはずです。

落し物をしないための対策

例えば、リフトチケットとお金、ケータイなどを防水ケースに入れてウェアのどこかにストラップで繋いだ上でポケットに入れ、ジップをしっかり閉めることを習慣にすればいいだけなのです。
パンツに大きめのカラビナをつけておいてグローブを外したときは必ずそこに繋いでおく、ゴーグルを外したときはジャケットの内ポケットなど場所を決めて必ずそこに入れておくなど、要は自分のなかできちんとルール作りができているかどうかなのです。
ポケットのジッップが開いていて、気付かぬうちに落としていたというのはよくあるケースですが、これも最初に挙げた着こなしチェックの際に、すべてのポケットを確認しておけばいいだけのこと。
また、最低限必要なモノ以外はまとめて安全な場所に置いておくことも必要です。
滑るときはそんなに多くのモノを身につけてないと思いますが、逆に身につけているものはなくすと大変なものばかりのはず。
せっかく楽しく滑った一日の終わりに落とし物をしていたら、一気に楽しかった時間が吹き飛んでしまいます……。
そんなことにならないよう、スノーボードでは落とし物が多いことを認識した上で、自分のルールを作って徹底させましょう。

コース上に座り込まない

ゲレンデで座る

ゲレンデ滑走中、コースの途中で座り込んでいるスノーボーダーがいて、邪魔だと思ったことはありませんか?
でもこれ、誰もがついついやってしまいがちな、多くの場合は悪意のない迷惑行為です
特にビギナーや、複数の仲間がいるグループで滑っている場合に。
まだ初心者のうちは、好きでコースの途中で休んでるわけではないかもしれません。

進みたくても思うように滑れない、体が痛くて動けない、後ろから来る仲間を待っているなど、それぞれ座り込んでいる理由はあるでしょう。
座り込むこと自体がNGと言ってるわけではありません
座り込んでいる場所がコースの真ん中ということが問題です。

人を待つ時はコースの端に寄りましょう

コース上に座り込むと、滑っている人、座っている人の双方に衝突の危険があることは、簡単に想像がつくでしょう。
できるだけそのコースの終わりまで頑張って行って、リフト乗り場など広い場所でゆっくり休憩したり人を待つのが理想ですが、どうしても途中で止まって休みたいときには、なるべく邪魔にならないコースの端に寄っおくこと
たとえコース端でも、アテこむ壁や飛ぶポイントがある場合もあるので、なるべく周りを見て誰も通らない場所を選んだほうがベターです。
そして見通しがよく、どこからでも見えやすいことを確認しましょう。

また、リフト降り場での座り込みも禁物です
「ちょっとバインディングをはめている間だけ!」 と思っていても、後にくるリフトからは次々と人が降りてくるので、その導線にいたらいかに邪魔で危ないか分りますよね?
リフト降車後にバンディングをはめる際も、周りのことを考えて邪魔にならない安全な場所を探すようにすること。

リフトの乗り降り油断禁物

スノーボード リフト

初めてゲレンデでリフトに乗るとき、ものすごく緊張してドキドキしたことを覚えてますか?
なぜならビギナーはスケーティングやワンフットに慣れていないから。

だからこそ、リフトに乗る前にある程度フラットや緩やかな斜面で練習をするはずです。
大抵の初心者はそれなりにイメトレをして、意を決してリフトに乗り込むでしょう。それでも実際に乗り降りする場面で失敗してしまうのは、仕方がないことで、失敗して上手くなっていきましょう。

リフトの乗り降りは慣れるのが1番

何回も実践していくうちに、どんどん慣れていくことに気が付くでしょう。
しかし、中上級者がリフトの乗り降りで転ぶこともあります。その原因には、ただリフトに慣れすぎて集中力に欠けていることが多くあります。
友達と話していてリフトにぶつかったり、ゴーグルを拭くことやケータイに夢中で終点が来たことに気付かなかったり、駆け込み乗車でムリに乗り込もうとするなど。
リフトは同時にたくさんの人が乗車しています。

その中にはビギナーや子供ももちろんいますが、リフトの乗り降りに失敗すると自分が危険なだけでなく、リフトを止めたりして他の人にも迷惑がかかってしまいます。

さらに、リフト上からの落とし物もありがちですが、運悪く真下を滑っている人に当たってケガをさせてしまったら大変です。
コース外だった場合はパトロールの手を煩わせてしまいます。
このように、リフトでの油断は多くの人に迷惑をかけてしまうことになるので、気を抜かないということも頭に入れておきましょう。

コースを把握する

スキー場マップ

Oscity / Shutterstock.com

籠っていたり、何度も通っていてゲレンデ全体の概要が完璧に頭に入っているならば問題ないですが、初めてやあまり知らないゲレンデを滑る時には、ゲレンデマップを携帯して、万が一現在地が分らなくなった場合やどちらのコースへ行けばいいか迷った際にチェックするようにしましょう。なんとなくという勘に頼るのは危険です

コース入り口でよく見えずに進んでいったら、その先が超急斜面だったり、不整地のコブ斜面だったら……。
スキルが追いつかずどうしても滑り降りれなかったら、ボードを外して斜面を歩いて降りるということになりかねません。
もっと最悪の場合は、コース外へと出てしまう恐れもあります。コース外滑走は言語道断! それが意図的ではない場合でも、パトロールにチケットを没収されてしまう可能性だってあるくらいです。

可能な限りゲレンデマップを持とう

なによりも、ゲレンデでの迷子は本当に危険なので、朝イチにゲレンデマップを確認してある程度ざっくりコースを把握し、マップをポケットに入れて持ち運ぶように!
コース選びに迷ったりちょっとでも不安がある場合には、逐一確認することが重要です。
そして、グループで滑るときの「誰かについて行けば大丈夫」という甘い考えもNG。
途中ではぐれてしまうことだって、頼りにしていた人がコースを間違えることだってあることを想定し、もしひとりになってしまった場合でも行動できるようにしておくようにしましょう。

スピード出し過ぎは危険!

スキー場 ルール

これは中上級者に言えることですが、どんなに気持ちよくても、スピードの出し過ぎには注意しましょう。
特に、他にも多くの人が滑っているようなバーンでは、前に見えている人が予測外の思わぬ動きをすることだってあります。
どれだけボードコントロールに自信があっても、他者の急な動きに対応することは困難です。

超ハイスピードでの滑走中は、思った以上にブレーキングに時間がかかったり、ちょっとエッジングを過ったときのダメージが想像以上に大きいもの。
また、見晴らしが悪いポイントやコースの合流地点では、衝突のリスクが高まります。
スピードの限界に挑戦してライディングすることはスキルアップにも繋がりますが、ゲレンデはみんなが楽しむ場所なので、危険が伴うようなスピードの出しすぎは厳禁です。
パーク以外での中上級者のケガの原因は、ほとんどがスピード出し過ぎによる衝突や転倒という事実を踏まえ、楽しむなかにも安全な滑走を心がけましょう。

適度な休憩を

ゲレンデ休憩所

せっかく大好きなスノーボードを楽しむために来たのだから、また、限られた時間で絶対に上達したいのだから、なるべく休憩せずにずっと滑っていたいという人が少なくありません。
しかし、ゲレンデでは適度な休憩をとるようにするべきです
自分では気付かないだけで、移動中の疲れや寒さによる体力の消耗もあるし、さらに休憩を取らずに滑り続けていると、だんだんと集中力も落ちてきてしまうのです。
結果、ケガや事故に繋がってしまったり、上達したいはずなのに効率も悪くなってしまうでしょう。

リフトに乗る = 休憩ではない

リフトに乗っている間に休憩してるから大丈夫、と思っていたとしたら大間違い!
リフト上では雪や風にさらされていたり、強い太陽光を浴びていたりと、思いのほか体を休めることはできていないのです。
メリハリをつけて休む時間はきっちり休むということは、ほかのどんなスポーツにも共通することです。
疲れたと感じる前に休憩を取って体を休ませながら、長い一日を存分に満喫してください。

あなたのボードも狙われてる!?

スノーボード 板 盗難

これは決してあまりポジティブな話ではないですが、毎年どこかしらのゲレンデでボードの盗難が発生します。単純に他の人の取り前違えだったらいいのですが、
たちの悪いことに、数十本という単位で一瞬のうちにボードが紛失するケースもあります。
明らかに計画的な犯行で、持ち主が休憩中にちょっとレストハウス前に置いておいたボードを運び出してすぐに逃走されてしまうのです。
特に駐車場などの近くにあるボード置き場や建物内は注意が必要です。(すぐに逃げやすいから!)

標的となってしまった場合、残念ながら取り返すことはほとんど不可能。
休憩を終えて「さあ滑るぞー!」とボードを置いた場所を見たらどこにも見当たらないなんて……、本当に最悪です!!

いつでもどこでも起こりうる

残念ですが、これはどこでも起こりうる話。ここなら絶対に大丈夫なんて場所はありません。
現状、国内ゲレンデではほとんどの人がボード置き場にそのまま板を置いて、その場を離れてしまっています。
それは、ゲレンデに純粋にスキーやスノーボードを楽しむ人しかいなければ、悪いことなんて起こらないと思っているからでしょうが、犯罪者はそこに目をつけます。

彼らからしたら「どうぞ持って行ってください」と言ってるようなものなのですから!
だから、自分の大切なボードは自分で守りましょう。
ワイヤーロックやダイヤルロック、防犯対策に使えるアイテムがショップや売店で売られているので、ウェアのポケットに入れて持ち運び、休憩の際にはボード置き場や建物の柱などにくくりつけて、持ち出されないように備えておくことが最大の防御です。
ちょっとしたトイレ休憩などでも、気を抜かないようにしましょう!

参考記事

更に詳しく盗難の対策を読みたい方はこちらの記事がオススメ!

雪道運転を甘く見ない

雪道

マイカーで雪山に行く場合の話ですが、どんなに新品のスタットレスタイヤを履いていたとしても、 雪道運転には細心の注意を払いましょう。
特に仕事終わりの深夜にゲレンデへと向かう場合や、滑り終わった後の帰り道は疲れもあるので油断禁物です。
帰宅日に雪が降っていて、調子のいいパウダースノーをギリギリまで楽しみたいような日も、それは同時に帰り道も積雪していて危険だということ。

ドライバーは、最終日に限界の限界まで滑ることは避けた方がベターです。
もちろん、他にも運転に慣れた同乗者がいる場合には、交代で運転するようにしましょう。暗くなり、さらに降雪&積雪している山道ではどんなに慣れている地元の人だって、滑ったり事故を起こしたりしてしまいます。
楽しみにしていたトリップや、そこまで最高に楽しかったトリップが台無しにならないよう、雪道運転を甘く見ず、余裕を持ってスケジュールを組み、目的地に辿り着くまで気を抜かずにコンプリートしてください。


以上、ゲレンデで注意したい10のことでした。
基本的なことばかりだけど、気持ちよくスノーボードを楽しむために大切なことだらけです。初心者から上級者まで、人ごとだとは思わずに頭の片隅に置いといてください。そしていざシーズンを迎えたら、ゲレンデで最高の時間を過ごせますように!
(10の項目に入りそびれましたが、ゲレンデマジックにも注意しましょう!)

この記事の著者

Makiko Kishino

Makiko Kishinoライター・エディター

白馬でスノーボードショップを営む、元スノーボード誌編集者のフリーライター。
田舎ライフをマイペースに満喫しながら、とことん遊びを追求しています。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る