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日本のダイビングスポットおすすめ7選!楽しみ方をご紹介

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247 views 2024-8-28 UPDATE

日本は南北に長い国であるため、北と南では気候が大きく変わります。

そのためダイビングをする場所によって気候や、四季による海中の変化があることから、楽しみ方は無限大。

日本にはダイビングスポットが多くありますが、とくにおすすめな7選を南から順にご紹介します。

  1. 石垣島】豊富な海洋生物とサンゴに圧巻される
  2. 宮古島】透明度が高い海でダイナミックな地形を楽しむ
  3. 沖縄本島】エリアによって雰囲気が変わる!マクロ生物/沈船/ダイナミックな地形
  4. 小笠原諸島】濃い青が美しい世界遺産の海!回遊魚や沈船も
  5. 大瀬崎】年間を通して見どころがある!海中の四季を楽しむ
  6. 支笏湖】日本一の水質で淡水ダイビング
  7. 知床】幻想的な世界!世界遺産で流氷ダイビング

あわせて、日本でダイビングを楽しむ3つの方法もご紹介します。

この記事を参考に、あなたが日本で体験してみたいダイビングを見つけてくださいね!

日本のおすすめダイビングスポット7選

日本のおすすめダイビングスポットを、南から順にご紹介します。

【石垣島】豊富な海洋生物とサンゴに圧巻される

石垣島でのダイビングは【初心者〜上級者】におすすめです。

石垣島は沖縄本島よりさらに400kmほど南西にある島で、日本でも人気の離島。

ダイビングスポットは数多くあり、1年中楽しめます。

シュノーケリングでも十分楽しめるほど透明度が高く、綺麗な海です。

サンゴ礁・マクロ生物〜大型回遊魚まで、海洋生物の豊富さに感動するでしょう。

◆石垣島でのダイビングの楽しみ方

  • 透明度が高いためマクロ生物を楽しめる
  • 洞窟が多い・深度がある場所が多い・流れがゆっくりな場所が多いなど面白い地形
  • マンタ、ウミガメ、マグロなど、大型の海洋生物に出会える確率が高い
  • マンタは水深6〜7mくらいを泳ぐことが多く、体験ダイビングで見られることも
  • ウミガメは高確率で出会える。(とくに産卵時期の春〜夏にかけて)
  • 熱帯魚の種類が豊富
  • 温暖な気候なため冬でもダイビングができる
  • 季節によって変わる海中の様子を楽しめる
  • サンゴ礁に囲まれた島で、カラフルなサンゴ礁を観察できる

世界には約800種類あると言われているサンゴですが、石垣島ではなんと約360種類も見られます!

◆石垣島の気候

石垣島は、最も寒い1月でも平均気温が18度、最低気温は16℃になるため、冬は少し肌寒いです。(※)

(※)出典:気象庁石垣島(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

おすすめの季節は、梅雨明け(6月後半)〜秋頃(10月)ですが、季節によって出会える生き物が変わるため、目的に合わせて訪れると良いですよ!

◆地図やダイビングスポット

北西部に位置する川平エリアはマンタが集まるスポット
西部は大型回遊魚と遭遇できるスポット

などエリアによって見どころが変わります。

南部にもダイビングがスポットがあり、ホテルや空港へのアクセスがしやすいですよ!

【宮古島】透明度が高い海でダイナミックな地形を楽しむ

宮古島でのダイビングは【初心者〜上級者】におすすめです。

宮古島は、沖縄本島から南西に約290kmある大小6つの島。

周辺の島には橋やフェリーで簡単にアクセスでき、宮古島に加え周辺の島のダイビングも楽しめます。

◆宮古島でのダイビングの楽しみ方

  • 宮古島周辺には多くのダイビングポイントがあり、多くの地形を楽しめる
  • 洞窟ダイビングが多くある
  • 宮古島3大ダイビングスポットは魔王の宮殿」「通り池」「アントニオガウディ
  • 有名な「青の洞窟」は初心者でも楽しめる
  • 1年を通して透明度が高く、透明度30m以上になる期間がある
  • 真っ白い砂浜×透明度の高い「宮古ブルー」と呼ばれる海「与那覇前浜ビーチ」は東洋一の美しさと言われている

◆宮古島の気候

最も寒い1月や2月は平均気温が18℃と、少し肌寒いです。(※)

(※)出典:気象庁宮古島(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

宮古島のダイビングがおすすめの季節は春〜秋

春〜初夏は、風が落ち着き海況が安定し、秋は透明度が高くなり、より一層クリアになります。

目的を決めてから季節を決めましょう。

◆地図やダイビングスポット

宮古島にはダイビングポイントが多くありますが、なかでも伊良部島下地島周辺に多くあります。

【沖縄本島】エリアによって雰囲気が変わる!マクロ生物/沈船/ダイナミックな地形

沖縄本島でのダイビングは【初心者〜上級者】におすすめです。

令和4年の観光客数は、国内外合わせて677万人と年々増加傾向しており、日本国内でも人気のリゾート地です。

出典:令和4年度 沖縄県入域観光客統計概況

世界遺産である「琉球王国のグスク及び関連遺産群(かんれんいさんぐん)」や戦争遺跡など、観光スポットが多くありますが、透明度が高い海もおすすめ。

◆沖縄本島でのダイビングの楽しみ方

  • 何百ものダイビングスポットがあり、エリアによってスタイルが大きく変わる
  • サンゴ礁・マクロ生物・大小さまざまな回遊魚
  • 南部は、洞窟、ドリフトダイビング、ビーチダイビングなど種類が豊富
  • 東海岸は、冬でも問題なくダイビングでき、透明度が増すためおすすめ
  • 北部は、自然が多く残るエリア
  • 本部は、透明度が40m以上!「水納島」は沖縄でもトップクラスのダイビングスポット
  • 第二次世界大戦での沈船。アメリカ海軍の駆逐艦「USSエモンズ」は全長約106mで圧巻
  • 観光地なのでダイビング以外の楽しみも多くある

◆沖縄の気候

最も寒い冬の1月の平均気温は17℃と肌寒いです。(※)

出典:気象庁那覇(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

1年通してダイビングを楽しめますが、おすすめの季節は春〜秋

ただし、梅雨(5月・6月)と台風(8月・9月)には要注意!

◆地図やダイビングスポットを紹介

沖縄には多くのダイビングスポットがありますが、冬は北風の影響があるためクローズするエリアがあります。

南部など、北風の影響を受けにくいエリアを選択しましょう。

【小笠原諸島】濃い青が美しい世界遺産の海!回遊魚や沈船も

小笠原諸島でのダイビングは【初心者〜上級者】におすすめです。

小笠原諸島は、東京から1000kmほど南にある30あまりの島々。

他の大陸と陸続きになったことがなく、独自の生態系を作り、進化しています。

これらの過程を実感できることから2011年には、世界遺産に登録されています。

小笠原諸島でのダイビングは、ここでしかない自然や生態系を体験できますよ!

◆小笠原諸島でのダイビングの楽しみ方

  • 海の色は濃い青で「ニホンブルー」と呼ばれており、沖縄とは違う海の雰囲気を楽しめる
  • サンゴ礁・マクロ生物・大小さまざまな回遊魚
  • 潮の流れに乗って海中を楽しむドリフトダイビングスポットがある
  • 父島からボートで1時間半〜2時間(約50km)のケータ列島は、マグロ穴、シロワニ、イルカなどが見どころ
  • 第二次世界大戦時に沈んだ沈船があり、歴史を感じさせる
  • 沈船は浅い水深ではバラバラになっていることが多く、深い水深では船体がわかりやすいものもある
  • 6月〜8月の風が穏やかな日にしか行けないケータ列島

◆小笠原諸島の気候

最も寒い冬1月は平均気温が18℃と、少し肌寒いです。(※)

(※)出典:気象庁父島(東京都) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

年間を通してダイビングを楽しめますが、おすすめの季節は春〜秋

秋は水温が最も上がり、透明度が高くなり、濃い青が美しい「ニホンブルー」を堪能できる季節。

◆地図やダイビングスポットを紹介

ダイビングスポットは、大きく3つに分けられます。

1.父島周辺なら穏やかな場所が多く、初心者におすすめ。 

2.母島周辺はザトウクジラと遭遇できるかも!

3.聟島(むこじま)・嫁島周辺(よめじま)のイソマグロの群れが渦を巻く「マグロ穴」は上級者向け!

【大瀬崎】1年通して見どころがある!海中の四季を楽しむ

大瀬崎でのダイビングは【初心者〜上級者】におすすめです。

駿河湾の中にある大瀬崎は、関東で「ダイビングの聖地」と呼ばれるほど、多くのダイバーが訪れる場所。

伊豆半島の中の駿河湾の中にあるため、風や波の影響を受けにくく、台風が直撃しない限り1年通してダイビングを楽しめます。

◆大瀬崎でのダイビングの楽しみ方

  • 四季によって海中の様子が変わる
  • 大瀬崎は大きく分けて3つのポイントがある1.湾内2.湾外3.先端(土日祝日のみ)
  • 場所によって環境が大きく変わるため、雰囲気がガラリと変わる
  • 海洋生物が豊富で、場所によってはマンタなどの大型回遊魚が見られることがある
  • 湾内にはナイトダイビングできる場所がある
  • 先端にある大瀬神社はパワースポットとして有名。推定樹齢1500年の「夫婦ビャクシン」は国の天然記念物

◆大瀬崎の気候

最も寒い冬の1月では、平均気温が6.9℃と寒いため防寒対策が重要です。(※)

(※)出典:気象庁稲取(静岡県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

1年通してダイビングができ、季節によって違う見どころがあります。

◆地図やダイビングスポットを紹介

ダイビングスポットは1.湾内2.湾外3.先端(土日祝日のみ)

【支笏湖】日本一の水質で淡水ダイビング

支笏湖でのダイビングは【初心者〜上級者】におすすめです。

支笏湖は、噴火によってできた陥没地に水が溜まりできた湖です。

湖のため海水ではなく、淡水

プランクトンの発生も少ないため、水の透明度が非常に高く、環境省の公共用水域水質測定結果では、20回も全国1位をとる(※)ほど水質が良いことで有名です。

(※)出典:ちとせの観光 - 北海道千歳市公式ホームページ 支笏湖についてLake Shikotsu

波がなく、流れも少なく透明度が高いことから、多くのダイバーから1度は潜ってみたい湖と言われています。

◆支笏湖でのダイビングの楽しみ方

  • 支笏湖は湖なので、海水とは違うダイビングを楽しめる
  • 巨木、淡水魚、水草など淡水ならではの景色
  • 1年通してダイビングができ、季節によって異なる雰囲気を堪能できる
  • 冬1〜2月は、氷が張っている湖へのアイスダイビングができる
  • 栄養成分が少なく、プランクトンも少ないため、透明度が高い

◆支笏湖の気候

夏の8月では、平均気温が最も高く18℃と過ごしやすい気温です。

アイスダイビングができる冬の1月や2月では、最低気温の平均が7.9℃と寒いため、防寒対策が必要。(※)

(※)出典気象庁支笏湖畔(石狩地方) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

◆地図やダイビングスポットを紹介

支笏湖はエントリーできる場所が多くあり、さまざまな場所でのダイビングを楽しめます。

【知床】幻想的な世界!世界遺産で流氷ダイビング

知床での流氷ダイビングは【上級者】向けです。

生態系や海の豊かさが評価され世界遺産に登録された知床は、流氷ダイビングが有名。

極寒の中でのダイビングは大変ですが、流氷の神秘的な世界に感動するでしょう。

通常のダイビングでも危険を伴いますが、流氷ダイビングはさらに危険なため、サポートスタッフの話を聞くことが大切。

海水温が年々上昇していることから、着岸する流氷は少なくなっており、いつまで体験できるかわかりません。

日本でのダイビングを考えている上級者の方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

◆知床でのダイビングの楽しみ方

  • 基本のダイブは15分程度
  • 流氷の上を歩いてポイントまで移動して流氷に穴を開けてエントリー
  • ポイントに行くまで流氷の上を歩く楽しみがある
  • ダイビングは流氷の周りを回ってみたり、下から眺めてみたり他ではできない体験ができる
  • 海の妖精と言われている「クリオネ」に出会えるかも
  • 簡単ではないためダイビング経験が多い上級者向け

◆知床の気候

流氷ダイビングができる2月〜3月は、昼間でも最高気温が-2.1℃、水温は-2℃とかなり寒いです。(※)

(※)出典気象庁斜里(網走・北見・紋別地方) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素

ときには-10℃以下になることもあるため、防寒対策は最も大切です。

おすすめの季節は、流氷が着岸する冬(2月〜3月)

◆地図やダイビングスポットを紹介

知床でのダイビングは、西側のウトロと東側の羅臼で体験できます。

羅臼では流氷の接岸が不安定ですが、ウトロは安定しやすく流氷ダイビングの主流です。

日本でダイビングを楽しむ3つの方法

日本でダイビングを楽しむ方法は、3つあります。

  • 体験ダイビング
  • ライセンス取得ツアー(Cカード取得)
  • ファンダイビング

あなたのスキルに合った方法で、日本のダイビングを楽しんでください!

体験ダイビング

体験ダイビングとは、ライセンスを持っていなくても参加できるツアーです。

未経験な方が最初にできるダイビングで、事前に講習を受け、インストラクターと一緒に20〜30分ほど潜ります

体験ダイビングで潜れる最大深度は12m。

相場は、1ダイブ8,000円〜15,000円ほど。

ライセンス取得ツアー(Cカード取得)

ライセンス取得ツアーは「Cカード」と言われる認定証(ダイビングライセンス)を取得できるダイビングツアーです。

ダイビングを安全に楽しむために、必要な知識や技術を学べます。

最短で2〜3日ほどで取得ができますが、一般的には3〜4日かかります。

相場は60,000円〜100,000円

ただし安い料金設定をしているお店では、機材のレンタル料など追加料金がかかることがあるため要注意。

ダイビングショップによって違うため、事前に確認しておくことがおすすめです。

ファンダイビング

ファンダイビングとは、ライセンス取得者(Cカード取得者)ができるダイビングです。

ライセンスを取得した人ができるダイビングで、一度取得すれば世界の海でのダイビングを楽しめます。

Cカードを取得すると、ダイブリーダーと水深18mまでのダイビングができます。

さらにレベルアップをすれば、最大水深40mまでのダイビングも楽しめますよ!

相場は、ビーチから1ダイブで10,000円〜25,000円ほど。

ボートからでは、さらに高くなります。

価格に幅があるのは、お店によって施設利用料や交通などの違いがあるためです。

1ダイブだけするよりも、2〜3ダイブが複数日セットになっている方が割安なため、おすすめ。

まとめ

日本でのダイビングは数多くの魅力的場所があり、それぞれ違う体験ができます。

  1. 石垣島】豊富な海洋生物とサンゴに圧巻される
  2. 宮古島】透明度が高い海でダイナミックな地形を楽しむ
  3. 沖縄本島】エリアによって雰囲気が変わる!マクロ生物/沈船/ダイナミックな地形
  4. 小笠原諸島】濃い青が美しい世界遺産の海!回遊魚や沈船も
  5. 大瀬崎】年間を通して見どころがある!海中の四季を楽しむ
  6. 支笏湖】日本一の水質で淡水ダイビング
  7. 知床】幻想的な世界!世界遺産で流氷ダイビング

同じ場所でも季節によって全く違う雰囲気になるため、事前に見たいものを調べておくことがおすすめです。

日本でダイビングをするときは

  • 体験ダイビング
  • ライセンス取得ツアー(Cカード取得)
  • ファンダイビング

3つの方法で行いましょう。

日本ならではのダイビングを楽しんでくださいね!

Writer

北海道から沖縄まで、国内各地のリアルな観光情報を発信中。
穴場スポットやアクティビティをはじめ、その土地の文化・歴史・グルメなどの魅力を、地元ライターならではの視点でお伝えします。

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