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CBDはうつ病や不眠症の克服をサポートしてくれる?ストレスや不安感の緩和効果を解説します。

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2,009 views 2021-11-25 UPDATE

何かとストレスが多い現代社会において、重度のストレスが原因でうつ病不眠症などの精神の不調を患ってしまう方が増えており、深刻な社会問題と認識されております。
そんなうつ病や不眠症などの精神の不調に効果的であると期待されているのが、「CBD(シービーディー)」です。CBDは身体への健康効果だけでなく、私たちの心にもメリットをもたらしてくれると話題を集めております。
今回は「CBDが持つストレスや不安感の緩和効果」について解説いたします。CBDがどのような成分であるのかという基本的な説明からメンタル面に対するCBDアイテムのおすすめの使い方まで幅広く紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

CBDにはどのような特徴がある?その健康効果とは?

CBDについて

CBDは「カンナビジオール」の略称で、大麻草などに含まれる「カンナビノイド」と呼ばれる天然成分の一種です。天然由来の成分であるため、副作用がほとんど出ないという特徴を持ちます。
同じカンナビノイドの一つに、THC(テトラヒドロカンナビノール)があります。THCがいわゆる「ハイになる」大きな精神活性をもたらす成分であり、マリファナ(麻薬)の主成分ともされております。多くの国々で規制の対象にされており、大麻と聞いて悪いイメージを思い浮かべる原因は、実はこのTHCによってもたらされるものなのです。
一方で、CBD(カンナビジオール)にはTHCのような「ハイになる」精神活性をもたらす効果は無く、危険な中毒性・依存性も持ち合わせておりません。安全性が認められているため、CBDは日本では規制の対象になっておらず、厚生労働省から認可も下りております。

CBDの効果とは?


CBDは私たちの心と身体に次のような効果をもたらしてくれます。
・ストレスや不安感の緩和(不眠症の改善や高血圧の予防も)
・抗炎症作用(炎症やリウマチ性関節炎など)
・メタボリック症候群の改善(糖尿病や肥満など)
・神経精神病への対策(自閉症、ADHD、PTSD、アルコール依存症など)
・お肌のトラブル改善(にきびや皮膚炎、シミやしわなど)
Etc,,
CBDは「ECS(エンド・カンナビノイド・システム)」という私たちの身体に生まれつき備わっている身体調整機能に働きかけます。ECSは、代謝、気分、消化、睡眠、免疫、心臓機能、体温など「私たちが生存するために必要な機能を調整する役割」を担っております。ECSの働きが活性化すると、私たちの心と身体に様々なメリットをもたらしてくれるのです。

うつ病の原因は?

うつ病とは

うつ病は「気分が強く落ち込み憂うつになる」「やる気が出ない」などの精神的な症状だけでなく、「眠れない」「疲れやすい」「体がだるい」といった身体的な症状も現れることのある病気で、気分障害の1つとされております。気分障害は「うつ病性障害」と「双極性障害(躁うつ病)」に大きく2つに分けられ、一般的に言われる「うつ病」は「うつ病性障害」の中の「大うつ病性障害」のことを指します。うつ病では気分が落ち込んだり、やる気がなくなったり、眠れなくなってしまったりなど、うつ状態のみが見られるため「単極性うつ病」とも呼ばれております。
うつ病の場合、気分が落ち込んでしまうような明確な原因・理由が思い当たらなかったり、たとえ原因になった問題が解決したとしても気分は回復しなかったり、仕事や学校に行けず動くことができなったりします。また、ものの見方や考え方が否定的になってしまうこともうつ病の症状です。

うつ病を引き起こすきっかけは?

うつ病が発症する明確な要因は、実のところわかっておりません。一般的に、感情や意欲をコントロールする脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。
自身の物事の考え方、生活環境・家庭環境の変化、親しい人の死別、結婚や妊娠、昇進や栄転など、うれしい出来事や悲しい出来事が複雑に絡み合ってうつ病が引き起こされます。
そこには必ず何かしらの「ストレス」があり、その「ストレス」がうつ病の発症に大きく関わっているとされております。現代社会はビジネスや社会システムの構造がめまぐるしく絶えず変化しており、日常生活のありとあらゆるシーンにおいても急激な変化や進歩が求められます。そうした社会情勢の背景がうつ病患者を増やしているのではと考えられております。

CBDがメンタル面のメリットをもたらしてくれる理由

ストレスや不安感の緩和

CBDはストレスや不安感を軽減してくれるリラックス効果を持ちます。長期間ストレスや不安を抱くことは、うつ病などの精神疾患につながる恐れがあることは前述の通りです。
CBDは「セロトニン」「ドーパミン」などの神経伝達物質に対する反応に関わります。特に、セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれており、実際にうつ病を患っている患者への治療として、セロトニンの働きを活性化させる治療薬が処方されております。
CBDには抗うつ薬に似た効果を持っているため、ストレスの緩和や精神的な不安を解消できるのではと期待されております。
効果の一例として、CBDの摂取を続けた患者がうつ病や統合失調症などの症状緩和を実感したとSNS上で発信し、海外で話題になった例が挙げられます。あくまで個人の感想の1つであり、実際のところはまだまだ議論の余地がありますが、世界中で様々な研究が進められており、今後の発表に期待がされております。

睡眠の質の向上・不眠症の改善


不眠症に悩む人がCBDを摂取し始めたところ、睡眠時間が延長したという研究結果があります。PTSD(心的外傷後ストレス障害)による睡眠障害を持った患者にも効果が出たという事例もございます。
不眠症は様々な理由で発症してしまいますが、うつ病などの精神的な理由から不眠症になってしまう患者が数多く報告されております。この場合、精神的な不調から寝つきが悪くなってしまい、夜眠れないストレスや不安がさらに精神の不調を加速させるという、解決が難しい負のスパイラルに往々にして陥ってしまいがちです。
CBDにはストレスや不安感の緩和作用がありますので、リラックス効果から精神の不調にアプローチして、睡眠の質を高めてくれることが期待できます。

ストレス対策としてのCBDアイテムの使い方

様々なCBDアイテムが登場しておりますが、ストレスや不安感の緩和を目的とする場合には、CBDオイルでの摂取がおすすめです。

①舌下摂取


舌の下側(裏側)にある毛細血管からCBDを直接血流に取り込む方法です。舌の下側(裏側)に直接CBDオイルを垂らして1分ほど馴染ませます。その後、口の中に残っているオイルを飲み込みます。
30分~1時間以内に効果が表れてきますので、即効性に優れており、効能自体は2~4時間と長く継続されます。ストレスの緩和やリラックス効果、自律神経の調整効果が期待できます。

②経口摂取


CBDオイルを口から飲み込んで摂取する方法です。例えば、CBDオイルを入れたコーヒーやお水を飲んだり、CBDオイルを入れて作った料理やお菓子を食べたりすることでCBDを摂取します。
CBDが肝臓で消化されてしまうため、効果が表れるまでに1時間以上かかります。CBDの体内吸収率も舌下摂取と比べると下がってしまうのですが、消化に時間がかかるかわりに、長く体内に留まるため、じっくりと長く効くという特徴があります。効能が4~6時間も続くとされております。
CBDには特有の苦みがありますので、舌下摂取ではその苦みを直接感じてしまうことがあります。CBDを食品や飲み物に混ぜることで、その苦みを感じることなく摂取することができるため、CBDの苦みがどうしても苦手という方には経口摂取をおすすめいたします。

③摂取のタイミング

病院で処方される薬は、朝や昼、食前や食後など飲むタイミングが指示されているものがほとんどですが、CBDには摂取における絶対のタイミングはありません。あくまで、個人の状況や調子、ライフスタイルに合わせて摂取していただくのがベストです。
例えば、会社や学校に行くことに対して恐怖や不安を抱いてしまっている場合、朝起きてすぐのタイミングで摂取していただくことで、気持ちが落ち着いてすっきりとした気分で動き出すことができます。
他にも、誰しも夜になると不安感が募ってしまいますので、夜就寝前にCBDを摂取することで夜の不安感を拭い去るとともに、質の良い眠りに付くこともできます。

注意点

医薬品との相互作用に注意

CBDは他の医薬品と一緒に摂取してしまうと相互作用や副作用が起きる可能性がありますので、注意してください。すでに抗うつ薬などの医薬品を処方されている場合には、かかりつけ医にCBDを摂取しても問題がないかどうか必ず確認するようにして下さい。

成分表示の確認を

CBDアイテムを購入する際には、どのような成分が含まれているか確認しましょう。特にTHCが含まれていないかどうかは必ず確認するようにして下さい。
市場に多く出回っているCBDアイテムの多くが海外で製造されているのですが、海外の大麻検査基準と日本の大麻検査基準が異なる場合がございます。例えば、アメリカではCBDアイテムの原材料とされるヘンプに含まれるTHC量が0.3%以下であれば基準クリアとみなされるのですが、日本ではTHCがごく微量でも検出されたら規制の対象となってしまいます。
THCの確認は必ずするようにしましょう。

まとめ


CBDがうつ病にもたらす効果について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
うつ病への効果については、実際はまだまだ研究段階にあるという結論がふさわしい状況であり、確定的な研究結果が報告されているわけではありません。
心と身体の日々の疲れを癒して、ストレスや不安感を緩和させるという目的で使用するには効果が期待できるので、ぜひ一度お試しいただければと思います。

Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

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