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2018-2019 製品レビュー:Bolle 『EMPEROR』『NOVA2』『BOLT』『B-Style』

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4,407 views 2019-1-12 UPDATE

今回は、上村愛子が使用していることで有名な、フランスの老舗ゴーグルメーカー Bolleの製品をご紹介しよう。

Bolle(ボレー)はフランスで1950年に工業用保護メガネとゴーグルの生産を開始した歴史あるアイウェアメーカーである。欧州でのシェアは高く、スキーやスノーボード以外でも、サングラスやヘルメットも展開しており、幅広い層から支持されている。日本での人気もじわじわと上がってきており、今後目を離せない存在になってきそうな注目メーカーだ。

 

EMPEROR

最大限に確保された広い視野が特徴の、ラージタイプのジャパンフィットモデル。
細部にまで拘った作りをしており、長期間の使用にも耐えうる耐久性も持ち合わせている。
メーカーWebサイトでは推奨していないが、小さいメガネであれば装着したままゴーグルを着用することができるサイズなので、メガネで滑る派の方々にもおススメできるゴーグルだ。
今回は、白馬のバックカントリーで使用したのだが、晴れから曇りまで、明るさが異なる場合でも1つのレンズ(ミラーレンズ/Sunrise)で十分対応することができた。
雪がぱらつくような天候であっても、曇ることなくしっかりと視界を確保してくれていたので、ゲレンデで遭遇しうるような状況では、殆ど曇るようなことはないだろう。

 

NOVA2

Bolleが展開するゴーグルの中ではお求めやすい価格のエントリーモデルとして、人気の高いNOVA2。
フラットレンズを採用し、コンパクトで軽量感のあるデザインを採用している。
しかし、前作に比べ視界が20%向上しているため、見た目以上に視野が広くエントリーモデルにありがちな死角が殆どない。
昨今ブームの大型ゴーグルとは違い、コンパクトかつフラットというオールドスクールのゴーグルをお探しの方には是非ともおススメしたい一品だ。

BOLT

Bolleの技術を投入し、快適性と機能性を追求したモデル。
今回は、バックカントリーとゲレンデで使用したのだが、滑走時もハイクアップ時も全く違和感なく、快適に着用することができた。
特筆すべき点はその形状。ゲレンデではスキーをする際に着用したのだが、計算されたサイドカーブにより、レンズと眼球間の隙間に風が入り込むことが少なく、安いサングラスにありがちな『目の渇き』を殆ど感じることがなかった。
当モデルは主に自転車競技やマラソンなどに使用することが多いのだが、耐久性の強いレンズと、風の巻き込みに効果的な形状はサングラス派のスキーヤー・スノーボーダーにも強くおススメできるアイテムだ。

B-Style

長年サイクリングヘルメット制作で培った技術を応用し、驚くほど快適に装着できるヘルメットが、B-Styleだ。
インテグレイテッドベンチレーションは効果的にヘルメット内の空気を循環させてくれ、常に快適な状態に保ってくれるし、クリック-TO-フィットシステムは、ダイヤルを回すことでヘルメット内が締め付けられ、簡単にフィッティングの微調整が可能となる。
私は普段ヘルメット着用の際には、薄手のニット帽をかぶり、密着度をあげるのだが、明らかにフィッティング感はこちらの方が良かった。
付属の耳当て部分は非常に暖かく、ニット帽などで保温対策をせずとも耳が痛くなるようなことはない。ちなみに別売のオーディオキット(別売¥8,400)を装着することで、お気に入りの音楽を聴きながら滑走することが可能となる。イヤホンやヘッドフォンのように耳を完全にふさぐわけではないので、周囲の騒音もある程度は聞く事ができるように設計されているので、音楽を聴きながら滑走する方にはおススメのアイテムだ。

今回ご紹介した製品以外にも豊富にラインナップを用意しているので、これらのアイテムに興味のある方は一度公式Webサイトを確認してみると良いだろう。

Writer
乾 海老雄
乾 海老雄 チーフライター

元スノーボードインストラクターのIT系Webライター

長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。

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