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東京の花見スポット4選|おすすめ時期から桜の種類まで解説

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59 views 2024-11-22 UPDATE

四季がはっきりしている日本では、桜は春の訪れを象徴する花。

春に東京に訪れるなら、桜の花見は外せないでしょう。

この記事では、東京の花見スポットやおすすめ時期、楽しめる桜の種類などをご紹介します。

桜は開花してから長くても2週間ほどで散ってしまうため、儚さがあります。

桜の種類によって咲くタイミングが違うため、訪れる時期を失敗しないよう、ぜひ参考にしてください。

東京の花見スポットおすすめ4選

東京での花見スポットを5つご紹介します。

各スポットでは、桜と一緒に祭りやイベントも楽しめます。

千鳥ヶ淵緑道

東京都千代田区にある千鳥ヶ淵緑道は、皇居のお濠沿いにある遊歩道。

約700m続く遊歩道には、ソメイヨシノをはじめとする桜の木が約140本植えられています。

千鳥ヶ淵緑道を歩くのも良いですが、千鳥ヶ淵ボート場でボートに乗って花見をすることもおすすめ。

水面に映る桜をのんびり眺められるでしょう。

桜が咲いている期間は、千代田のさくらまつりが開催されており、夜になるとライトアップされます。(2024年は3月22日〜4月7日)

千鳥ヶ淵は、以前は川をせき止めて飲料用の貯水池として使用されていたほか、濠(ほり)として江戸城を守る役割もあった歴史ある場所です。

隅田公園

東京都台東区と墨田区にまたがる隅田公園内には約700本の桜の木が植えられています。

隅田川の両岸には、八代将軍である徳川吉宗によって植えられた桜並木が約1kmほど続きます。

約340本のソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、シダレザクラなどの桜が咲いています。

3月中旬〜4月上旬には墨堤さくらまつりや隅田公園桜まつりが開催されており、水上パレード夜桜ライトアップなどのイベントを楽しめますよ。(2024年:墨堤さくらまつりは3月16日〜4月7日、隅田公園桜まつりは3月17〜4月14日)

目黒川

目黒川沿い4kmにわたる約800本の桜並木は、まさに桜の名所。

ソメイヨシノをはじめサトザクラ、シダレザクラなどの桜を楽しめます。

目黒川沿いを歩くのも良いですが、屋根がないオープン船に乗ることもおすすめ。

有名なスポットなため地上に人は多くいますが、船に乗れば混雑を避けて静かに花見ができます

3月末には、中目黒さくらまつりがあり、桜と一緒に音楽やダンスのイベントを楽しめます。(2024年は3月30日・31日)

目黒川はかつては川幅が狭く水深が浅かったことから、大雨が降ると水が溢れて田畑が冠水するなどの被害があり護岸工事が行われました。

護岸工事をするたびに記念として、桜が植えられたことが、目黒川の桜並木のきっかけと言われています。

六義園

東京都文京区にある六義園には、ソメイヨシノやエドヒガンなどの桜が80本近く植えられています。

なかでも高さ約15m、幅約20mある地面に着くほど大きなシダレザクラは、六義園のシンボル的な存在です。

おすすめは3月下旬の限られた期間しか開催されていない、夜間特別観賞会での花見。(2024年は3月16日〜24日)

ライトアップされたシダレザクラは、奇跡のように美しく幻想的です。

六義園は、江戸幕府で役職についていた大名・柳沢吉保が、五代将軍・徳川綱吉に下屋敷として与えられた場所に1695年に作った庭園です。

五代将軍・徳川綱吉がたびたび訪れたと言われており、娘の鶴姫も花見を楽しんだという逸話があります。

東京の花見のおすすめ時期は4月上旬

2024年の東京の開花は3月29日、満開になった日は4月4日でした。

平年は開花日は3月24日、満開日が3月31日となっているため、お花見をするなら4月上旬がおすすめです。

ただし桜の種類によって開花の時期が変わるため、見たい桜がある場合は事前に調べておくと満開の状態を見られるでしょう。

東京の花見で楽しめる桜の種類と特徴

現在日本では600種類以上の桜がありますが、細かく分類すると数えきれないほどの種類になると言われています。

そのなかでも東京で見られる代表的な桜を3つご紹介します。

ソメイヨシノ

日本で最も多く咲いているのがソメイヨシノという品種で、開花や満開を観測する標本木となっています。

江戸時代に開発された品種で、寿命は約70年。

挿し木や、接ぎ木で数を増やし、現代までその美しさを引き継いでいます。

花びらは5枚の一重咲きで、3〜5個ほどまとまって咲いており、咲きはじめ頃は淡いピンク色ですが、日が経つにつれて白っぽく変化します。

東京では3月25日前後に開花し4月に入る頃に満開を迎えることが多いです。

花言葉は、清純・優れた美人・高貴などがあります。

シダレザクラ

シダレザクラとは、枝が柔らかく枝垂れる桜の総称で、別名イトザクラとも言われます。

自生する桜のひとつのエドヒガンザクラを遺伝的に改良した品種。

花の色はソメイヨシノと同じく、咲きはじめは淡いピンク、日が経つにつれ白っぽくなります。

ただし色や花の形は個体差があり、雰囲気が大きく変わります。

ソメイヨシノよりも1週間ほど早く見頃を迎えるため、見たいと考えている方は、一般的な開花時期よりも早めに訪れることがおすすめです。

花言葉は、優美、円熟した美人、淡白などがあります。

また、垂れ下がっている桜は何かを隠しているように見えることから「ごまかし」といったネガティブな花言葉もあります。

ヤエザクラ

ヤエザクラとは、通常の花びらよりも多く花びらがある桜の総称

花びらの枚数は決まっておらず、6枚以上あるとヤエザクラと呼ばれます。

なかには花びらが300枚以上ある桜もあり、ふわっとボリュームのある華やかな桜です。

開花時期はソメイヨシノよりも1〜2週間ほど遅く、ソメイヨシノが散る頃に咲きはじめるため、訪れる時期には注意しましょう。

ヤエザクラは、日本最古の歌集である万葉集にも登場しており、古くから日本人に愛されてきました。

花言葉は、教養がある、おしとやかなどがあります。

まとめ

東京の花見スポットは、千鳥ヶ淵緑道、隅田公園、目黒川、六義園、八芳園がおすすめ。

桜は品種によって開花時期が変わるため、訪れる時期には注意が必要です。

東京ではソメイヨシノは3月25日前後に開花し、4月に入る頃に満開を迎えます。

シダレザクラはソメイヨシノよりも1週間ほど早く、ヤエザクラはソメイヨシノよりも1〜2週間ほど遅いため、見たい桜に合わせて予定を立てましょう。

花見ができるスポットの多くでは桜まつりが開催されているため、桜に関するグルメやイベントも楽しんでくださいね。

Writer

北海道から沖縄まで、国内各地のリアルな観光情報を発信中。
穴場スポットやアクティビティをはじめ、その土地の文化・歴史・グルメなどの魅力を、地元ライターならではの視点でお伝えします。

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