好みのシェイプを見つけよう！！スケボーのデッキは工場によって形が違う？？

スケボーに乗って派手なトリックを決めたい！！

実はスケボーにも様々な形があります。細かな違いでも、自分に合った形のデッキを使うことで、メイク率が格段にアップするなんてことも。

ブランドごとに特徴のあるデッキ。皆さんの乗っているデッキはどの工場で作られているかご存知でしょうか？

今回はブランドや工場でどんな特徴があるのか、徹底的に解説していきます！

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スケボーのデッキはいったい何からできている？？

まず、スケボーのデッキはどんな素材からできているかご存知でしょうか。見た目からして木材でできているのは分かりますが、木材にも様々な種類があります。

主に使われるのはカナディアンメープル

スケボーのデッキは、一枚の板からできている訳ではありません。薄くカットされた木材を7枚から8枚重ねてプレスします。

その一枚一枚は、カナディアンメープルという木材が主に使用されます。

メープル材と言えば、とても硬く家具や建築材、楽器にも使われる木材です。

その中でも北アメリカ産のメープル材は特に硬く、スケボーのデッキにはもってこいの素材です。

デッキの中でも安価なものには、中国産のメープル材が使用されていることが多いです。

初心者にも扱いやすい形のデッキブランド

様々なデッキブランドがありますが、その中でもクセがなく、初心者でも扱いやすいものをいくつか紹介していきます。

REAL Skateboards

https://www.murasaki.co.jp/brand/ridelifemag-murasaki-sports/shop/yokohama-vivre/ecbc1be2-8820-45c7-a36b-a01c6433c329 より引用

まず紹介するのはこちらのブランド。NIKESBでも活躍する大人気スケーター、アイショッド・ウェアーを筆頭に、数多くの有名ライダーが所属します。最近ではNIKEからVANSに電撃移籍したザイオン・ライトが乗っているブランドとしても有名です。

アイショッドのモデルの中には、「ツインキック」と呼ばれるものがあります。テールとノーズの形がほぼ一緒で、どんなスタンスでもトリックがしやすい作りになっているのが特徴です。

他にも、レジンを接着剤に使用して強度を高めたデッキや、ボトム面に加工を施しスライドトリックをやりやすくしたエバースリックなど、最先端の技術を用いてデッキを作っています。

コンケーブと言われるデッキの反りもあまり強くないので、安定感のあるライディングができます。

KROOKED

https://www.californiastreet.net より引用

クルキッドは昔からある老舗のブランドで、アディダスやSupremeにもイラストを提供するマーク・ゴンザレスが数多くのグラフィックを担当することで有名なブランドです。

コンケーブも控えめで、キックも緩いため安定感があり、自分の理想通り動かしやすいデッキブランドになっています。

かわいいグラフィックが多いため、女性の方にもおすすめのブランドです。

ISLE Skateboards

https://www.californiastreet.net より引用

イギリス発のおしゃれなブランドで、キックは適度にあり、コンケーブは緩めのため、オーリーなどでしゃがみこんだ際に重心のブレが少なくなります。

しっかり弾ければトリックに高さも出しやすいため、周りと差をつけたい方におすすめのブランドです。

デッキはどこで作られているの？？

初心者にもおすすめのブランドを少し紹介させていただきましたが、他にもたくさんのブランドがあります。

それらのブランドは、いったいどこで作られているのでしょうか。

主な工場所在地はは3か国

現在はどのブランドも、アメリカ、中国、メキシコのいずれかの工場でデッキを作っています。

アメリカの主要な工場

・Chapman　

昔ながらの頑丈なつくりで、8枚プレスのデッキが多いです。

Supreme,Zoo York,Hotel Blue,Hoppsなど、デッキが若干重たいイメージの工場です。基本的にコンケーブがキツいシェイプが多め。

・Quincy Woodwrights

7枚プレスで硬いデッキが好きな人におすすめ。他のブランドより若干軽いです。

SK8Mafia,Sour,Flip,SOVRNなど。デッキの長さが少しだけ短いものが多い。

中国の主要な工場

・DSM

とにかく硬く、弾きが最後まで持続します。しなりが少ないのでフラットトリックをメインにやる方におすすめです。プレスする前の板を一枚一枚形付けしているので、デッキの形にクセがありません。

板の長さ、ホイールベースも短めのものが多いので、クイックな動きをしたい方は要チェック。EVISENのパートを見れば板の凄さが分かるはずです。

EVISEN,Enjoy,Palace,Blind,Almostなどをプレスしています。デッキのふちの部分にDSMと書かれた緑色のシールが貼ってあるので、それを目印に探してみてください。

中国製と聞くと、良いイメージを持つ方は少ないと思いますが、この工場に関して言えば、とてもクオリティが高く品質も間違いないです。硬くて弾きの良い板を探している方は是非。

メキシコの主要な工場

・GENERATOR

シェイプにクセが無く、しなりもあるのでしなやかな乗り心地です。工場の歴史も古いため、デッキブランドからの信頼も厚く、サーフシェイプやオールドシェイプまで、様々な種類のデッキに対応しています。

ノーズ側が長く、キックが少し強めに立ち上がっているため、オーリーがとてもやりやすいです。安定感のあるライディングをしたい方におすすめ。

POLAR，ALLTIMERS,MAGENTA,ISLE，KROOKED,ANTIHERO,BAKERなどをプレスしています。

筆者もこの工場のシェイプがとても好きで愛用しています。POLARのサーフシェイプのデッキもクルーザーとして使っているのですが、トリックもできてクルージングもしやすい最高のデッキです。おすすめはP9シェイプ。

おしゃれにスケボーを乗りこなしたい方は是非この工場のデッキを使ってみてください。

・PS STIX　

最後に紹介するのはこちらの工場。なぜ最後にしたかというと、筆者がこの工場でプレスされたデッキに乗って衝撃を受けたからです。

デッキ自体はしなりの効いたしなやかなものが多く、柔らかい乗り心地です。

特徴的なのはノーズの形。緩やかな楕円形ではなく、ほぼ四角のU字になっています。QUASIのデッキに乗ってみたのですがかなりクセが強いです。

画像は全てQUASIのデッキです。テールが短く、ノーズはかなり四角い形になっているのが分かるでしょうか。

個人的にはあまり合わなかったので、独特なシェイプが好きな人にはばっちり合う板なんだろうなと思います。

QUASI,Fucking Awesome,WKND,ALIEN,ELEMENT,SNACKなどの板をプレスしています。

ノーズ側のビス穴下に、デッキサイズとMADE IN MEXICOの刻印が入っているのが目印です。

気になる方はぜひお近くのショップで探してみてください。

まとめ

いかがでしょうか。最近始めた方も、2本目のデッキからはシェイプの違いが分かるようになってくると思います。

ほんの少しの違いでもトリックに大きく影響するので、デッキを買う際にはどこのプレスなのか、どんな特徴がある板なのかをしっかり理解していると良いでしょう。

もちろんデザインや好きなスケーターのモデルとしてジャケ買いするのも楽しいので、あくまで参考程度として頭の片隅に入れておいてください！！

あのブランドのデッキに乗れば、憧れのトリックがメイクできるかも、、？？