スノーボードを楽しむ皆様は日々雪山で滑っていると思います。
その一心にうまくなりたい、かっこよく滑りたいと思う気持ちが強いと思います。
ただなかなか上達しないという葛藤を覚えている、
手応えを感じないと思う方々も多いのではないでしょうか。
スノーボードはバランスが必須のスポーツですので重心が重要なポイントとなってきます。
あらゆるスポーツでもフォームは重要で、スノーボードでもフォームは当然重要なのですが、
スノーボードでは特に目線が重要になってきます。
これは友達感覚のゆるい感じで言われても気づかないのではないでしょうか。
ところがプロやインストラクターに指摘を頂くと大抵の人が素直に聞き入れると思います。
重要なのは正しいやり方で滑ることが上達への近道であると思います。
基礎をしっかりマスターして応用していきましょう。
今回はその基礎を最速で身につけるにはどうしたのかという私の経験を元にお話していきます。
スクールに入りレッスンを受ける
私は25歳からスノーボードを初めて20年が経ちました。
10年前から仕事が忙しくなりシーズンに滑る回数が減っていき、
年に数回滑る感じでスノーボードから離れてしまいました。
やがて仕事も落ち着いて、子供も社会人になり自分の時間が作れるようになったため、
今シーズンは基礎からやり直そうと一念発起をしました。
10年のブランクがあると、経験者でも滑りが初心者レベルに戻ります。
フロントサイド側のヒールでのカービングでずれてしまうことや、ちょっとした壁でよろけてしまうなど板に乗れていない状態です。
同等レベルの仲間と滑ってもしっくりこなくて口数も減っていきます。
自分の気持を整理して原因を追求してみると、
それは、なんの目的もなくただ滑っているだけが気持ちを下げているのだなと結論づけました。
私は警報級の大雪でも雪山に向かうくらいスノーボードが大好きなのですが、
このままでは滑っていても楽しくないと思い、初心に戻り基本からやり直そうと心に誓いました。
自信をつけるために
滑走技術が戻れば自信が付き楽しくなるはずです。
そのためには滑走時間、回数など必要です。
おそらく独学や我流で練習しても時間が解決してくれると思います。
ただそこまで時間が余っている人は少ないはずです。
また一人ではやらない練習や滑らないコースやラインは多々あると思います。
そこで、スクールに入りプロやインストラクターと滑ると、
今までやっていないトレーニングや、滑ったことがないラインを滑ることが出来ます。
難しいコースや地形を滑ることで滑走技術の向上までの時間を短縮することができるからです。
また、自分自信が上級者だと思っていても、プロはそう見ていないことがほとんどです。
私もそう思っていましたが、スノーボード人生で始めてスクールに入りましたところ酷評されました。
ただこれを恥ずかしいと思うのは非常に残念なのです。
ここは初心に返り素直に認めましょう。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥です。
それではレッスンを受けるにはどうすればいいのでしょうか?
まずは目標を考えてみましょう。
検定なら、1級を目指す、
キッカー、グラトリなら、180や360をする、
フリーランディングなら普段行かない地形を滑るなどです。
また、中上級者のレッスンを行っているところを探しましょう。
上級者までのレッスンを行っているスクールを探す
私はシーズンを通してかぐらスキー場へ行くことが多いため、みつまたスノーボードスクールを調査していると
中上級者のレッスンも行っているらしい、また、レッスンの種類が豊富で見るからに初級者以上が多い予感がしました。
そして案の定、予感は的中してある意味上級者じゃないのか説が浮上するくらいベテラン感が漂っている方々もいました。
ただ、安心してください、当然の事ながら初心者も安心して入れるスクールとなっております。
目、肩、ボード!
そしていざスクールの時間となり受講していると自分が意識してなかったことや滑りが間違えていることを沢山指摘されました。
ここは素直に聞きましょう。
そして疑問に思ったらすぐに質問したほうがいいと思います。
的確に改善策を教えて頂けることでしょう。
正しいフォームを教わり今まで我流を矯正していくと、次第にフォームが改善され滑り自体が変わってきます。
フォームの重要性を改めて認識させてもらいました。
重要なのは、目線、肩の入れ方、ボードは自然についてくるということ。
私の我流の癖のせいでヒール側でエッジがズレていた箇所が徐々にズレないようになってきました。
フリーランディングの重要性
今シーズンはみつまたボードスクールには何回かお世話になっているのですが、
1回目はレッスン内検定を受けさせて頂きました。
検定の滑り方を習ったことがなかったので当然ですが不合格でした。
ローングターンやショートターンでは何度滑ってもフォームが崩れない安定した滑りが基準で、
現状の私の滑りでは減点され不合格でした。
経験が長いボーダーは大抵フリーライドは合格ですが、カービングやショートターンでは不合格になるそうです。
だからといってガチガチに検定だけの滑りをすればいいのかというと、
みつまたスノーボードスクールの校長は
「検定に合格するのも当然良いけど、イケてる滑りのほうがもっと良い」
と仰ってました。
私も納得しました。
かっこよくないとスノーボードをやっている意味がないのです。
結果的に、1回目のレッスンが楽しすぎてそれ以降何回もレッスンを受けています。
1日レッスンをすると充実感や満足感を感じるはずです。
仲間と滑ったり一人で滑ったりした後の感覚とは別物です。
ちなみに、2回目、3回目はフリーランディングのレッスンを行いまして、
正しいフォームを意識してフリーランディングを行いました。
これは無意識に滑るより非常に上達速度が早いと思いました。
常に、目線、肩、重心を意識して板に乗ることが上達への近道です。
そういった意味で特にフリーランディングのスクールに入ることをおすすめします。
準備する道具について
最後に、久しぶりにスノーボードに復帰する方やこれから始める方で道具を揃えない行けない場合ですが、
私も10年ぶりに復帰したので、道具が古すぎて一式揃えました。
復帰後どこまで続けるが不安でしたので、メルカリで購入した中古品です。
ただし、Burton限定にしました。
最低限は品質を考えたほうが良いからです。
これからスノーボードを始める方にも中古をおすすめします。
2012年モデルのBurton Custom Flying-V、2014年のBurtonブーツ ルーラー、バインディング カーテルEST
これら一式で42000円でした。
結果、美品で今シーズン11回すべり倒してもまだ壊れていません。
知り合いから譲ってもらったり、売ってもらったり出来ない場合は、メルカリなどの中古品を扱いWEBサービスをおすすめします。
例えばメルカリであれば、
「Burton 板」と検索するとヒットします。
「販売中」に絞込み、絞り込みで長さを決めましょう。
板は自分の身長マイナス20cmが目安です。
そして有効エッジですが、身長の70%が基本です。
有効エッジが長いと直進安定性が増します。
全く始めての初心者や経験があっても道具を意識してない方は、特にマイナス18cmくらいでもいいと思います。
若干長めになり安定します。
初心者は特に、周りから柔らかいのを進められますが私はミディアムをおすすめします。
予算があるならば、柔らかい板と硬い板両方買いましょう。
両方あると自分に合う板が早く分かるようになると思います。
まずはカービングをマスターして板に乗れるところまで滑走技術を向上させましょう。
板に乗れるようになってから柔らかい板でグラトリをやるといいと思います。
ブーツのサイズよりは0.5cmあげるのをおすすめします。緩い場合は厚手のソックスかインソールで調整しましょう。
きついブーツで足が痛くなったらやる気をなくします。
ちなみに私はスノーボードブーツで内反小趾に苦しめられたので今は1センチあげてます。
おかげで指は全く痛くないです。
個人的にはガチガチに締め付けるより若干緩い方が好みですが、
人それぞれなので繰り返し滑ることによって自分のしっくりくるフィッティングを探してください。
板、ブーツ、バインディングは最低限で大丈夫だと思います。
ただ、ウェアは中古でもGORE-TEXをおすすめします。
とにかく防水性が優れていないと濡れてしまい、寒くてやる気がなくなります。
雪山の中で悪天候時でも快適に活動できるウェアを装備することをおすすめします。
GOTE-TEXは高価なのですがコスパは非常に良く長持ちします。
板に乗れているということ
道具も最低限の品質は必要ですが、まずは滑走技術が大前提です。
そして、滑走技術を向上させるための最速手段を話しました。
常に正しいフォームで滑ることにより最短で技術が向上します。
そのためにはスクールに入ることをおすすめします。
スノーボードのプロに質問できるのでメリットは大きいと思います。
みなさんもこの機会に是非いかがでしょうか。
一般的に、「うまいね!」って言われるのと、
プロに「板に乗れてますね!」って言われるのと、どちらがいいですか?
私は完全に後者ですね。
板に乗れているということは、上級者の証拠です。
上級レッスンも受けてしっかり板を踏むことを意識して板に乗れるようになって行きましょう。
私は今シーズンは徹底的にスクールで鍛えて頂きましてバックカントリーへも行くことが出来ました。
その話はまた後日できればと思います。
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