スキー場取材

都心から約2時間で行ける川場スキー場に訪問インタビュー

都心から約2時間で行ける川場スキー場に訪問インタビューの画像
5,191 views 2017-3-18 UPDATE

関越練馬インターチェンジから約2時間という短時間で足を運べ、群馬エリアでいちにを争う良質な雪質が自慢。
さまざまなブランドとコラボレーションしながらWEBでのプロモーションにも力を入れる川場スノーリゾートの名前を関東近郊のスノーボーダーなら一度は耳にしたことがあるはずだ。
今回はシーズン真っ只中3月1日に川場スキー場に訪れ、取材を行ってきたのでその模様を記事にてお伝えできればと思う。

既に川場スキー場に訪れたことのあるない関係なく新しい発見のある記事になれば幸いだ。

川場リゾート営業担当佐藤さんにお話を伺う

R/ForA magazine(以下 : R) : まずは初歩的な質問になってしまいますが、川場スキー場のオススメポイントはどこでしょう。

佐藤さん : 関東エリア内で都心から近くて、高速道路が問題なければ2時間くらいで来れます。平日ならまず道が混むことはないと思います。
その割りに山の向きだったりとか色々あるんですが、水気がほとんどないような軽い雪を楽しむことができます。
今年は雪が豊富で連日パウダーを楽しむことができている状態ですね。

R : あとは今僕もスキー場を一通り滑らせて頂いて、パークも充実してますよね。
ムラサキさんと、FLUXさんとMAXさんがプロデュースされているパークがありました。

佐藤さん : 各ブランドさんにバックアップして頂いている形です。
ちなみにMAXさんは時計のメーカーさんになります。

R : なるほど。
ムラサキスポーツさんはスキー場内にテナントを出されているところからの流れでですか?

IMGP7791スキー場内にムラサキスポーツのテナントが入っている

佐藤さん : ムラサキさんはその流れです。
FLUXさんも結構長くジブ系のパークのスポンサーとして付いていてくれていて、特に大きなキッカーなどは作らずに来場して下さるスノーボーダーのレベルに合わせた入りやすいパークの造りになっています。

R : 初心者の方が多いということですが、どのくらいの割合でしょう。

佐藤さん : データを正式に取っているわけではありませんが、パークにガンガン入るようなコアな層は10%いないくらいで、残りの8割9割の方は初心者の方たちだと思います。

R : MAXさんがやられているパークは初心者向けですかね。

佐藤さん : そうですね。完全に初心者向けになってます。
やはり川場スキー場に来て下さる方たちの層がシーズンを通して2,3回しかスキー場に行かないような方たちがほとんどだというデータが取れています。
また、年齢層も比較的若めですね。

IMGP7869MAXがプロデュースするスノーパーク

R : 実際に滑っていて大学生が多いなあって印象を受けました。今日が平日だということもあるでしょうが。

佐藤さん : 学生さんには多くご来場頂いています。
あとは週末になると、若い家族連れのお客様も多く見られますし、川場は特に女の子だけで来る方も多くて他のスキー場さんに比べるとゲレンデでウェアの彩りが綺麗だと評判が良いです。

R : そういえば一番下のリフト乗り場のところに、キッズがめちゃめちゃいたんですがキッズ向けのスクールか何かを開催されているのですか?

佐藤さん : ああ。今日はたまたま保育園の旅行で団体さんがいらっしゃっていたので、多かったんだと思います。
ただ、キッズたちが遊んでくれていたあの場所は今シーズンから新設されたエリアなんです。
今まで川場は小さいお子さんが少ないスキー場だったんですけど、今年は客層が変わって雪遊びができるお子さんを連れたファミリー層が増えた印象です。

IMGP7796新しくできたファーストステップゲレンデ

R : スキー場で行うイベント企画に力を入れていたりしますか?

佐藤さん : 他のスキー場さんと比べてみて。。。。
どうでしょうね。
大きな大会系はこれからの春に開催されるんですが、細かい自社でやっているものはいくつかあるといった感じです。

R : 川場スキー場のホームページを見ていて、気になったのがゲレコンの開催だったんですが、あれはどこかの会社さんとコラボという形で開催されているものなんですか?

佐藤さん : あれは自社で運営していまして、昔はウェブ会社さんに協力してもらってやっていたのですが、今では自社のSNSやホームページなどの告知のみで運用している形になりますね。
ちなみに年2回の開催で2回目が今週末行われたところです。

R : 参加してみたい気持ちは少しあります(笑)
このゲレコンのような自社でやられているイベントで、今年からはじめたものなど何かありますか?イベントでなくても、試みだったりでも良いですが。

佐藤さん : 今年からのもので一番大きなものは先ほども少し話題に上がりましたが、ファーストステップゲレンデですね。
今日はキッズが多かったと思うんですが、大人でも入ることができて"はじめてスノーボードをやる"という方に向けてレッスンをしています。
うちには4つのスクールさんが入っているんですが、インストラクターがスノーボードのファーストステップを踏ませてくれます。

R : 初心者の方の来場が多いとのことだったので、需要は大いにありそうですね。

佐藤さん : 最近、キッズスクールの件でお電話したんですけど。というお問い合わせも頂いています。

インターネットに力を入れている川場スキー場

R : 僕の個人的な感覚かもしれないんですけど、インターネットに力を入れられている印象がありますがいかがでしょうか。

佐藤さん : おっしゃる通りで、インターネットには力を入れていてFacebookページのいいね数は14000いいねを超えまして、スキー場の公式ホームページは今年システムから組みなおしてリニューアルしました。

ホームページ2017年3月現在の川場スキー場公式HP 整ったデザインにファーストビューにリアルタイムで必要な情報が目に飛び込んでくる
HP URL : http://www.kawaba.co.jp/snow/

R : 凄いですね!やはりウェブ担当のような方が選任でいらっしゃるんですか?

佐藤さん : 担当は自分がやっていて、ウェブ全般を見てる感じでデザイン組みとか更新などを行っています。

R : 僕がインターネットに深く関わっているからなのかもしれませんが、川場スキー場って他のスキー場さんよりもブランディングが引き立っているイメージです。
これはやっぱりムラサキさんをはじめとしたスポンサーしてくれているブランドの影響が強いのでしょうか。

佐藤さん : 間違いなく自社だけではこれだけ広く情報を発信することはできません。
ムラサキさんがスノーボードキャンプを川場で開催して下さって、その様子をSNSなどで発信して頂いたりしているので、このような発信があってのことだと思います。

来場者数の状況は

R : かなり突っ込んだ質問になってしまうのですが、昨今スノーボードやスキーなどのウィンタースポーツの人口が減ってきています。
川場スキー場の来場者数は実際のところどうなんでしょう。

佐藤さん : うちは持ちこたえていますね。
去年は深刻な雪不足の影響でデータとしては考えないとして、一昨年のデータと比べても伸びているような状態です。

R : 閉鎖するスキー場も増えている状況で凄いと思うのですが、特筆して注力しているものなどありましたら教えて下さい。

佐藤さん : インターネットでの発信を強くするというのは基本であって、今まできてくれていたお客様に加えて今まであまり来て頂けていなかった若いファミリー層が少しずつ来場してくれています。
今年はじめてファミリー向け雑誌にて広告を出してみたりしました。

R : なるほど。
来場者数を増やすという点で大きなインパクトとなりうるのが訪日外国人観光客だと思うのですが、その部分の来場者数はどうでしょうか。

佐藤さん : うち増えないんですよね(笑)
まったく来て頂いていないわけではないんですが、他のエリアさんと比較してしまうと少ない状況です。

R : これからを考えると対策が必要になるかと思うのですが、例えばツアー会社さんとタッグを組んで誘致するなど方法論はいくつかあると思うのですが。

佐藤さん : 本社の方にインバウンド事業部があるんですが、どうしてもインバウンドで力を入れているのが白馬エリアになってしまうので、そっちの方面をメインにやっていますね。

R : 白馬は本当に凄いですよね。
平日に足を運ぶと、ここは本当に日本なのか?って錯覚を起こしてしまうほどですよね(笑)
確かに白馬エリアと比較すると、今日滑っていて日本人ばかりだなあ。という印象でした。

佐藤さん : 来場して下さっているのはほとんど日本人の方だと思います。
群馬エリアでしたらやっぱり草津が強いですよね。温泉もあって。
草津のスタッフさんからお話を聞いたんですけど、本当にアジア系の方々が多いらしいです。

IMGP7856頂上から見る景色は息を呑む美しさ

かわばんちについて

R : ホームページを見ていてもう一つ気になったのですが、かわばんちについて教えて下さい。

佐藤さん : 川場田園プラザという道の駅の中にあるおにぎり屋さんになります。
このあたりの川場村は"雪ほたか"という米を作っていて、そのお米を使って握っています。
ロサンジェルスにも支店がありまして、弊社では研修も兼ねてロサンジェルスの支店に顔を出したりしました。

R : おにぎり屋さんだったんですね!
昼間から何も食べていないので、帰りに寄っておにぎり食べて帰ります(笑)

佐藤さん : ぜひともお立ち寄り下さい!

IMGP8040ネタにひねりはいらない。雪ほたか米に包まれればどんなネタでも美味い

R : 今16時なので、急いで行きます!
本日はお忙しい中、ありがとうございました!
プライベートでも滑りにきますね!

佐藤さん : こちらこそありがとうございました!
お待ちしてます。

川場スキー場の写真ギャラリー

※写真を横にスライドすることで次の写真を見ることができます。

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川場スキー場の概要

川場ゲレンデ

スキー場名 川場スキー場
住所 〒378-0101 群馬県利根郡川場村川場高原
電話番号 0278-52-3345
コース本数 10本
リフト本数 5本
スノーエスカレーター 1本
最大滑走長 3300m
リフト1日券(大人) 4500円

 
 

Writer

TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。

編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column

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