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オーリーとは
スケートボードをやったことがない人でも知っているトリックの代表格で、スケートボードのトリックの中で最も有名なトリックが"オーリー"だと思う。
そもそも、オーリーという名前の由来をみなさんはご存知だろうか。
スケートボードの歴史を振り返ると、そのルーツはサーフィンにあると言われていて、当時は地面を滑るだけのもので空中にデッキと共に浮かび上がるという概念はそもそも存在していなかった。
がしかし、アラン・ゲレファンドという一人のスケーターがデッキと共にジャンプするトリック、今でいうオーリーを生み出したのだ。
生みの親であるアランのあだ名が"オーリー"だったことから、その名前が付けられた。
オーリーの誕生物語を少し知ったところで、本題のオーリーのHOW TOに突入していこう。
シンプルだが奥の深いトリックだけに、このHOW TOを参考にしてぜひとも極めて欲しい。
オーリーのスタンス
写真左 : グーフィー
写真右 : レギュラー
前足は人それぞれだが、つま先がデッキから出ないように、ノーズのビスより少し後ろあたりにスタンスすると良い。
後ろ足は板の中心を弾くために、テールの中心を蹴れるようにスタンスしよう。
少し角度をつけてスタンスすると強くテールを弾くことができるので試してみよう!
・両肩のラインはデッキと平行になるように真っ直ぐ保つように心がけよう。
・デッキをコントロールする上でテールを弾く強さが大きく影響するため、強く弾くように意識しよう。
・最初は高さが出ないのは当たり前で、デッキを浮かせるという感覚を養っていこう。
オーリーの手順
Approach - アプローチ
基本的に前足重心になるようにスタンスするので、前足に60%〜70%の割合、後ろ足に30%〜40%の割合で重心を乗せるイメージを持ったまま、しゃがみ込んでいくが、重心が左右にブレないように軸を安定させる意識を持とう。
この時に、初心者の人は板を覗き込むような形になり、頭の位置がつま先側に垂れ下がって、体の重心の位置がつま先側にズレてしまう場合が多いので、そうならないように注意しよう。
Entry - エントリー
上半身を伸ばしていって、両手を広げていきながら体の重点を上昇させていく。
Trick - トリック
上半身が伸び切るタイミング(スケートボードのデッキに体重がほとんど掛かっていない状態)でテールを思いっきり弾こう。
弾くときに、気持ち斜め後ろに弾くと前足へのデッキの食いつきが良くなるので少し意識してみると良いかもしれない。
Air Peak- エアピーク
テールを弾いたことによって、立ち上がってきたデッキを前足で前方向に押し出す。
この動作をすると、デッキが地面と平行になるように動くので、テールが上がってくる。
また、前足を胸にできるだけ近づけることで高さを出すことができるので慣れてきたら意識してみよう。
右足は上がってくるテールを邪魔しない
プロのオーリーを見ると、まるでテールに足がくっ付いているかのように見えるが
あれはテールの上がってくる動きと後ろ足の動きが完全に合っているから。
オーリーの練習し始めはまず、テールが上がってくるのを邪魔しないことだけを意識しよう。
Landing - ランディング
板が地面と平行になったら、あとは着地。
四輪同時着地が好ましく、柔らかく着地していこう。
スケートボードはコンクリート上でのスポーツなので膝を壊してしまう可能性があるので、特に着地は柔らかくを意識する。
このオーリーがしっかりと完成できていないと、後々の覚えていくトリックがやり辛くなってしまったり、できなくなってしまう可能性があるので完璧にマスターしよう。
とまあ、難しいことを言ってもしょうがないから、楽しみながら練習していこう!
オーリー上達への道
努力なくして上達なし
オーリーのコツや練習方法などを押さえて、効率的にオーリーを習得したいという気持ちは分かるが、まず覚えておくべきことは数を打たないと上達しないということ。
オーリーしてオーリーして、ひたすらオーリーしまくる。
分からなくなったら、HOW TOを見返そう。
まずは止まった状態で
オーリー練習の初期の初期では、止まった状態で板が浮く感覚を養ってからにすると、あまり恐怖感なく走りながらのオーリー練習に繋げることができる。
段々と高さのある物を飛ぶ
フラットでのオーリーに慣れてきたら、次は物を飛ぶ練習をしていこう。
最初はペットボトルのキャップとかを置いて飛んでみて、
飛び越えなければという、ちょっとした意識の違いで驚くほどオーリーのフォームが崩れる。
段々と高さを増やしていった時でもフォームを崩さないことを意識しながら、高さがあるものに挑戦していくことで、様々なシチュエーションでオーリーができるようになってくる。
物越えオーリーを練習するようになると不思議とオーリーが安定していることに気が付くと思う。
縦コーンを目指して
その人のスケートボードレベルを測るとき"縦コーンが飛べるか飛べないか"という指標がある。
いきなり縦コーンに挑戦するのは無謀過ぎるので、まずは組みコーンを飛べるようになろう。
縦コーンを目指してコーンの高さを上げながら練習を重ねれば、必ず飛べる瞬間が訪れる。
その時、自分は"一人前のスケーター"だと周りに言うことができるだろう。
オーリーを練習する時に思い出して欲しい一言
オーリーのおさらい
オーリーを練習する上で聞きたい質問に船登晃が答えてくれる!
どうしたらいいですか?
ノーズ側は上がってるけど、テール側が上がってこないってことだよね?
テール側の足の引きつけが足りてないから、その部分を意識して練習するべし。
ノーズよりもテールの方が上がってる。くらいの気持ちでいく方が良いんじゃない?
あと、オーリーは初歩的なトリックだけど、スケートは難しいから簡単にはできないと思う。だから練習を継続させることが大事。
正直なところ、個人の身体能力に関わる時もある。
例えば、バネのある子はスケートを始めたてでも、高いオーリーをすることはできる。
でも俺はバネはないけど、やっていくうちに縦コーンを飛べるようになった。
オーリーのクオリティと共に高さも上がっていくものだから、高さを出すことに焦らず、もっと違う目線でスケボーしてみ?
まあ、そうだよね。
オーリーが、しっかりできるようにならないと難しいよね。
っていうのは、空中で余裕があってこそできるものだからね。
正直、初心者がやってもカッコいいものではない。
GOOD LUCK!!
オフコース!
俺もそうだった!
ある程度、自分に自信がついてきたら進みながらトライしてみよう。
こわいよー?笑
気持ちわかるよ。
俺もそうだった。
それは、俺の一言でも言ったように、"真下に蹴って真横に擦る"ってことができてないということなんだ。
どこが悪いのかってのは見てみないと分からないけど、蹴る方なのか擦る方なのか、どちらかがミスってるはず。
どちらにしろ、最初から完璧なオーリーができる奴なんていないから、その道は誰でも通るから、今が頑張り時だよ!
じゃあ、逆に高く飛ぼうとしなければ、安定してるってこと?
もしそれができるんだったら、俺は低いままで良いと思う。
というのは、高さを出そうとして自分の動きができなくなっているということだと思う。
高さを意識しすぎて本来のオーリーができていないなら、君は自分のキャパを超えている。
高さはクオリティと共に上がっていくものだから、欲張り過ぎなのかもね。
くっ付いているのが普通だけどね笑
良い練習方法とかは特にないけど、やっぱりそこはやり込みなのかなー
俺もスクールで教えてて、そういう子がいたけど、今はしっかりくっ付いてるよ。
まあそうだよね。
俺のHOW TOを見る限りだと、腕は後ろ側にいってるんだけど、肩は開いかず平行になってると思う。
肩が開くクセが付いちゃってるなら、肩を逆方向に少しいれて開かないように工夫してあげるのも良いんじゃない?
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