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【2022年最新】4つの正しい知識をつけてスノーボードのバックカントリーを楽しもう!

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23,244 views 2021-12-20 UPDATE

最近、整備されたゲレンデ外での滑走を楽しむバックカントリーがちょっとしたブームとなっています。
ここで決して間違えてはいけないのが、バックカントリー = ただのコース外滑走ではないということ。

ルールを守り、然るべき場所で必要な装具を身につけ、必要な手続きを踏んだ上で、きちんと知識や経験を持ち合せた人とともに安全に楽しむのがバックカントリーです。
ゴンドラやリフトのない山を自らの足で上り、自然の斜面を滑り降りるバックカントリーの魅力とは……?
そして、バックカントリーを存分に楽しむために、知っておきたい4つのコトを、誰にでも簡単に分るよう今回は紹介していきましょう。

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バックカントリーへ行く前に

バックカントリーの魅力

バックカントリー

他に誰もいない壮大な白銀のフィールドを、思うがままにライディングする……スノーボーダーならば誰でも憧れますよね。
タイミングがよければ、我先にと一瞬で荒れてしまうゲレンデ内とは違い、延々とノートラックのパウダーをひとり占めすることができてしまいます。

そう、バックカントリーでは、自然の山を舞台に他に誰も滑っていない斜面を自由に滑ることができるのです。
もちろん滑走そのものだけでなく、そこに至るまでの開放的な景色や自らの足で登ったという達成感、そして同じ時間を仲間と共有する経験そのものが、バックカントリーをより魅力的なものにしてくれます。

一度行ったら多くの人がその魅力にハマるバックカントリー。
近頃は多くのガイドカンパニーが各地でガイドツアーを開催しているので、その気になれば比較的気軽に始められるレジャーになりつつあります。

バックカントリーのリスク

バックカントリーリスク

しかし、楽しさと感動の裏には、常にリスクが潜んでいるということを絶対に忘れてはいけません。
実際には、ほとんどの場合が危険な思いをすることもなく、バックカントリーの一日を無事に楽しんで終えることができているのですが、雪崩や遭難、滑落、衝突などの事故は、いつでも起こり得るということを頭に入れておくべきです。

2014年にはバックカントリーでの事故が相次いでニュースに取り上げられましたよね……。
そこは、毎日整備され、安全管理されているゲレンデではありません。
何が起きても、すべてが自己責任になる世界ですが、危険だからと敬遠するものではありません。
危険は常に存在しますが、できるだけそのリスクを最小限にするために専門の装備やガイドさんを利用して危険に対する対策をしっかりと行うことが必要です。

できることからはじめよう

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credit :Alexander Piragis / Shutterstock.com

装具やガイド以前に、バックカントリーへ行く前にまず自分でやっておくべきことがあります。それはズバリ、"自らのライディングスキルを磨くこと!"
滑りのエキスパートでなくても、ある程度滑ることができれば、それぞれのレベルに合わせてバックカントリーは楽しめます。
しかし、整備されていないフィールドで滑走する以上、予想外のことが起きるのバックカントリーです。

例えば、スタート地点からは見えていなかった障害物があったり、風などの影響で、突然雪質が変わったり、思っていた以上に斜度が急だったり……。
備えあれば憂いなし! どんな状況でも焦らずそのシチュエーションを楽しむことができるように、まずはとにかくゲレンデを滑り込みましょう!! 普段はすすんで行かないようなコブ斜面や荒れたボコボコの不整地、アイスバーン、ツリーランなど、さまざまな斜面を滑り込むことで、バックカントリーにおける滑走時の対応力は必ずアップします。
ゲレンデの滑り込みこそ、もっともシンプルな自らの身を守る方法のひとつ。
既にバックカントリーを楽しんでいる人も、これから挑戦したい人もそのことを忘れず、普段から意識してフリーライディングの腕を磨いておきましょう。

必要装具を揃えよう

バックカントリー道具

最重要ギア“3種の神器”

バックカントリーに行く際は欠かせない、命を守るために重要な道具があります。まずは、バックカントリーにおける「3種の神器」と呼ばれる3つのアバランチギアを紹介しましょう。

【3種の神器】
①ビーコン
②プローブ(またはゾンデ)
③ショベル

これらは、万が一誰かが雪崩に巻込まれたときに、埋没者を捜索するために必要なアイテムです。
それでは1つ1つについて説明していきます。

ビーコン

ビーコンは無線信号を発信・受信することで、雪崩に巻き込まれた場所を特定することができるアイテムです。

バックカントリーに入る際は必ず全員が身体に身に付け、通常は送信モードにセットして特定の周波数で無線信号を発信しています。そして捜索が必要となった際には受信モードに切り替え、他の送信モードのビーコンの電波を辿りながら、埋没している場所を探し出すことができるのです。

しかし、ビーコンとはただ持っていればいいというものではありません。
正しく使いこなし、いざというときに捜索で埋没者を探し出すためには、訓練を重ねる必要があります。ビーコンの発信する信号というのは独特で、楕円状に発信されているため、電波を強く受信する方向に埋没者がいるわけではありません。
その特性をしっかり理解し、第1波を拾った後もっとも効率的に埋没場所を特定できるよう、ビーコンを埋めて探し出すなどの練習を普段からしておくことをオススメします。

ビーコンのメーカーはいくつかあり、機種も多数存在します。
それぞれモデルにより、有効範囲・アンテナの本数(シングル、ダブル、トリプル)・受信タイプ(アナログとデジタル)が異なります。もちろん捜索範囲が広く、アンテナ数が多くて感度が高いものほど高額となり、価格はだいたい2万円~6万円台となっています。
自分や仲間の命を守るためにも、使いやすく、そして信頼できるモデルを選ぶようにしましょう。

主なビーコンのメーカー

PIEPS(ピープス)

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credit : www.kemjapan.com/brand/pieps.html

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ORTOVOX(オルトボックス)

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credit : www.ortovox.com

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ARVA(アルバ)

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credit : www.sonne-newave.com

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MAMMUT(マムート)

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credit : www.mammut.ch

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bca(ビーシーエー)

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credit : www.backcountryaccess.com

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プローブ

ビーコンで雪崩埋没者がいる場所を特定できたら、その地点をさらに特定するために使用するのがプローブ=探り棒です。(ゾンデと呼ぶ場合もありますが、プローブは英語、ゾンデはドイツ語で同じものを指します)
普段は折り畳んで収納していますが、使用時にはテントポールのように差し込み式で伸ばし、雪面に刺して埋没者を探します。(埋没者の捜索以外にも、積雪を計るために使われたりもします

捜索時は、ただいたずらにプローブを雪面に刺すのではなく、グループの人数に応じて陣形を組んで行うのが基本です。
雪崩に埋没してしまった場合、15分を経過すると生存率は極端に下がります……。なので、いかに迅速に埋没者を探し出せるかが重要なのです。

ビーコンの長さは主に2m弱~4m弱で、素材もアルミ製やカーボン製などがあります。
プローブが短すぎると、かなり深い位置に遭難者が埋まっている場合、プローブの先端が届かずどんなに捜索しても見つけ出すことはできないですし、プローブが長すぎると逆に持て余してスムースに捜索できない可能性もでてきます。
なので、その長さに正解はないのですが、一般的には2m台のプローブがもっとも多く使用されています。また素材は、軽量性を重視するならばカーボン、強度・剛性を優先させるならアルミ合金がオススメです。
プローブとシャベル

ショベル

ショベル=スコップは、柄を取り外してバックパックに入れておき、必要なときに組み立てて使います。
雪崩捜索では、プローブで埋没者を発見したらすぐにショベルで掘り出し、呼吸ができるようにしなくてはいけません
雪崩で圧縮された雪はとても重く、掘り出し作業はかなりのハードワークです。
それを踏まえ、ショベルは使いやすいものをチョイスするようにしましょう。プラスティック製と金属製がありますが、雪への入り方に違いが出てくるので、金属製を選ぶほうがベターです。

またショベルは、遭難者の救出以外でも活躍するアイテムです。例えば避難のための雪洞を掘ったり、休憩時の椅子やテーブルを作ったり、もしくはキッカーを作ったり。また、雪の層の状態を調べるため行うショベルコンプレッションテストでも使用します。ショベルコンプレッションテストとは、ショベルに切り出した雪の固まりを乗せ、叩いて雪の安定度を確認するというものです。

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主なプローブ&ショベルのメーカー

MSR

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credit : www.e-mot.co.jp

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G3

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credit : www.genuineguidegear.com

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ORTOVOX(オルトボックス)

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credit : www.ortovox.com

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MAMMUT(マムート)

mammut-logo 雪しゃべる

credit : www.mammut.ch

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バックカントリーで必要なモノ

スノーシュー
3種の神器以外にもバックカントリーでは、普段のゲレンデ滑走時には必要ない携行品があるので、ざっくり挙げてみましょう。

・スノーシュー
これがないと山を上れません! (スプリットボードの場合はシール)

・ポール
長さが調節でき、滑走時にコンパクトにたためるものが◎
・バックパック
携行品をすべて収納し、ボードを取り付けることができるもの。身体にフィットするものを選びましょう

・防寒着
体温調整のために必須で、生死に関わることも。フリースやインサレーションダウンがオススメ

・替えのゴーグルやグローブ
グローブが濡れたりゴーグルが曇ってしまった時のためのスペアも用意しましょう

・ファーストエイド
誰かがケガをした時のために、応急処置のテーピングやガーゼ、三角巾、鎮痛剤などを持ち合せていると安心です

・昼食・行動食・非常食・水
行程やハイク時間を考慮して必要な水や食料、行動食を用意します。もしものための非常食も忘れずに!

これらをすべてパッキングすると、20~30Lのバックパックもすぐにいっぱいになるはずです。できるだけコンパクトに、必要なときに必要なモノを取り出しやすいよう考えて準備するようにしましょう。

バックカントリーガイドとは

バックカントリー

必ずガイドをつけて

必要装具が揃ったからといって、誰でも好きにバックカントリーへ行くわけにはいけません。
よっぽどそのエリアに精通し、経験と知識がある場合を除いて、必ずバックカントリーガイドによるツアーに参加しましょう。
そう、そのエリアを知り尽くし、資格を持ったガイドこそ、あなたが安全にバックカントリーを楽しむためにもっとも頼れる存在なのです。
ガイドツアーにはグループツアー、プライベートツアー、1日コース、半日コースなど、さまざまなプランがありますが、どの場合もガイドは必ず参加者のレベルや経験に合わせ、その日ベストなコンディションの場所へと安全に導いてくれます。
もちろん、一日のはじまりには、ビーコンやプローブの使い方のレクチャーなどの安全確認を必ず行います。
ささいなことでも分らないことや不安なことがあれば、ガイドに相談するようにしましょう。

なぜガイドが必要なのか

ガイド

credit :SEASTOCK / Shutterstock.com

ガイドはアバランチコントロールなど専門的な訓練を受け、雪山を熟知したエキスパートです。
参加者の命を預けられたとても責任重大な役割を担っているので、状況に応じては、参加者の命を守るため、参加者の意にそぐわない判断をすることもあります。
しかし、ガイドが何よりも優先させるのは、参加者の安全です。それを理解し、どんな時でも勝手な行動はせず、必ずガイドの言うことに従いましょう。

また、その日そのエリアで一番いい場所を知っているのもガイドです。
「降雪が続いたからあそこの雪は不安定だ」、「昨晩は風が強かったからあの場所には雪が溜まっているだろう」、「しばらく冷え込んだから、あそのこ雪の状態はいいはずだ」
など、ガイドはその時々のベストスポットを探り当てます。
素人目には数日間降雪がなかったのでパウダーは諦めていた、なんて時も、ビックリするくらい良質なコンディションのスポッへと案内してくれることも珍しくはありません。
どんな日も、広大な自然の雪山のどこかには、思いもよらないようなオイシいポイントが潜んでいるもの。経験を重ねたガイドだからこそ、あらゆる情報をもとに、もっとも参加者が楽しめ、かつ安全なプランを練ってくれるのです。

バックカントリーでの一日

出発前の流れ

では、具体的にバックカントリーツアーでの流れを簡単に見てみましょう。朝集合したら、その日行動をともにするグループで顔合わせをします。グループは、その日お互いに命を預け合う仲間です。人数や特徴などを把握しておくにこしたことはないでしょう。
そして必ず行うビーコンチェックで、リーダーが全員の電波を受信できるかのチェックを行います。
この時点で、ビーコンの使い方を確認しておくようにします。電池も十分な残量があるように、できるだけ新品を入れておくといいでしょう。
また、入山届けが必要な区域の場合は、出発前に登山計画書を提出します。
ツアーでは基本的にガイドが作成して提出してくれますが、これは山の中をどのようなコース、どのようなスケジュールで行動するかの予定を記したもので、万が一捜索が必要となった場合の手がかりとなるものなので、覚えておきましょう。

上りの行程で注意したいこと

バックカントリー 登り

準備が整ったら、いよいよ出発です。多くのツアーでは、ゲレンデのゴンドラやリフトを活用して行ける所まで上り、登山ゲートからバックカントリーエリアへと入って行きます。バックパックにボードをくくりつけてスノーシューを装着し、ポールを両手にいざ上りスタート! スプリットボードの場合は、ボードを割ってスキンを装着して上ります。
上りでは、想像以上に体温が上昇して汗をかくので、ここで一枚ジャケットを脱いだりして体温調整をするといいでしょう。
また、ベースレイヤーの素材にはウールや化繊をつよくオススメします。綿だと汗が乾かず、休憩の際などに身体の熱を奪って体力を消耗させてしまうのです。

ちょっと話がそれましたが、上りでは一列に並んで前の人の足跡を辿りながら一歩ずつ山を上っていきます。慣れないスノーシューでの歩行や標高の高さもあり、はじめはかなりハードだと思いますが、ここで大切なのは、決して無理をしないこと。人にはそれぞれペースがあり、ガイドや仲間たちはポイントで待っていてくれます。
飴などで糖分の補給をしたり、適度に水分を補給しながら、自分のペースでがんばって最後まで上りきりましょう。
足下ばかりを見ていると、延々と続く長い上りがツラく感じるものです。
そんな時は、周りの景色に目を向けてみてください。白銀の雪山の中は、日常とは別世界! 自分の足で歩くしか辿り着けない場所の景色は格別なので、そんなひとつひとつの場面も楽しみながら、上りの時間も満喫できるといいですね。

いよいよ訪れる最高の瞬間

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さて、ドロップポイントまで辿り着いたら、いよいよ待ち望んだ滑走タイムです!
スノーシューを履き替え、滑るための準備を整えたら、ひとりずつ順番にドロップインします。ガイドが必ず止まる場所を指示するので、そのゴールまで思い思いのラインを楽しみましょう! 興奮のあまり、ライディング中に周りが見えなくなってしまうと遭難の危険も出てくるので、自由に滑っていいのは決められた集合ポイントまでということを厳守してください。

長かった上りに比べ、下りのライディングは本当に一瞬です。でもその一瞬は、これまでリフトで上って滑っていた一本とは比べようもないほど貴重で至福の瞬間となるはずです。はじめは緊張するかもしれませんが、その緊張感を忘れずに、リラックスして極上の一本を楽しみましょう。
休憩やランチタイムは、スケジュールや工程に合わせてガイドが適切に設けてくれるはずです。慣れてくると上りのスピードも速くなるので、一本滑ったあとさらに上り返して別の斜面を楽しんだり、より滑走の時間を多く楽しめるようになるでしょう。
滑り終えた後の達成感と満足感は相当なものですが、無事にスタート地点に帰るまでがバックカントリーです。すべての工程を終えるまで、最後まで気を抜かずに一日(半日)を楽しんでください。


さて、バックカントリーについて、なんとなくイメージがわいてきましたか?
実際に経験してみないとわからない部分だらけだと思いますが、少しでも興味を持ってもらって足を踏み入れてもらえたら、これまでの価値観を覆すほどの体験が待っているはずですよ。
3種の神器やスノーシュー、ポール、バックパックなど、必要な装具が多くありますが、それらをすべてレンタルしてくれるパッケージプランもあるので、本気でスノーボードの新たな一面を体験してみたければ、いつでも道は拓かれているんです!

その時は、ここで紹介したことをよく思い出して、自然の雪山と真剣に向き合い、本気で楽しんでください!!

Writer
Makiko Kishino
Makiko Kishino ライター・エディター

白馬でスノーボードショップを営む、元スノーボード誌編集者のフリーライター。
田舎ライフをマイペースに満喫しながら、とことん遊びを追求しています。

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