スノーボードのコラム

K2 SNOWBOARDINGの歴史から最新オススメギアをご紹介

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43,967 views 2018-12-10 UPDATE

アメリカ発のスノーボードブランドK2 SNOWBOARDINGは、メンズ・レディース・キッズを含め30モデル近い豊富なボードのラインナップや独自技術を搭載したブーツ&バインディング、またゴーグルやヘルメットもプロデュースする大手スノーボードメーカーです。
K2は歴史あるスキーメーカーとしても知られ、世界中で広く親しまれています。
ウィンタースポーツギアのシェアの一角を占め、店頭でもゲレンデでもよく目にするK2ってどんなブランドなのか、今回は紹介していきましょう。

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1_K2の歴史

世界最大のスキーメーカーのひとつであるK2は、もともとはアメリカ・ワシントン州シアトル近郊の島で、動物用ケージの製造をしていました。
1961年にケージ作りを一時休業して新たにファイバーグラススキーの製造に取り組み、Bill&Don Kirschner(ビルとドン・カーシュナー)兄弟がそれまで主流だったメタルスキーよりもはるかに軽量で反応がいいスキーを誕生させることに成功したのです。
ウッドコアをファイバーグラスで包み込むテクノロジーにより登場したファイバーグラススキーの人気は瞬く間に広がりました。
巧みなプロモーションやトップライダーへのスポンサード、レーススキーへの参入とK2ライダーが初めてアメリカ製スキーでワールドカップ優勝を果たした実績も相まり、K2は一挙トップアメリカンスキーカンパニーへと上りつめたのです。

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スキーブランドで世界で初めてスノーボード事業へ参入

そして1987年にスノーボードの製造を開始するとすぐにK2のスノーボードは市場を席巻し、人気ブランドの仲間入りをしました。
K2は世界で初めてスノーボード事業への進出に成功したスキーメーカーなのです。
その成功の理由のひとつは、K2 SNOWBOARDINGがより優れたギアを開発するために開発とテストを繰り返し、ゲレンデからストリート、ハーフパイプ、バックカントリーまでカバーする幅広いラインナップを揃えているからでしょう。
また、ブランドの根底には”楽しむ”ということが変わらず第一にあり、雪山でファンライドを求めるための最高のスノーボードギア作りに尽力し続けています。

ちなみに、K2とういブランド名は、ビルとドン二人の名字の頭文字K(KIirschner)と、エベレストに次ぐ世界第2位の高さを誇るカラコラム山脈の最高峰K2からきています。

2_K2のおすすめ最新ボード

多くのスノーボードブランドはスノーボードの生産をOEM(他社工場に生産を委託すること)で行っていますが、K2は中国に自社工場を持ち、スノーボード製造すべての行程と管理を一貫して行っています。
K2のボードが質の割にリーズナブルと言われるのは自社にて大量に生産できるからであり、ダイレクトな技術者による開発力も強みです。
では、15-16のK2最新ラインナップの中からおすすめモデルを紹介していきましょう。

JOY DRIVER

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今季より新たに登場したニューモデル。ライダーの意思を反映した硬めの設計で、かつてのハイエンドモデルZEPPELINを彷彿させるような、しなり・強度ともに上級者向けの一本です。細めのウエスト幅とどんな山でも使えるように開発されたオールテレインベースラインで、カービングでもパウダーでも威力を発揮してくれるでしょう。
サイズバリエーション:156, 159, 162, 165
(¥83,000)

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TURBO DREAM

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TURBO DREAMは、パウダーやパークなどあらゆるライディングスタイルに対応できる、フラット×ロッカー構造の上級者向けオールラウンドボードです。反発力をより感じられるように開発されたカーボンウェブシステムを搭載し、ゲレンデから乗り手へとよりスムースなフィードバックループが可能となっています。
サイズバリエーション: 153, 156, 159, 162
(¥73,000)

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HAPPY HOUR

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適度な反発力とフラットの安定感を備えたミディアムフレックスのHAPPY HOURは、センタースタンスのツインシェイプで、パークやフリーライディングに最適な一本です。操作性を重視した実験的なシェイプは数え切れないGOOD WOODアワードを受賞し、世界中で多くのファンに愛用されています。
サイズバリエーション: 151, 154, 157, 159
(¥68,000)

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SUBCULTURE

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ゲレンデクルージングを楽しみたい中級者向けのフリースタイルボード。K2が自信をもって送るLIFTED構造はバインディングの間をまるで持ち上げたような設計で、フラットボードなのに自然な荷重でキャンバーボードと同様の跳ね返りを持ちます。さらにミディアムフレックスなので、レスポンスのよさと安定性も抜群です。
サイズバリエーション: 150, 153, 156, 158, 161
(¥62,000)

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WWW

WWW_144

ワイドなウエスト幅とソフトフレックを持つ人気のジブ&グラトリ向けモデル。センターからバインディング外側まではフラット、チップ部分はロッカーとなっているので引っ掛かりが少なく、アグレッシブにスタイルを出したいライダーの上達を強力にサポートしてくれます。今季は2種類のデッキデザインが登場!
サイズバリエーション: 144, 148, 152, 156,151W,154W,147W
(¥58,000)

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STANDARD

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ニューモデルのSTANDARDは、安定とスタイルを求める初中級者のための一本。ターンがずれにくく、耐久性があり、またスムースな導入を可能にするK2ならではのサンドイッチ構造とキャップ構造を掛け合わせたハイブリテックで、より軽快なボード操作と軽いスウィングウェイトを提供します。初めてのマイボードにも最適です!
サイズバリエーション: 147, 152, 155, 158, 161
(¥44,000)

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BRIGHT LITE

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オールラウンドなライディングを求め、一緒に成長できるボードを探している女性用に開発された万能モデルのBRIGHT LITE。 女性専用に設計された軽量のリズムコアが搭載され、どんなコンディションにも対応するオールテレインベースラインで、パークもグラトリもパウダーも欲ばりに楽しめます。
サイズバリエーション: 138, 142, 146, 149, 151, 154

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3_バックカントリーギアとスプリットボード

近年、良質なパウダーや非日常の経験を求め、バックカントリー人気が沸騰していますが、K2ではバックカントリーギアにも力を注いでいます。
バックパックやプローブ、ショベルなどバックカントリーの必須アイテムををリーズナブルな価格でリリースしているだけでなく、スノーシューメーカーのtubesやアバランチギアのbcaもK2グループが抱えるブランドになります。

バックカントリーでボードを割ってスキーのように履いて歩くことのできるスプリットボード人気の火付け役として一躍買ったのもK2です。
独自の技術でスプリットボードの乗り味を追求し、スプリットボードを普及するためのイベントなどを各地で開催することで、K2のスプリットボードは多くのバックカントリー好きに選ばれています。

バックカントリーで背負う荷物をボード一本分軽くし、さらにスキーで歩くことで上りの時間を一気に短縮してくれるスプリットボードは、一度は試したい画期的なアイテムです。
専用のバインディングとブーツ、さらには上りの際にスキンなども必要となりますが、そちらも合わせて紹介しましょう。

ULTRA SPLIT

ultrasplit_155

これ以上にない軽量さと丈夫さを実現したスプリットボード。
サイズバリエーション: 155, 158, 161, 164
(¥120,000)

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PANORAMIC

panoramic_154

5年前から導入された、どこでも好きな場所へと導いてくれる一本。
サイズバリエーション:154, 158, 162, 168
(¥110,000)

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NORTHERN LITE

northernlite_152

女性のフレックスパターンとウエスト幅を持つレディースモデル。
サイズバリエーション:152
(¥120,000)

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SKIN

skins

K2スプリットボード専用のクライミングシート。これなしでは斜面を上れません!
(¥25,000)

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KWICKER BC

binding

軽量で強度の高いスプリットボード専用バインディングで、グローブをはめたままでも取り付けが可能。
(¥34,000)

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COMPASS

compass

柔らかくフレックスするブーツは、遠くの新雪のウェーブを求めて長いツアー向けに作られました。
(¥49,000)

ARROW

ws_arrow

KWICKERスプリットボードシステムに対応する為に作られた初のウィメンズブーツ。
(¥53,000)

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まとめ

ビギナーからエキスパート、さらにバックカントリー好きまでを満足させる充実のラインナップを誇るK2。
コアでマニアックなブランドもいいけれど、マチガイないギア選びでステップアップしたければ、このアメリカンブランドは要チェックしとくべきでしょう。世界中で支持されるだけの理由がそこにはあるのですから!

参考サイト
k2snowboarding.com

Writer
Makiko Kishino
Makiko Kishino ライター・エディター

白馬でスノーボードショップを営む、元スノーボード誌編集者のフリーライター。
田舎ライフをマイペースに満喫しながら、とことん遊びを追求しています。

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