プロが教えるホットワックスのかけ方『たった5つのコツ』

ホットワックス

ついにスノーシーズンが本格的に始まるということで、スノーボーダーの皆さんはドギマギしているのではないでしょうか。
毎年毎年思う、シーズンが始まる前にしなきゃいけないこと。。。しなきゃいけないこと。。。。
シーズン始めに押し入れから引っ張ってきたスノーボードが全く走らない!!!
気になる女の子を連れてきたってのに、幸先悪いなー
とならないように。

ホットワックス!!!

ホットワックスいつかけるの?

今でしょ!

ということでホットワックスに関すること、プロに詳しく説明して頂きました。

目次

※リンクをクリックすると知りたい事柄にスムーズに飛べます。

ワックスがけの一連の手順
ワックスのがけのタイミング
簡易ワックスではダメなの?
ワックスがけで使用する道具
ホットワックスセットをお得に購入したい方へ

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ワックスがけの一連の手順

①板の汚れを落とす

スノーボードの板は滑っているうちに、どんどん汚れていきます。
雪に土が混ざっていたり、雪に埃が含まれていて
滑っている間に板のソールのストラクチャーという溝にどんどん溜まっていきます。

余談ですが
スノーボードの断面はギザギザになっていて、ノーズからテールにかけてストラクチャーという溝が無数にあります。
そのストラクチャー内に入っているゴミをブロンズブラシで搔き出しましましょう。
 
ここで1つ目のコツ!
『ブロンズブラシでゴミを搔き出す時は、体重をかけて行うこと。』
 
あまり体重をかけずにやっているだけだと、溝の中のゴミは全然取れません。
ブラッシングしていると黒いカスがかなり出てくるはずなので、出たゴミはファイバーテックスで拭き取りましょう。
なかったら、タオルでも全く問題ありません。

ホットワックス 手順1 ホットワックス 手順2
ホットワックス 手順3 ホットワックス 手順4

 
2つ目のコツ!
『よくクリーニングに一旦ホットワックスをかけると説明されているが、ブラッシングで十分汚れは落とせる。』
 

しっかりとクリーニングをしたいという方はこの後に説明する②〜⑤の工程を参考に、スクレーバーでワックスを削り取る際にワックスが冷める前に行うことだけ注意して行えばソール面のクリーニングになります。

②ワックスを生塗りしていく

それではソールを掃除した次はホットワックスを塗っていきます。
温度は上げ過ぎないように注意しましょう。
 
3つ目のコツ!
『アイロンにワックスを当ててみて、煙が出てしまったら温度が高すぎるサイン』
 
ワックスが溶けてくると、アイロンから溶けたワックスがポタポタと落ち始めます。

ホットワックス 手順5 ホットワックス 手順6

 
4つ目のコツ!
『ポタポタ落ちるワックスをエッジ付近のソールに落とそう』
 
スノーボードは基本的にターンをし続けるものなので、エッジ付近のソールは板の真ん中付近のソールよりも雪面に接している時間が長くなります
なのでワックスを多めに塗るようにしましょう。

ホットワックス 手順8 ホットワックス 手順10

続いてワックスを生塗りしていきます。
ワックスをアイロンで溶かしながら、板のソール面に塗っていきましょう。

ホットワックス 手順11 ホットワックス 手順9

③アイロンでワックスを伸ばす

②で塗ったワックスを、アイロンで伸ばしていく工程です。
この時に一定の場所にアイロンの乗せたままにするとソールが焼けて、ストラクチャーが溶けて無くなってしまうので、停めずにゆっくりと固まったワックスを溶かしながら丁寧に伸ばしていきましょう。

ホットワックス 手順12 ホットワックス 手順13

続いて、ワクシングペーパーを使ってワックスを付け足しながら伸ばしていきましょう。
まずワクシングペーパーにアイロンで溶かしたワックスを垂らしていきます。

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ワックスを垂らし終わったところで、ワクシングペーパーを横にズラしながら
それに合わせてアイロンも横にズラしていくようにしましょう。
これを行うことでワックスを均等にソール面に伸ばすことができます。

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④スクレーパーで表面のワックスを削る

ソール面に塗ったワックスがしっかりと冷えて固まるまで待って(約5分)から行うようにしましょう(少し時間をかけてソール面にワックスを置いておくことで、より吸収されます)。
固まったワックスをスクレーパーで削る作業です。
スクレーパーの傾ける角度は30°〜45°くらいにして、ストラクチャーを壊さないようにあまり力をかけない中程度の力でかけるようにしましょう。

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するとこのように削れたワックスが取れます。

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⑤ブラッシング

ラストはボアブラシとナイロンブラシを使ってブラッシング。
ボアブラシでストラクチャー内の余分なワックスを搔き出してから、ナイロンブラシで滑走面を磨き上げて仕上げるイメージを持って行うと良いでしょう。
※馬毛ブラシがあるなら、ナイロンブラシの後に更に磨きをかけるとより良く仕上がります。

5つ目のコツ!
『ブラッシングは力強く』

ストラクチャーの中に入り込んでいる余分なワックスを搔き出し、より走行性能を高めてくれます。

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これでワクシングの一連の流れは終了。
このワックスの掛け方を覚えておけば、あとは応用するだけでOKです。

掃除について

削ったワックスが結構な量出てしまうので、屋内でワクシングする場合はブルーシートを敷いて行うと掃除もラクです。
ブルーシートの上である程度のワックスは受け止め、ブルーシートよりも外に出てしまったワックスは掃除機で吸い取りましょう。

どのタイミングでワックスがけするの?

シーズンの始まり

新しく購入したばかりの板や、チューンナップをした板にはストーングラインディングという古い滑走面を取り除いて新しい滑走面を出す加工が施されていて、ワックスが板に全く入っていない状態です。
この状態からシーズンを通してのスノーボーディングに耐えられるソール面のベースを作る為にシーズン前のワクシングについて解説します。

まずはシーズン前の板は汚れていたりやソール面が酸化してしまっているので①を参考(ブラッシングだけではなく、しっかりとホットワックスを塗ったクリーニング)に、しっかりとクリーニングを行いましょう。

②〜⑤の行程を
設定温度の高いベースワックスから(設定温度の高いワックスほど、粒子が大きいので大きいものから入れていくイメージです)
1〜2回を2〜5セットずつ行うとベストです。

今回使用したガリウムワックスで説明すると

①ピンク色のベースワックス(+10°〜0°)
1〜2回を2〜5セット
※推奨アイロン温度は120℃以下。

②紫色のベースワックス(+3°〜-4°)
1〜2回を2〜5セット
※推奨アイロン温度は120℃以下。

③青色のベースワックス(-3°〜-12°)
1〜2回を2〜5セット
※推奨アイロン温度は130℃以下。

このような順番でベースワックスを塗り重ねるようにしましょう。

これでシーズンインします。

シーズン中

シーズン中は滑り終わったら次滑る時の雪面温度をある程度予想して
ベースワックスを①〜⑤の行程で行います。

大会や春雪になってきたら、滑走ワックスも②〜⑤の行程で
ベースワックスの上に塗っていくようにすると板がしっかりと走ってくれます。

簡易ワックスではダメなの?

やはりホットワックスを毎回かけるのは、正直時間的にも厳しいし面倒だなと思う方結構多いと思います。
そんな時に役立つのがスプレーワックスやジェネラルワックスです。
しないよりは断然滑りが良くなるので、簡単に工程を解説します。

簡易クリーニング

①ツーウェイクリーナーでクリーニング
ツーウェイクリーナー
スプレー状で吹きかけるだけで汚れが溶け出すツーウェイクリーナーでまずはソール面をキレイにします。

②ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで拭き取る
溶けた汚れをキレイに拭き取りましょう。
この時に雑にやってしまうと汚れがソール面に残ってしまいます。

簡易ワクシング

①ジェネラルワックスを塗る
ジェネラルワックス
ソール面に押し当てると、ワックスの液が出てくると同時にスポンジ部分でワックスを伸ばすことができるので塗っていきます。

②コルク
ガリウム コルク
ワックスを塗り終わったら、コルクを使って全体に馴染ませていきましょう。

③ナイロンブラシでブラッシング
ホットワクシング同様にナイロンブラシでブラッシングをします。

④ファイバーテックスで仕上げる
仕上げはファイバーテックスでソール面を磨きましょう。

使用道具

脚立

これがあるとないとでは大違いです。
ホットワックスは滑る度にかけるものなので、毎度毎度地面においてワクシングをしていると間違いなく腰をやります。
ホットワックスを世に送り出している、マツモトワックスやガリウムなどが発売しているので
手に入れましょう。

ホットワックス ホットワックス

代用としては、下図のような小さな脚立。
これを2つ用意して、板を乗せると断然ワックスをかけやすくなりますので試してみて下さい。
ホームセンターなどで1つ500円くらいで購入することができるのでリーズナブル。

ホットワックス 脚立

ベースワックス

滑走ワックスの下に入れるワックスのこと。
雪の温度によって、ワックスの種類を変えるとより効果を発揮します。
前述したようにシーズンの始めには、このベースワックスを数十回行うことが推奨されています。
しっかりと走る板に仕上げたい方はやると良いでしょう。

ホットワックス ベースワックス ホットワックス ベースワックス

滑走ワックス

ベースワックスの上に塗っていくワックスのこと。
フッ素が含有されていて、春雪などの板が走りにくい環境下ではもの凄い威力を発揮します。
こちらもベースワックスと同様、雪の温度によって種類を変えるとより良いです。

ホットワックス 滑走ワックス ホットワックス 滑走ワックス

ブラシ

板の裏面(ソール)にあるストラクチャー(溝)に溜まっている汚れやワックスを搔き出す役目をします。

①ブロンズブラシ
ストラクチャー内に溜まっているゴミを搔き出すために使用されるブラシ。

ホットワックス ブロンズブラシ ホットワックス ブロンズブラシ

②ナイロンブラシ
ワックスをアイロンで伸ばしてから、ストラクチャー内の余分なワックスを搔き出す役割を持つブラシ。

ホットワックス ナイロンブラシ ホットワックス ナイロンブラシ

③ボアブラシ
最終的な仕上げに用いられるブラシで、滑走面を磨く時に使われます。

ホットワックス ボアブラシ ホットワックス ボアブラシ

ファイバーテックス

削ったワックスや汚れ取り、最後の仕上げに用いることが多いです。

ホットワックス ファイバーテックス ホットワックス ファイバーテックス

スクレーパー

固まったワックスをソール面からはがすために用います。
削る部分が使っているうちに凸凹してきてしまったり、丸まってきてしまう場合があるので新しいものを買うようにしましょう。

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アイロン

固体のワックスを溶かして、ソール面全体に均等に広げるための道具です。
温度を設定することができるようになっているので、ワックスの種類に対して温度調節をしましょう。

ホットワックス アイロン ホットワックス アイロン

ワクシングペーパー

このペーパーを使うことによって、より均一にワックスを伸ばすことができます。

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このコラムでも使用しており、国内シェアNO,1のGALLIUM WAXのトライアルセットが通常税込み13,608円のところ、下記のリンクからお買い上げの場合9,473円(30%OFF)でお買い求め頂けますので、”これからホットワックスやりたい!”という方にオススメです!(もちろんスキーのワックスがけにも対応しています)

 
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この記事の著者

ヤノ タカミ

ヤノ タカミ

R/ForA magazine 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。
skateboard,snowboardを嗜む程度にやります。

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コメント

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  • コメント (1)

  1. 勉強になります。

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