スノーボードとは言わずもがな、天候に左右されるアウトドアスポーツの一つです。
強い紫外線が降り注ぐピーカンな日もあれば、外に出ることさえ難しいような猛吹雪の日もあります。
このように自然と少なからず対峙することが求められるスノーボードを楽しむ上で、大きな要素を占めるのがスノーボードのウェア選びと今回の記事で取り上げる、インナーのレイヤリング知識。
上記の二つを知識として蓄えておくだけでも、スノーボーディングが有意義で楽しくなることでしょう。
今回の記事では、スノーボードウェアのアウターの選び方ではなくインナーの選び方とレイヤリングのコツについて解説していくことにしましょう。
Contents
レイヤリングとは
そもそもレイヤリングという言葉を初めて聞くという方に、言葉の説明をすると
"重ね着をする"こと。
スノーボードウェアのアウターは視覚的に、自分のセンスを周りに発信するために熟考して選びますが、インナーやミッドレイヤーなどのチョイスにはあまり気を配らない傾向にあります。
雪山で快適に過ごせるか否かが、次雪山へ足を運びたいと思うか思わないかの分かれ道になるので初心者の方ほど慎重に選んで欲しいところです。
では、"なぜレイヤリングが必要なのか"
シンプルですが、核となるこの疑問から解決していきましょう。
汗冷えせずに暖かい状態を保つ。外から浸入してくる水分を防ぐ
レイヤリングとはシンプルに言ってしまえば、「どんな状況・行動をしている時でも雨から守り、そして汗冷えから守ること」です。
一般的に3レイヤーという考え方があり、
吸汗着 (肌着・ベースレイヤー)
+
保温着 (中間着・ミッドレイヤー)
+
防水着 (アウター)
という概念になります。
※スノーボードウェアのアウターに関する記事は下記の記事で詳しく解説していますので、割愛します。
【2022年最新】スノーボードウェアの選び方と有名ブランド紹介
#スノーボードで使う道具ベースレイヤーの役割
ベースレイヤーは汗を掻くことで起こる汗冷えを防ぐ役割があるので、速乾性に優れているものをチョイスするようにしましょう。
基本的にポリエステルの素材で作られているものを選ぶようにし、現在では様々な素材が開発されており速乾性に加えて保温性も兼ね備えているベースレイヤーも存在するので寒いのが苦手な人はそういうものを選ぶとより良いでしょう。
仮に速乾性に優れて"いない"素材で作られているものを選んでしまうと、素材に汗がしみ込んだままの状態が続き体が冷えてきてしまいます。
体が冷えてしまうことが直接体力の消耗に繋がってしまうため、雪山という過酷な環境下では命取りになりかねません。
以上の理由から分かるように、ベースレイヤー選びは重要なのです。
ミッドレイヤーの役割
さて、ベースレイヤーについては上記の説明である程度理解できたかと思いますがレイヤリングの中間を担うミッドレイヤーについてみていきます。
ミッドレイヤーの大きな役割はズバリ、保温です。
氷点下を下回る環境でスポーツをするという、スノーボードはバスケットや野球などとは異なるスポーツで、体温を保つということがいかに大切なのかは一度でもスノーボードを経験したことのある人なら分かるでしょう。
またミッドレイヤーにはもう一つ大きな役割があり、それはベースレイヤーから発生する湿気を外に逃がさなければなりません。
これらを考慮して、おすすめのミッドレイヤーをご紹介しましょう。
おすすめしたいミッドレイヤーの種類
プルオーバー・パーカー
インナーとしてだけではなく、スプリングシーズンなどの暖かい時期にはパーカーだけで滑ることもできるので、とても重宝するアイテム。
フードを被ってゴーグルのベルトで締めれば、スノーボードの邪魔になることがなく頭部の冷えを予防することができます。
フリース
最も寒い時期に大活躍するのが、このフリース。
バックカントリーのハイクアップ時など、幅広い場面で活躍してくれます。
暖かく、軽量で扱いやすく、速乾性があるとメリットが多いフリースだが、静電気が発生しやすいので注意しましょう。
シャツ
パーカーと同様に、暖かい時期はトップスとしても活躍するシャツ。
圧倒的にチェック柄が多い印象だが、無地単色のシャツもクールでカッコいい!
女の子が来ているとなぜか目を引く無敵アイテム。
トレーナー
防寒として、気軽に着込めるアイテム。
ポイントで柄が入っているモデルなども多く、オシャレ度をワンレイヤー上げることができるので、デザインを重視して周りに差をつけちゃいましょう!
オススメしたいベースレイヤー
credit : ユニクロ ヒートテック
やっぱりユニクロは凄い。
ベースレイヤーの役割のセクションでお話ししたように、吸汗性と速乾性に優れているものを選択することが望ましいわけですが、ヒートテックは欲しい機能を兼ね備えています。
且つ、ユニクロの特徴でもある低価格で手に入れることができるため、アンケートのコメントにもありましたが、気軽に買い替えができるので汗っかきの人でも快適ですよね。
下記はスノーボードをやったことのある人に向けて、"スノーボードをする時にインナーは何を着ますか?"という質問をした時の回答集になります。
ユニクロのヒートテック
あまり厚着をすると汗をかいてしまい、結局寒くなるからです。
ヒートテックは気心地も良いですし、ゴワつかないので動きやすいです。
(女性/40代)
元々太っているため、重ね着がしたくありません。ヒートテック一枚にスウェットを着るだけで充分暖かいからです。
(男性/20代後半)
(女性/40代)
(男性/30代)
(女性/30代)
他のメーカーのものより暖かい気がするから。
(女性/30代)
(女性/40代)
(女性/30代)
(男性/30代)
ユニクロのフリース…デザインが可愛く、温かく、ジッパーで前を開けて温度調整できるため
ランチタイムなどに重宝します。
(女性/30代)
(女性/20代)
その上にはウェアを脱いでからも気にならない黒のタートルや薄手のトレーナーなどちょっとおしゃれなものを着ます。
(女性/30代)
なぜなら極暖ヒートテックだけだと汗をかくので、エアリズムを着ることにより吸湿が良く蒸れないからです。
(女性/20代)
その上に長袖のシャツを着てパーカーを着ればマイナス10℃程度までは寒くないです。パーカーではなくユニクロのダウンを着ればもっと暖かいです。
(男性/20代)
理由は、給水速乾に優れ、ユニクロのヒートテックよりも身体が冷えづらく、繰り返し洗濯しても耐久性が、落ちにくい点が良いからです。
(男性/20代)
その他ブランド
アンケートを取った結果、リーズナブルで高機能なインナーとして広く認知されているヒートテックが大量票を獲得したものの、パタゴニア・ノースフェイス・モンベルなどの登山系ブランドがリリースしているインナーを愛用しています。という声も上がってきています。
アウトドアスポーツ・趣味の最たるものといえば登山だが、スノーボードと同様に過酷な環境下で快適さをキープするために研究を重ねているこれらのブランドの商品であれば、当たり前だが高機能なのはもちろん、信頼感も高い。
下記には、このようなブランドのベースレイヤーを選んだ人の声を記載していますので、参考にしてみて下さい。
(女性/30代)
(女性/30代)
(男性/30代)
(女性/40代)
(男性/20代)
(男/40代)
(男性/40代)
(女性/30代)
(男性/20代)
(男性/20代)
理由は見た目が派手なので、脱いでも目立つこと。半袖だと寒いが長袖なので休憩中はウェアを脱いで1枚で過ごすことができるから。
(女性/30代)
(男性/50代)
理由は、ブランドが好きだからです。あと着心地も気に入っている為です。暖かい。
(男性/30代)
(女性/40代)
その他寄せられたコメント
ヒートテック派のコメント
(女性/20代)
(女性/30代)
(女性/30代)
(女性/20代)
(女性/20代)
ただそれだけだと体のラインが見えるしダサいので、かわいいTシャツを上に着るようにしています
(女性/30代)
(女性/30代)
(男性/40代)
(女性/30代)
昔はスポーツメーカーのブランドのスポーツタイプのインナーを着ていましたがスノボーにも慣れてきたので普段利用していて暖かいもの且つ低価格であればよいかと思いユニクロのインナーを着ています。
(女性/40代)
(女性/20代)
(男性/30代)
(女性/40代)
(男性/30代)
(女性/30代)
(女性/30代)
値段も安くて普段から使っているため。
(女性/40代)
(男性/30代)
(女性/30代)
(女性/40代)
ウェアだと動きづらいのでインナーはなるべく軽くて薄いものを選びます。ヒートテックは暖かいし薄くていいです。
(女性/30代)
最初は寒いですが、ボードをしてれば段々と暖かくなってくるのでこれ一枚でインナーとして利用できるからです。
(男性/20代)
(女性/30代)
(女性/20代)
生地は薄いのに、温かいからです。
生地が厚くモコモコした方が温かいですが、厚いと動きにくいので。
(女性/20代)
アウターに、ゴアテックスの素材のを着ていれば大丈夫です。動きの邪魔にはなりません。
(男性/30代)
(女性/20代)
(女性/30代)
ただ、長袖のドライメッシュはなかなか手に入りにくいのが難点ですね。
(女性/40代)
とてもあたたかくて、快適になります。8時間くらいは暖かいです。
(女性/30代)
理由は暖かくて速乾性もあり値段もお手頃だからです。ただあまり汗をかかないかたには効果があまり無いようです。
(男性/30代)
(女性/20代)
(女性/20代)
(男性/20代)
極暖シリーズのヒートテックは裏起毛なので通常のより暖かく、また着心地抜群です。それ1枚でだいぶ暖かいので着ぶくれせず、ゲレンデで滑っていても動きやすいので機能性としても申し分なしです。
なので僕はこのヒートテック極暖をスノボー中は着ております。
(男性/20代)
スノーボード時以外も着られますし、薄くて着膨れせず動きやすいので数年前から愛用中です。
(女性/20代)
UNIQLOのヒートッテックを着ています。
既婚で子持ちのため専用のインナーは高価で手が伸びないため普段から持っている中で一番暖かいインナーを着ています。
(女性/30代)
寒いのは、滑り始めだけで、汗もかくので、厚着はせず、汗を吸収してくれるものを選んでいます。
(女性/40代)
パーカー:寒い日にはもってこいのメジャーなインナーだから。
(男性/40代)
(男性/30代)
(女性/40代)
(女性/30代)
その他ブランド派のコメント
デザインがすごくお洒落で着心地がとても良いからです
(女性/30代)
初めたころはヒートテックを使用してていましたが、汗でびっしょりときもちわるくなってしまいます。
中に汗を吸いやすいものを着ることによってかなりかわります!
(女性/20代)
(女性/30代)
(女性/40代)
(男性/40代)
今子どもにお金がかかるので普段にも使えるものにして節約しています。
(女性/40代)
(男性/40代)
(女性/20代)
(男性/30代)
TAIVAS オーナー 兼 編集長
横乗り3Sの業界活性化が地方の経済活性化に繋がり、社会を色々な面で豊かにすると信じて疑っていません。
編集長コラムも絶賛更新中!
https://giver.jp/category/takami-column
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