2018-2019 製品レビュー:板 BC-Stream 『S』『R-2』『LSD』

  • 2018-5-6
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S試乗レポート

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高品質なプロダクトを世に出し続け、コアなファンから支持される国産ブランドBC-Stream。
製品ラインナップの中で中心的な存在に位置するモデルが『S』だ。
フリーライドに主眼が置かれ、気持ちよくカービングができるよう、サイドカーブやフレックスなど細部の設計がなされている。
無論、フリーライドのみでは無く、グラトリやスロープスタイルなど、フリースタイルでの使いやすさも考慮に入れて設計されており、ジブから大きめのキッカー、ハーフパイプまで十分に性能を発揮してくれる。

基本設計は、キャンバー形状+ディレクショナル というオーソドックスな形状をしているのだが、細部には考え抜かれたこだわりが盛り込まれている。
例えば、SVCという形状。ぱっと見は普通の普通のキャンバーと変わらないのだが、ノーズ付近とテール付近の接雪面がフラットになるような形状になっている。
接雪面がフラットになっているので、低速時にはズラしやプレスといったトリッキーな動きがやりやすく、地形遊びやグラトリ時に置いて安定性と操作性が増す。
高速滑走時では加重をし、板をしならせることで、フラット部分がたわみ、雪面に接するエッジ(有効エッジ)が伸びる。その結果、カービング時に置ける安定性が増し、快適なフリーランを楽しむことができるのだ。

『S』はメーカーラインナップの中核をなすモデルなだけあって、展開されるサイズも多い。キッズサイズを含めると10サイズの展開となり、より細かく自分にあったサイズを選択することが可能だ。

 

Sはこんな方にオススメ

カービングを中心にオールラウンドにスノーボードを楽しみたい方にオススメできるモデル。
BC-Streamらしい自然な乗り味を体感できる板なので、BC-Streamに初めて乗るという方はこの『S』から始めるのをオススメしたい。
板の傾け方や、加重の仕方、適切なライディングポジションを理解している方であれば、乗ってすぐに性能の良さを実感できることだろう。

Sは乗りやすい板ではあるのだが、初級者や板の操作方法を理解していない方には少々難しいモデルかと思う。
そのような方は、後にご紹介するLSDをお試し頂きたい。
初級者や中級者にとって扱いやすい設計がなされている板で、お手頃価格ながらBC-Streamのフィーリングを感じ取っていただけるモデルに仕上がっている。

 

R-2試乗レポート

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先にご紹介したSを『高性能スポーツ型セダン』とするならば、このR-2は『扱いやすいF-1マシン』と言えるだろう。

通常のフリースタイルタイプの板に比べると、ハンマーヘッド形状と硬めのフレックスを持つR-2はテクニカルボードの類に入るだろう。

テクニカルボードと聞くと、テクニカルボードに不慣れな方は尻込みしてしまうかもしれないが、R-2の操作性はとても快適だ。
フレックスが硬めの設計なので(一般のフリースタイルタイプに比べ)、最初に乗った時は多少の不慣れを感じたが、数回滑れば快適に操作することができた。

R-2はとにかく乗っていて楽しい板で、前足にしっかりと加重し、体全体でターンの動作をしてあげれば、面白いようにキレのあるターンをしてくれる。
トーションはフリーラン中でも扱いやすい硬さに設定されているので、リズミカルにショートターンを刻みたい場合にも助けになってくれる。

ボードの操作性が高く、安定感がある為、荒れた斜面であっても斜面にピタッと吸い付くように走ってくれる。そのため、ゲレンデのどのような斜面でも気持ちよくカービングをキメることができた。

扱いやすい操作性と、抜群の安定感でついついスピードが出過ぎてしまうが、カービングの楽しさを改めて感じることができるモデルだ。

 

R-2はこんな方にオススメ

とにかく、安定したカービングマシーンが欲しい方、初めてハンマーヘッドに乗る方にオススメしたいモデル。

板を倒し、荷重をしてあげれば自然とレールの上を滑るようにターン弧を描いてくれる頼もしい板なので、カービングを突き詰めて行きたい方にもオススメだ。
ボーダークロスから、テクニカル、ゲレンデクルージングまでスタイルを選ばずフリーランを楽しめるR-2をお試しあれ。

 

LSD試乗レポート

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柔らか目のフレックスとトーションで扱いやすさが際立つオールラウンドボード。
BC-Streamのノウハウを注ぎ込み、優しい操作感の中でも確かなカービング性能とスィングウェイトを実現したモデルだ。

先に紹介した『S』や『R-2』よりも操作感が軽く扱いやすい。そのため、初級者・中級者の方で、カービングやグラトリ、パークでのトリックなど、これから上達したいユーザーにはレベルアップの手助けになってくれる頼もしい相棒になることだろう。

LSDはサイズ展開が豊富で、レディースサイズからメンズサイズまで幅広いユーザーに対応する。
小柄な女性に優しい136cmからのサイズ展開は長年日本のスノーボーダーの声を聞いてきた国産メーカーならではのサイズ展開だ。

 

LSDはこんな方にオススメ

操作しやすく、オールラウンドに使える板なので、カービングやトリックなど、これからスキルアップを目指す方にオススメしたい一本。
カービング中の粘りについては『さすかBC-STREAM』と唸ってしまうほどのグリップ力を発揮してくれるので、長く使っていただける板だ。

お手頃価格で、ジャパニーズクオリティーを実感したいのなら、LSDで決まりだろう。

 

ここまででご紹介したモデル以外にもBC-Streamには多くの魅力的なモデルがラインナップされている。
気になる方は公式webサイトをチェックしてほしい。

参考記事

自分に合ったスノーボード板を探す3つの要点と有名ボードブランド

この記事の著者

乾 海老雄

乾 海老雄

元スノーボードインストラクターのIT系Webライター

長野や北海道、マウントフッド(アメリカ)、ウィスラー(カナダ)等
様々なスキーリゾートを転々とした後、東京に落ち着く。
現在はWeb制作を行う傍ら、スノーボード系のライティングを行う日々。
妻と娘の3人家族の35歳。

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