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サーフィンのワックスとスタンスのいい話

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3,756 views 2022-1-5 UPDATE

サーフィンをするときに、たかがワックスと思わないでください。

これはあまり人に教えてこなかった事ですけど、ワックスとスタンスのいい話をします。

サーフィンが伸び悩んでる初心者~中級者の方へ、少しでも良いヒントになればと思い筆をとりました。

筆者はサーフィン歴35年の元コンペティターでインストラクター経験者。

ぜひワックスとスタンスのいい話、参考にしてください。

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サーフィンのワックスいい話

ワックスの塗り方ぐらいわかってるよ、と聞こえてきそうですが、ここではワックスの塗り方と、あるポイントについて解説します。

通常サーフィンをするときのワックスといえば、最初にベースコートをやや多めに塗ります。

次に、外気温や水温に合わせてトップコートを塗る。で終わり、ですが。

【いい話】ワックスの塗り方

もう既にここまでの2工程で、お伝えしておきたい秘伝の方法があります。

模範的な上手なワックスの塗り方というのは、ベースコートで、ある程度”ダマ”(ワックスの小さな山)が出来ることです。

この”ダマ”が上手に出来るためには、ワックスを塗る際。

・力を入れすぎない。力を入れてワックスを塗ると、このダマが潰れてしまいます。

そして、これが重要なのですが。

・ワックス自体の温度を上げない。温かくなってしまったら、ワックスとサーフボードを冷やす。

どうしても塗っていれば、摩擦によりワックスの温度は上がってしまうものです、ワックスの温度が上がるとダマが潰れて上手く塗れません。

冷やし方は、そのまま数十分放置するか、水をかける。で、またワックスを塗る、これの繰り返しでワックスのダマ(山)がボコボコな状態になり、ライディング中に足が滑る確率がグーンと下がるのです。

ちなみに筆者はフーワックスを使用しサーフィンの試合に出る場合、この方法でワックスを冷やしベースコート→硬めのトップコート→柔らかめのトップコートの3層構造で大会に挑んでます。

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【いい話】ワックスを剥がすついでにこんな事まで!?

ワックスを剥がす(落とす)時期は、人それぞれサーフィンの頻度により違ってきますが、概ね汚れてきて、ワックスが平らになり、足がす滑ると感じたらで良いと思います。

ワックスを落としたついでに是非やってほしいのが。

・サーフボードのボトムもキレイに磨いてほしいのです。

なぜなら、サーフボードのボトムは滑走面です、ここが汚れていたり凹凸があると、水の抵抗を受けスピードがロスしてしまうのです。

ボトムは普段ワックスを塗らないからキレイなはずですが、拭いてみると意外と汚れています。

液体やスプレー式のワックスリムーバーを使うのがいいですね。

実際にスピードの変化を感じれる人は少ないかもしれませんが、気持ち的に早くなったかも?でいいんです。

筆者は大会前のメンテナンスにおいて、サーフボードのボトムをキレイにしたあと、こんな裏技をやってました。

『ガラスの水を弾く』からヒントを得て。

・ボトムにガラコを塗ってみたり。

・液体フッ素を塗ってみたり。

いろいろな事を試しました、実際にスピードが早くなりました、気持ちの問題かもしれませんがそんな気がします。

それぐらいサーフィンにとってボトムというのはシビアで重要な箇所といえるでしょう。

サーフィンのスタンスいい話

サーフィンのスタンスは個性によるものですが、スタンスを少し変えるだけで、サーフィンが飛躍的に伸びたりするので参考にしてみてください。(レギュラー・グーフィーの基本スタンスは割愛します。)

【いい話】スタンス変えるとするなら

・後ろ足(バックフット)をテールエンドぎりぎり、デッキパッチのキックの部分に乗せる。

これにより、サーフボードのコントロールが劇的に変わります。

しかし、トロい波やパワーの無い波ですと失速してしまう可能性がありますので、スピードがついてきて、技をかける直前のボトムターンの時だけキックに乗る方法もあります。

これをステップバックといいます。

前足を後ろに下げたり、前に乗ったりということはしません、前足は常に定位置です。

【いい話】スタンスが定まってる人はフットマークがつく

フットマークというのをご存じでしょうか?常に前足が同じ場所に乗れている証拠となり、画像のようにその部分だけワックスが汚れ、足跡の形のようになります。

逆にこのフットマークがつかない場合、テイクオフの度に前足がいろんなところに乗っているということになりますので、あまり良いスタンスとは言えません。

【いい話】スタンスの矯正

そこで、スタンスの矯正方法をご紹介します。

良いライディングが出来たなと思ったら、波から降りる前に、前足がどこにあるのかを確認して、印をつけておいてください。

その後、ワックスを塗りなおす際で構いませんので、印をつけた狭い範囲だけ、ワックスを塗るようにします。

すると、次のライディングで良いスタンスではないところに乗ると、ワックスが無いので、まさに滑り落ちます。

このようなワックスの塗り方で練習をすれば、徐々にスタンスが矯正されていくことでしょう。

ただし、このスタンスの矯正方法、バランスの悪いところで矯正してしまうと逆効果となりますので、本当に良いスタンスの位置(前足)なのか、ビデオなどで上級者にチェックしてもらうのもありだと思います。

まとめ

いかがでしたか?少しマニアックな話だったかもしれませんが、ワックスやスタンスについて、もう一度見直すきっかけになれば幸いです。

繰り返しになりますが、後ろ足は、テールエンドぎりぎり、デッキパッチのキックの部分にステップバックしてみてください、なにかが変わります。

次回もあなたのサーフィンライフにとって、いい話をお伝えしていきます。

Writer
Kugeミッキー
Kugeミッキー ライター/医薬品登録販売者

湘南藤沢でサーフィン歴37年、現役選手時代はサーフメーカー5社がスポンサーに、毎年全日本の大会に出場し、WQSやJPSAプロアマツアーにも参戦。
ブランクを経てまもなくアラフィフだが再び全日本サーフィン選手権へ挑戦中!エアリバ飛べるオジサーファーを目指してます。裏の顔はドラッグストアの優しい店員さん♪

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