平昌オリンピック

平昌オリンピック フリースタイルスキースロープスタイルのルールや競技日程・注目の選手や結果速報

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3,891 views 2018-2-5 UPDATE

フリースタイルスキースロープスタイルの競技日程

平昌オリンピックで行われる競技の1つ、フリースタイルスキースロープスタイルの競技日程は以下のようになっています。
・2月17日(土)10:00スタート、女子スロープスタイル予選
・2月17日(土)13:00スタート、女子スロープスタイル決勝
・2月18日(日)10:00スタート、男子スロープスタイル予選
・2月18日(日)13:15スタート、男子スロープスタイル決勝

競技内容

フリースタイルスキーは、選手がスキーでスロープを自由に滑降しながら、技を披露することによって芸術性を競う競技です。
そのため、別名「雪原のサーカス」とも呼ばれています。速度を競うアルペンスキーとは異なり、ツイストやバックフリップなどといった選手たちの華麗な技を見ることができるのが最大の魅力です。

冬季オリンピックでは、エアリアル、スキークロス、スロープスタイル、ハーフパイプ、モーグルの5競技が男女別で行われます。平昌オリンピックも同様で、男女合わせて計10競技が行われます。

その中でもスロープスタイルは、2014年ソチオリンピックから正式種目となった、比較的新しい競技です。
ジブと呼ばれるレールやウォール、テーブル、ボックスなどといった障害物や、技を見せるためのジャンプ台が複数用意されています。
これらが用意されたコースで行われる試合がスロープスタイルで、選手は様々な障害物がある中、障害物を選択して演技することができます。
ハーフパイプとは違い、斜面の加速とジブが合わさることによって、スキー、スノーボード版の障害物競走を見ているような感覚になります。
スロープスタイルのオリンピックコースは、最小幅30mや障害物とジャンプ台を合わせて最低6つのセクション、標高差最小150m、平均12度の傾斜スロープ、3つのジャンプ台といったように規定がされています。
選手は規定されたコースで演技をすることになります。
採点方法は、55名のジャッジが回転や難易度、高さ、テクニックなどによる全体演技を100点満点として採点します。
平均スコアによって順位を決めていきます。選手は2回演技を行い、高い方のスコアで順位が決められます。
予選を行い、男子は最大で24名、女子は最大で12名が決勝に進出するという形式になっています。

楽しく観戦するために知っておきたい知識

ここからは、フリースタイルスキースロープスタイルを楽しく観戦するために知っておくべき知識をいくつか紹介します。
まずはスロープスタイルという競技自体についてしっかり知っておくことが大切です。ここで、スロープスタイルについてより詳しく理解しておきましょう。
スロープスタイルのジャンプ台は、オリンピックなどといった世界トップレベルの大会になると、25mプールを軽く飛び越えるくらいの大きさになることもあります。
選手は、その大きさのジャンプ台を3つ4つと飛び越え、演技を行っています。
また、ジャンプ台が大きいこともあり、演技途中で着地が乱れてしまうと、失速してそれ以降のジャンプや演技にも影響が出てしまいます。かといって逆に速すぎてしまっても、着地ゾーンを越えてしまい、安全に着地することができなくなってしまいます。
スロープスタイルは、技の難易度だけで全てが決まるわけではありません。
風や雪質を見てスピードコントロールする力も必要となってきます。
そう考えると、この競技がいかにすごいスポーツかということが分かります。
25mプールを軽く飛び越えるのは、かなり至難の技です。
それをいかにも簡単に飛び越えてしまうような技術を持った選手が集まっているのが、このスロープスタイルです。観戦の際は、是非ジャンプ台での選手の演技に注目してみてください。
スロープスタイルは、後ろ向きでも滑ったり飛んだりすることができるスキーを使用しています。
そのため、技のバリエーションが他の競技と比べると豊富なのも特徴です。

スロープスタイルについて知っているだけでも楽しく観戦することはできますが、今から解説することを知っていると、より楽しく観戦することができます。
スロープスタイルはもともと、1990年代にアメリカで生まれました。
スケートやスノーボードのようにエンターテインメント性が強いスポーツだったため、他の競技ではなかなか評価されない独創性という点で大きく評価されるスポーツとなっています。
他の選手と違う技を披露したり、独創的なコースの使い方をしたりすると高く評価されます。
エンターテインメントの要素が強いスポーツなので、わくわくした気持ちで観戦することができるのが、スロープスタイルの醍醐味でもあります。
スロープスタイルの醍醐味を知っているだけでも、見方は変わってきます。
観戦の際は、是非そのエンターテインメント性をチェックしてみてください。

競技中に使用される技の用語解説

スロープスタイルは演技が行われるため、実況の方が技の名前を言うことがあります。
長い名前の技もありますが、基本的にはレギュラー(前向き)やスイッチ(後ろ向き)、ライトサイド(右回転)、レフトサイド(左回転)などといった5つの要素が合わさってつけられています。
もちろん専門的な言葉が多いので、ここでは良く出てくる2つの技を紹介しておきます。

1つ目は、「スイッチ・ライトサイド・ミスティー・1080・ジャパングラブ」です。
ミスティーは回転軸の名前で、体を前方へ投げ出すような軸のことを指します。
1080は回転数で、1080度、つまり3回転しているということを意味しています。
ジャパングラブは右手で左板の中央内側を後方から掴むことを指します。逆でもジャパングラブと言われています。

2つ目は、「レギュラー・レフトサイド・ダブルコーク・1260・ミュートグラブ」です。
ダブルコークは回転軸の名前で、縦方向に2回転する軸のことを指します。
1260は回転数で、1260度、つまり3回転半しているということを意味しています。
ミュートクラブは右手で左板の前方外側を掴むことを指します。逆でもミュートクラブと言われています。
このように、技の名前は5つの要素で出来ています。
最初に挙げたレギュラーやスイッチなどといった向きと回転の言葉だけでも知っていると、言葉を聞くだけで、どの向きでどのように回転しているのかが分かります。回転数は数値から知ることができるので、回転数も分かると見方がかなり違ってきます。
向きと回転方向、回転数だけでもおさえておきましょう。

注目したい日本人選手

最後に、フリースタイルスキースロープスタイルに出場する日本人選手を紹介します。
山本泰成選手です。
山本選手は東京出身の16歳で、現役高校性です。高校生とは思えないがっちりした体が特徴的です。4歳から競技を始め、2017年に世界ジュニア選手権大会で優勝しました。その年からW杯に出場するようになり、2018年1月の大会では自己最高の8位入賞を果たしました。まさにどんどん成績を上げてきている選手です。現役高校生ということで、若さも合わさって素晴らしい演技をしてくれることは間違いありません。平昌オリンピックでどのような演技を見せてくれるのか注目です。
今回、スロープスタイル女子に日本人選手はエントリーしていません。それもあり、この競技日本人唯一の選手である山本選手には、一層注目が集まります。

フリースタイルスキースロープスタイルについて紹介してきましたが、いかがでしたか?まだまだメジャーなスポーツとはいえないかもしれませんが、知れば知るほど深みの出てくるスポーツです。是非この平昌オリンピックで一度観戦してみてください。きっとその魅力にはまってしまいます。

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