平昌オリンピック

平昌オリンピック クロスカントリースキーのルールや競技日程・注目の選手と結果

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クロスカントリースキーの競技日程

平昌オリンピックで行われる競技の1つ、クロスカントリースキーの競技日程は以下のようになっています。

日にち 時間 種目
2月10日(土) 16:15〜 女子スキーアスロン
2月11日(日) 15:15〜 男子スキーアスロン
2月13日(火) 17:30〜 男女スプリントクラシカル
2月15日(木) 15:30〜 女子10kmフリー
2月16日(金) 15:00〜 男子15kmフリー
2月17日(土) 18:30〜 女子20kmリレー
2月18日(日) 15:15〜 男子40kmリレー
2月21日(水) 17:00〜 男女チームスプリント
2月24日(土) 14:00〜 男子50kmクラシカル
2月25日(日) 15:15〜 女子30kmクラシカル

クロスカントリースキーの競技内容とルール

クロスカントリースキーは、スキーといってもアルペン競技のように斜面を滑って行われる競技ではありません。
平地を踏んだり雪の積もった山を登ったりする競技で、別名スキーのマラソンとも呼ばれています。まさに滑る競技ではなく歩く競技といえるクロスカントリースキーは、寒さの中必死にスキー板を前に進めるだけでなく、短距離的な筋肉と長距離的な持久力の両方が必要なスポーツとなっています。
ゴールでは選手が倒れてしまうほど過酷なスポーツであることもあって、応援する側も思わず熱が入ってしまうスポーツです。

クロスカントリースキーは、1942年のシャモニー・モンブラン大会から正式種目となりました。1952年のオスロ大会からは女子種目も追加されました。今回、平昌オリンピックで行われるクロスカントリースキーの種目は6種目です。男女合わせると計12種目行われます。
それぞれの種目のルールや採点方法について確認しておきましょう。

・スプリント

スプリントは、スケーティングが禁止されているクラシカル走行で短距離のタイムを競うという種目です。距離が他の種目と比べて短く、前回のソチオリンピックでは男子が1400m、女子が1200mでした。
まず予選を行い、上位30名が決勝トーナメントへとコマを進めます。その後30名が6人ずつ5組に分かれ、トーナメントを競っていきます。準々決勝からは6人が一斉にスタートし、各組上位2位までに入ると準決勝へ進むことができます。また、全体のタイム順で上位2位に入った選手も準決勝へ進むことができます。準決勝も同様に行い、最終的に残った6人で決勝が行われ、順位が決定します。

・クラシカル

クラシカルは、先ほど紹介したクラシカル走行という名の通り、スケーティングが禁止されている種目です。両足を並行に前後に動かして前進するという走行法で、到着順で順位を競います。クラシカル走行は、ストックを雪に刺すことによって走っていくので、脚力だけでなく腕力も必要になってくる種目です。

・フリー

フリーではその名の通り、あらゆる手法が許されます。もちろんスケーティングすることも可能です。クラシカルのように制限がないので、自由に滑ることができます。ただ、自由に滑ることができる分、足の長さやパワーが結果に影響してきます。外国人より小柄な日本人にはやや不利な種目ともいえます。

・リレー

クロスカントリースキーのリレーは一般的なリレーと同じで、各チームの第1走者が一斉にスタートし、最終走者の到着順で順位を競います。リレーにおける1人当たりの走行距離は、男子が10km、女子が5kmとなっています。各チーム3~4人で構成されており、クラシカル走行かフリー走行かは、各大会が個別で決めるようになっています。

・チームスプリント

チームスプリントは、2006年トリノオリンピックから採用された種目で、クロスカントリースキーの中では比較的新しい種目となります。1チーム2名で構成され、1人3周、1周ごとに交互で走行します。スタートは一斉で、走行はフリー走行となっています。準決勝と決勝の2レースの到着順位結果でメダルが決まります。

・パシュート

クロスカントリースキーは、通常クラシカル走行かフリー走行のどちらかのみで競技が行われますが、このパシュートのみはクラシカル走行とフリー走行の両方を取り入れて行われる種目です。前半をクラシカル走行、後半をフリー走行で走ってタイムを競う種目です。男子はクラシカルとフリーを各15kmずつ、女子は各7.5kmずつ走行します。スタートは一斉方式ですが、クラシカルを終えるとスキーを交換してフリーに進む形になるので、この交換時間をいかに短くするかもメダル獲得に向けて重要な部分になります。

クロスカントリースキーを楽しく観戦するために必要なこと

クロスカントリースキーを楽しく観戦するのに知っておくべきことは、次の2つです。
1つは、走ることに特化したスポーツであるということです。
クロスカントリースキーの魅力は、何といってもその走りです。
普通にスキーとは違って、平地や上り坂などのコースを走ってタイムを競うため、滑るスキーより長い時間競技を楽しむことができます。
もう1つは、これまでにも出てきたクラシカル走行とフリー走行です。
この2つの走行には、それぞれの走行内でまた別のテクニックがいくつかあります。
地形などに合わせてテクニックを駆使することによって、より魅力的な走りを見せることができます。
そのため、同じクラシカル走行、フリー走行でも、種目によって全く違って見えることもあります。

クロスカントリーで出てくる用語解説

次に、クロスカントリースキーで出てくる難しい言葉についていくつか解説します。
試合の中で解説員が発する可能性もあるので、合わせてチェックしておくとクロスカントリースキーをより楽しく観戦することができます。

・コースカッター
コースカッターは、コース上に入っている溝のことを指します。クラシカル走行では、この溝を使用して走行します。

・ダイアゴナル滑走
ダイアゴナル滑走は、クラシカル走行の1種です。歩行が原点となる滑走法で、キックすると同時に重心を移動させ交互に走ります。

・ダブルポール推進滑走
ダブルポール推進滑走も、クラシカル走行の1種です。ポールで雪面を強力にとらえ、押圧して滑走する方法となっています。

・スケーティング走法
スケーティング走法は、フリー走行の1種です。スキー板を逆ハの字に開いて蹴り込む滑走法です。

注目したいクロスカントリースキーの日本人選手

最後に、クロスカントリースキーに出場する日本人選手を2名紹介します。

1人目は、吉田圭伸選手です。
吉田選手は北海道出身の31歳で、前回のソチオリンピックにも代表として出場しています。ワールドカップでは6位という素晴らしい成績をおさめているので、平昌オリンピックでどのような走りを見せてくれるのか注目です。

2人目は、石田正子選手です。石田選手は北海道出身の37歳で、トリノオリンピックから代表として出場しています。バンクーバーオリンピックでは5位、ソチオリンピックでは10位入賞を果たしているので、今回も注目したい選手です。

どちらもこれまでに輝かしい成績を残しているので、今回の平昌オリンピックでどのような走りを見せてどのような結果をもたらしてくれるのか、非常に楽しみです。

クロスカントリースキーについて紹介してきましたが、いかがでしたか?まだまだメジャーなスポーツとはいえないクロスカントリースキーですが、知れば知るほど深みのあるスポーツです。
是非この平昌オリンピックで一度観戦してみてください。きっとその魅力にはまります。

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