強化指定スノーボード2選手、大麻使用で無期限登録停止の処分を受けて考えなければならないこと

  • 2016-4-27
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スノーボード 雪山

今回の未成年スノーボード強化選手が大麻を使用した件で大きな話題となっているが、日本選手が世界大会で大きな結果を出し、日本のスノーボードシーンが改めて注目され始めた矢先の出来事だけに落胆を隠せない。
これからの業界のことも考え、今回はこの大麻問題について本メディアでは言及していきたいと思う。

連盟の処分内容

スノーボード界に衝撃です。全日本スキー連盟は27日午後、記者会見を行い、大麻を吸ったなどとしてスノーボード男子の未成年選手2人に対し、競技者登録の無期限停止など厳しい処分を発表しました。

 「無期限の会員登録の停止、無期限の競技者登録の停止、当連盟強化指定選手の取り消し、日本オリンピック委員会強化指定選手の解除の処分を決定しました」(全日本スキー連盟 古川年正 専務理事)

 全日本スキー連盟の説明によりますと、未成年選手の1人は、去年12月、アメリカ・コロラド遠征中にパーティーで外国人から大麻を勧められ、使用したことを認めました。もう1人は使用を否定していますが、毛髪検査で大麻成分が検出されたということです。

SOURCE : TBS NEWS

処分された両名の実名に関して、ネット上で様々な憶測が飛び交っており、公開されている情報から考えればある程度限定されてくるが、本メディアでその調査は行わない。

大麻
アメリカの一部、オランダなどでは使用が合法化され、がん治療などにも有効とされる大麻。
世界的に大麻に対する認識が変わりつつあるが、日本ではあくまで非合法だ。

今回の一件では、世界反ドーピング機関の禁止薬物リストに大麻が含まれているための処分となる。

18歳以上で医療用大麻のライセンスを所持することができ、娯楽用大麻の使用は21歳以上で合法とされるコロラド州での出来事だったため、日本の警察が大麻の所持を立証できない限り罪には問われないと予想されるが、明確な見解は控えておく。

また処分によって、オリンピックの強化指定選手から外されたため、平昌オリンピックへの出場が危ぶまれるが、更生プログラムの状況次第で”処分解除”されれば、出場できる可能性は残されている。

異なる視点で見る大麻使用

選手を擁護するわけではないが、年々トリックの難易度、飛距離などが増し続けている状況で、より人間離れしたトリックに挑戦しなければならない恐怖といったら常人では計り知れないほどのもの。
その恐怖やプレッシャーを克服するために使用したと言われれば、真っ向から”否定”できない気持ちもある。

かの有名な芸術家や表現者たちは、常人では到底創りだせないものを創出するために、大麻やドラッグの恩恵を受けていたこともまた事実なのだ。
中毒性に関しても、日本で合法とされているタバコよりも弱く、覚せい剤やMDMAなどのケミカル系の薬物とは異なり、あくまで植物であるため人体への害も少ないと言われている。
そのため、国内において《大麻は合法化するべき》という声も数多く上がっている。

良い面・悪い面があるからこそ、白黒はっきりさせることが難しい問題だが、スノーボードの業界をよりメジャーなものにしていく為に“業界イメージ”は重要な要素であることは間違いない。
また、スノーボードだけではなく、これからオリンピックの正式種目として採用されるかもしれないサーフィンやスケートボードも、横乗りスポーツとしてイメージ戦略が必要不可欠になる。

日本国内では非合法であることを踏まえ、大麻の良い面もフォーカスされ始めている今だからこそ、
業界に関わる一人一人が当事者意識を持ち、真剣に考えていかなければならない問題ではないだろうか。

R/ForA magazine公式twitterでのアンケート

今回の大麻騒動を受けて、twitter上でアンケートを行った結果が上記だ。
個人の問題だが45%を占めた。
確かに今回のケースでは、連盟側の教育不足も要因の一つと指摘されているが、これが成人した大人だった場合ではその言い逃れが一切できない。
全て個人が責任を取る形となり、名前も公表されていたことだろう。
やるもやらないのも個人の問題であることは間違いのない解釈だ。

一方で、1人1人がこの問題に対して考えるべきが30%を占め、2番目に支持を集めた。
大麻は良いものだと思うのなら、日本国内で合法化されるように動けばいい。
非合法ならば、そこは規律を守っていきたい。

『ああ、あの危ない業界でしょ?』という認識の大人が、進んで子供を関わらせようとするだろうか?
あくまで私たちは日本人なのだ、日本の法律で人権や生活を守られているのだから、法律に従うことは至極自然なこと。
自分の子供に捕まって欲しいと思う親はいないはずだ。

今まで何度も強調してきたことだが、ボトムアップ無しに(初心者が増えること無しに)業界は潤わないし、スノーボードだけをやっていれば十分に食べて行け、更にはみんなが憧れるような贅沢な生活を送るプロボーダーは決して現れない。

そんなの日本じゃ無理だろ。

と決めつけるのではなく1人1人が考え動き、業界を盛り上げていきたい。

 

この記事の著者

R/ForA magazine

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