日本が誇るスノーボードブランド”YONEX”を深く掘り下げる

YONEX

ゴルフやテニス・バドミントンで有名なYONEXが、ハイテクノロジーを搭載したスノーボードブランドであることは、今や日本だけでなく世界中で認知されつつあります。
近年のチームライダーによるオリンピックや大きな国際大会での活躍はもちろん、他に類のない”カーボンボード”の評判が、登場以来瞬く間にシーンを席巻しているのです。
そんなYONEXのスノーボードって一体どんなものなのか、どんな最新モデルがラインアップするのかを今回は見ていきましょう。

目次

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1_YONEX SNOWBOARDSの歴史
2_オールカーボンボードって?
3_YONEXのチームライダー
4_15-16注目のフリースタイルモデル

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1_YONEX SNOWBOARDSの歴史

YONEX テニス

credit :Leonard Zhukovsky / Shutterstock.com

「世界初。全身カーボン。」のキャッチコピーを掲げ、YONEXは1995年にスノーボード業界へ参入ました。(当初のブランドネームは”GATTA(ガッタ)”)。
1946年創業、1957年よりバドミントンラケットの製造を開始し、1963年にはバドミントンラケットの生産・販売で日本一を達成、その後テニス業界ゴルフ業界へと進出し、アルミ製のラケットやクラブでつねに業界のトップを走り続けてきたYONEX。
そんなYONEXから20年前にオールカーボン製のスノーボードが発表されたのは、ウッドコアが主流のスノーボードにおいてかなり衝撃的で革命的なことでした。

カーボン技術をスノーボードへ

これまで他のスポーツで培ってきた高いカーボン技術はありましたが、ラケットとは質も形も使い方もまったく異なるスノーボードでは、反発とねじれ、耐久性、そして操作性が求められます。
さらにそれをいかに軽量化するかということはYONEXにとって大きな挑戦であり、新たな開発が要されました。
まったく新しいジャンルであるスノーボードの開発は簡単なことではありませんが、プロダクトチームと技術者、ライダーたちが一丸となって開発に取り組んだことで、アラミドハニカムコアやカーボンチューブの開発、ナノ技術の応用などの新技術が次々と誕生し、業界で一目を置かれるほどのスノーボードを作り上げることに成功したのです。

真似することのできない技術に

オリジナル技術を搭載したYONEXのボードは他のどのブランドも真似のできない軽さとテクノロジーを誇り、世界を舞台に活躍するトップライダーからも絶対の信頼を得ています。
その背景にある、ユーザー目線にたったモノ作りの姿勢も見逃せません。
YONEXでは、参入当初より業界でいち早くユーザー試乗会を取り入れ、数十万人にも上る試乗実績から得たフィードバックをダイレクトに開発へと反映させてきたのです。
そんなベースにあるモノ作りのスピリットで、YONEXはスノーボード、バインディング、ブーツやその他アクセサリー類などをプロデュースし、今なお進化を続けています!

オールカーボンボードとは

カーボンの粉末
スノーボードは基本的にすべて木材をコア材として用いますが、YONEXのボードが根本的に多ブランドと異なるのは、コアにまったく木材を使わない点です。
YONEXが木材の代わりに採用するカーボン=炭素繊維とは、優れた軽量性と剛性を持ち、スノーボードに欠かせない反発力を併せ持つため、多くのブランドで芯材の補強材として用いられていることは有名です。
しかし、カーボンをそのまま板にしたのでは、ただの硬い固まりにすぎませんよね?

カーボン ボード
YONEXのスノーボードに使用されているのは、カーボン繊維を編み込んだシート状のもので、それを幾層にも重ねることでボードを成型しているのです。
このシートをまっすぐに組むのか、斜めに配置するかでボードの性質は変化し、ほんの1°異なるだけでそのフレックスやトーションは別物になります。

YONEXでは、ラインナップする各モデルや部位に合わせて、カーボンシートを組む角度や配置をベストバランスに調整しているのです。
シート結合の際には極力接着剤を使用せず、加熱・加圧して成型することで高い結合力と軽量化を実現しています。これが”オールカーボン”を誇るYONEXの独自技術です。

さらに、カーボンシートを成型する樹脂にナノサイエンス素材(ナノは1メートルの10億分の1を示し、原子・分子から作られる素材)を配合することで結合力、剛性や反発力も高めてカーボン層を薄くすることを可能とし、さらなる驚きの軽さを提供します。
YONEXのボードが軽量でありながら反発力・耐久性に長けているヒミツはこの最新のカーボン技術にあり、カーボンの性質を100%引き出すために必要とされる完璧な設計から製造までの過程は、他のどのブランドにもマネできない技術です。
モノ作りに熱い情熱と誇りを持った熟練技術者が、国内自社工場で徹底した製造と品質管理を行っているからこそ、YONEXのハイクオリティなカーボンボードは生み出されているのです。

3_YONEXのチームライダー

’14ソチオリンピックでは、YONEXのボードで滑走する選手を何人も目にしたことでしょう。
随一のテクノロジーを誇るYONEXのボードに乗って活躍するグローバルなライダーたちをここでチェックしましょう。
また、彼らのパイプやパークライディングが見られるチームムービーも必見です。

Ryo Aono(青野令)

日本が誇る、四国出身のコンペティターで、’10バンクーバー、’14ソチオリンピックに男子ハーフパイプ日本代表として出場しています。
ハーフパイプで高さのあるエアとフラットスピンを武器に世界の強豪と渡り合い、FIS主催のワールドカップでは10勝を挙げ、2009年にはスノーボード世界選手権で日本人初のチャンピオンに輝いた実力者です。

Ayumu Nedefuji(子出藤歩夢)

’14ソチオリンピック男子ハーフパイプ代表にも選出されたアップカマー。
高さのあるファーストヒットのBSアーリーウープや180cmの長身から繰り出されるダイナミックなダブルコークで世界と戦い、北海道出身らしいオールラウンドなライディングスキルとスタイルもバッチリ併せ持ちます。
過去にはトヨタビッグエア本戦出場やAIR MIX2位入賞と、ハーフパイプ以外でも才能を見せています。

Tim-Kevin Ravanjak(ティム・ケビン・ラバニャック)

17歳で出場した’14ソチオリンピック男子ハーフパイプでは8位に入賞し、ジュニア世界選手権で2度表彰台のトップに上がった注目のスロベニア出身の競技者。
ハーフパイプだけでなく、ビッグエアやスロープスタイルでも世界を舞台に戦える実力を持ち、今後のオールジャンルでの活躍が楽しみなライダーです。

Antoine Truchon(アントワンヌ・トゥルション)

2013年トヨタビッグエアの覇者であり、同年のTTRではビッグエアのランキング5位に輝いた、勢いあるカナダ人ライダー。
トヨタビッグエアではノーグローブでスイッチBSダブルコークを連発したことで一躍脚光を浴びました。
パークライディングを得意とし、北米、ヨーロッパ、オセアニア、日本と世界中の雪山を滑り込んで技に磨きをかけています。

Maz Everhards(マックス・エバーハート)

2014年ワールドスノーボードツアーの5スターイベント「THE SHRED SHOW」のビッグエアで優勝し、オーストラリアで開催されるスロープスタイルコンテスト「THE MILE HIGH」で2位入賞を果たすなど、世界の舞台で頭角を顕してきた注目の若手カナディアン。
パークライディングでワールドレベルの実績を残すことを目指し、コンペティションにフォーカスしています。

Queralt Castellet(ケラルト・カステリュト)

ケラルトは’06トリノ、’10バンクーバー、’14ソチオと、3大会連続でオリンピックの女子ハーフパイプ・スペイン代表に選ばれ、女子ライダーの中で飛び抜けた高さのあるエアを持つトップライダーです。
X GAMESなどの招待制イベントにも多数出場し、2014年のUS OPENでは2位入賞を果たしています。

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4_15-16注目のフリースタイルモデル

毎年進化を遂げるYONEXの最新ボードラインナップから、人気モデルを紹介します。ビギナーからエキスパートまでが満足する品揃えとクオリティーで、あなたにピッタリな一本が見つかるはずです!

WALL

wall-1

YONEX不動のフラッグシップモデルで、、業界最軽量クラスの軽さと圧倒的な反発力を持ち、カーボンボードの最先端を走り続けるプレミアムボードです。カーボンとナノサイエンスを融合させたハニカム+カーボンウォール構造は、しなやかさと高反発という相反する性質を同時にを実現しました。
サイズバリエーション: 154・157
(¥120,000)

REV

rev

青野令、子出藤歩夢が愛用するモデル。通常のキャンバーよりたわみを30%アップさせた形状でスナップ力が大きくなっています。しっかりしたフレックスを持ち、ハーフパイプやビッグキッカー、テクニカルな滑りを求めるライダーに最適です。今季よりさらにスウィングウェイトが軽くなり、優れた操作性とスピンでの安定性を発揮します。
サイズバリエーション:150・153・156・159
(¥95,000)

SMOOTH

smooth

YONEXを代表するオールラウンドモデル。強度と柔軟性が向上した新構造のSTOMP-TECH2.0を採用しさらに進化を遂げました。しっかりと踏み込むことで高さのあるエアや切れたカービングを可能とするノーマルキャンバー形状を採用し、抜群の操作性で高回転&高難度トリックに挑戦したいライダーにおすすめです。
サイズバリエーション:142・146・150・154・158
(¥85,000)

NEXTAGE

nextage

REVやSMOOTHに比べてフレックス・トーションともに柔らかめに設定されたNEXTAGEは、ジブやグラトリでも扱いやすく、初めてYONEXに乗るユーザーにもおすすめの一本です。カービングやスピンなど、カーボンならではの乗り味をオールラウンドに味わえるキャンバーモデルとなっています。
サイズバリエーション: 143・147・150・153・156
(¥76,000)

4XP

4xp

オールラウンドシリーズのなかでもっともソフトな仕上がりで、初心者やガールズライダーにも扱いやすく、ジブやグラトリでスタイルを出したい人にぴったりなモデルです。カーボンならではの軽さと反発力を持ち、初中級者の上達をスピードアップさせてくれることでしょう。
サイズバリエーション:142・146・150・154・158
(¥66,000)

PARKAHOLIC

parkaholic

その名の通り、パークライディングを追求したい人のための一本。適度な反発力とレールやボックスで要されるルーズな操作性、そして衝撃をしっかり吸収する耐久性を持ち、キッカーからプレスまで幅広く対応します。センターはキャンバー、チップ部分はフラットのハイブリッド形状で、エッジの引っ掛かりも軽減しています。
サイズバリエーション:148・151・154
(¥76,00)

MOUSTACMASTER

moustache

ミドルフレックスのダブルキャンバーモデルで、自由自在にパークやグラトリ、パウダーまでを楽しめます。センター部分はロッカー、足元に2つのキャンバーを配置し、踏み込む位置を変えることで実現する多彩な乗り味が魅力です。新たに登場した149はワイドなウエスト幅を持ち、グラトリ好きにはたまらないスペック!
サイズバリエーション:149・152・155
(¥66,000)

LUVARTH

luvarth

JAPANチームライダー見野雄介が使用する、新コンセプトのショートマウンテンツインボード。太めのウエスト幅でパウダーで浮きやすく、ツインシェイプでスイッチやエアでも高いパフォーマンス性を発揮します。しなやかさと高い強度を併せ持つ金属素材GUMETALを使用し、優れたコントロール性と高速滑走時の安定性を実現。
サイズバリエーション:151・155
(¥85,000)

アウトロ

それまで他に誰も思いつかなかった、ウッド以外でのスノーボード作りに挑戦し、見事トップブランドへと成り上がったYONEX。
ボードだけでなく、かつてSHIMANOがリリースしていたデモライダーやパウダージャンキーの玄人に愛されるステップインバインディングやブーツ”TRIPPER”のDNAも受け継ぎ、さらにはウエアやアクセサリー類も取り揃えるトータルブランドとして、シーンに新しい風を吹き入れ続けています。
絶対的な技術力で一流アスリートを支える日本が誇るトップブランドYONEXのプロダクトが、アナタを新たなスノーボードの境地へと導いてくれるかもしれませんよ!

参考サイト
www.yonex.co.jp

この記事の著者

Makiko Kishino

Makiko Kishinoライター・エディター

白馬でスノーボードショップを営む、元スノーボード誌編集者のフリーライター。
田舎ライフをマイペースに満喫しながら、とことん遊びを追求しています。

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